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バスタオル持ってキングダム大将軍の帰還観に行った②

今回はネタバレ有で、
個人的な感想を書いてきたいと思います。

スペシャルインタビュー↓

メイキング↓



ネタバレ有感想

①血の通った人間と現実世界の織りなす実写の素晴らしさ


今回の映画は「王騎将軍」のエピソードがメインではありますが、
私の中でも飛信隊の主要メンバーで信の友人でもある尾到(三浦貴大)の死が今でも印象的です。


もうなんか、
ストーリーわかっているのに、
森で二人が横になり始めた辺からもう爆泣きしてた。笑

尾到が死の間際だと悟られないように信に語りかける夜。

森の中の光の差し込み方や微細な音の表現。

信の友人である尾到としての思いやりと、
戦士としての強い意志を両方感じさせる、
三浦さんの静かながら情熱的な演技。

その重なりがあまりにも美しくて

「これが血の通った人間と現実世界の織りなす実写の素晴らしさか…」
と溜息が出るほど素敵で。

そして遺体に語り掛ける兄・尾平(岡山天音)が本当に正に尾平で、
普段の弱腰で頼りない印象の戦士の尾平、
弟を心の底から誇りに思う優しく強い兄、
岡山さんがそのコントラストを完璧に表現されていた。

大体は「原作はさ~」「原作よりもさ~」と言われがちですが、
今回のこのシーンを序盤から見て、
「実写だからこそ、
更にこのシーンの好きになれた。
実写だからこそ、
更にこのシーンに感動できた。」

と感じさせてくれました。

↓岡山さん方ご兄弟も出ている飛信隊密着ドキュメンタリー



②血が沸き立つ決戦

変わってシーンは「馬陽の戦い」の終盤戦へ。

王騎様と因縁の趙国の総大将・龐煖巨大な鉾を交わす一騎打ちは、
共に長身の大沢さんと吉川さんの体躯とリーチの長い大ぶりの武器がぶつかり合う、
正に血沸き肉躍るド迫力のシーン。
これも正に実写の醍醐味。

王騎様が力強く言葉を発しその矛を振るう度、
空気が震え大地が揺れ魂が呼応する。

目の前で繰り広げられているかのような没入感と生々しさが、
そこには確実にありました。

王騎様の言葉は静かで重みがありましたが、
今作では正に炎が燃え滾るような熱さを感じました。

吉川さんのあの全身から放たれる人間離れしたオーラと、
強靭でいて深い孤独を感じる眼差しも正に圧倒的にでしたね。

↓大沢さんインタビュー



③摎という存在

そして戦いが進むほどに呼び起されていく、
摎様の記憶。

私…王騎様×摎様が超推しカプでして…!!

…一旦落ち着きます。笑

まずキングダムは相変わらずというか流石というか、
キャスティングが想像を超えてくるんですよね。

勿論いい意味でです。
(それは前回でも書きました↓)

新木優子さんの演じる摎様は、
僅か数年で六大将軍になるほどの戦の天才。

そして隠されてきたことですが先々代の王・昭王の娘であり、
「王騎の妻になるはずだった女性」というキーパーソン。

今回のエピソードで王騎様を語るに欠かせないどころか、
彼にとって「彼のすべて」と言ってもいい程の存在です。

新木優子さんが演じる摎様は、
その透明感溢れる美しさからだけでは想像できない程
正に「可憐にして苛烈」という言葉を体現するような演じ方でした。

正直「原作と解釈一致」どころか、
「これが摎様だわ…」と納得させられてしまう。

例の王騎様がお手当するシーンは、
リアル推しカプの尊さに
「あ、もう死んでもイイ」
とオタクを成仏させる勢いで最高でした…笑

本当に漫画がそのまま原作になったどころか、
王騎様に子ども扱いされたくないという女性らしい心情、
目標を達成しようとするあまりにも直向きで力強い情熱、
新木優子さんの演じ方は素晴らしく表現されていました。

そして摎様を見つめ接する王騎様のあの愛情の深さときたら…
殺す気か…←



③脱水症状になった別れのシーン


わかってたんですよ。

漫画でもアニメでも見届けましたので。
王騎様が死んでしまうのはわかってたんですよ。

それでも泣いた。
寧ろ死ぬ前からむせび泣いてた。笑

信と王騎様が馬で最後駆けるシーンの臨場感と言ったら…。
大勢が熱い戦いを繰り広げる戦場でも時が止まった様な二人の空間。

信にとっては
将軍の景色を見てこれからの大将軍への道のりを駆けている様で、
王騎様にとっては
若い芽に全てを託しこの激動の戦いの終わりに向けて駆けている様で…。 

最期のシーンのあの静けさの中、
王騎将軍から紡がれるひとつひとつの言葉。
そのひとつひとつから感じる思いやりと情熱。

最期まで強く燃え滾り続けた王騎将軍という存在はあまりにも美しかった。

でも本当にここは原作ファンにとって、
非常に思い出深く特別なエピソードなので
原作に沿うだではなくあくまで実写として省くところは省き、
実写で表現できる力の持てる全てで表現して下さったのがまた良かった。

例えば最後摎様が王騎様を迎えに来るシーン。
これは今作では省かれていました。
でもそれでよかったと思います。
これはあくまで王騎様の魂と摎様の魂の会話ですから。

でも、
最後の言葉をかけられ溢れ出しそうなものを堪える騰の拳たるや…
あそこは絶対省いて欲しくなったので最高だった。

要さんの演技も本当に素晴らしかったですね。
騰の謎めいた雰囲気と秘められた強さを完璧に表現されていました。



④大将軍の帰還、の意とは

そのタイトルの意味を最後の最後に理解させられて、
胸が激しく熱くなりました。

彼の帰還。

その身体にもう魂は宿らずとも、
最期の彼の戦いを目の当たりにした者達に確実にその火は受け継がれた。

オリジナルはあまり好きではないのですが、
これは正にキングダム劇場版シリーズを締めくくる意味でも素晴らしいシーンだったと納得しました。


王騎×摎に沼ったらananを買え


私は買いましたよ、anan。

王騎×摎に沼った方は
考えるな!!!!!!
買え!!!!!!!!
死ぬぞ!!!!!!!←

編集の方々が、
大沢さんと新木さんがおふたりの役にかける愛情の全てを表現してくれた、
素晴らしいページでしたので是非…。


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