人を傷つける事が多く〜というのも
いずれ我が身に降かかることは
100も承知で挑むわけだが
なにもカラクリはなく
そこにあるのはただの『素』
人はいくつもの面を被って生きている
嘘に嘘を塗り重ね
どこが真実の自分なのかなんて
考えるまでもないほどに
どす黒くうそで塗りつぶし生きていく
わしに触れると
その
黒々とした嘘の塗り重ねを
古いトタン屋根のペンキを洗い流してしまう溶剤かなにかのように
サラサラと綺麗に流し落としてしまうらしい
ドロドロとした嘘が次第にサラサラと流れ
残るものは真実の嘘のないその人自身
これを
ある一定数の人々は
『浄化』
というらしいがわしにはそんな呼び方どうでも良い
嘘の付き方を知らない人間がいる
ご存知かな?
そう
このわしである
わしは嘘の付き方を知らない
だから嘘をつかれても知ることができない
嘘を知らないからこそ
嘘をつかれると真実へ変えてしまう
そんな力があるのだと思う
しかし時にそれは人を大分に傷つけてしまう
そこを超えるためには必要な工程なのだが
大抵の人は傷ついてしまったことで
わしの前から去って行くのだ
さ、振り出しに戻る
もう一度出直していらっしゃい
ほとんど戻っては来ないがそれでいい
わしと接することで修行のような工程に組み込まれることになるだけで
特に何が起こるでもなく
とにかく嘘という嘘で塗り固められた
その人自身の全ての嘘が消えてなくなるまで
苦しみ続けることになる
ほら、
業のようなものだろう?
わしがすることは
ただ言葉をかわすだけ
わしはただ見ているだけ
わしの言いたいことを言うだけ
浮かぶがままの言葉で何かを伝える
まれにススっと伝わる人もいるが
大抵は理解できる前にわし傍から離れてしまっている
『去る者は追わず』これが肝心
おーい!
生きとるかーい?
おーい!
わしの好きな人生きとるかーい?
無事なんかーい?
返事くれー!
どうぞ。
お納めください
これもひとつの浄化装置です
よろしゅうに🙏
な
おもろいやろ?