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海外移住

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2024年10月の記事一覧

散步香港134 < 中環 / Jamia Mosque 些利街清真寺 >

散步香港134 < 中環 / Jamia Mosque 些利街清真寺 >

例のエスカレーターのある些利街。ここにひっそりとモスクがある。普段もお祈りしに行く信徒の方たちが入っていくのは見ているのだけれど、私はムスリムではないのでちょっと入りづらくて遠慮していた。

ところがこの10月11月開催中の Heritage Fiesta 古蹟周遊樂暨巡迴展覽(*)のコンテンツの一つに入っているので大手を振って入れるとあって行ってみた。

ピンクにゴールドの門が可愛い。

奥に緑

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散步香港133 < 中環 / Aberdeen Street 鴨巴甸街 >

散步香港133 < 中環 / Aberdeen Street 鴨巴甸街 >

鴨巴甸街に新しい wall painting が出現していた。壁面積としては中規模だと思うけれど、画の緻密さと面白さに惹かれる。ちょっとバンクシーっぽい画風で私は好きだな。

右半分から。

そして左半分。

誰かポーズ取ってるけど、香港ではちょっとありがちかも。

そして水上飄!

散步香港132 < 中環 / 唐樓體驗館@Staunton Street 士丹頓街 Wa In Fong West 華賢坊西 >

散步香港132 < 中環 / 唐樓體驗館@Staunton Street 士丹頓街 Wa In Fong West 華賢坊西 >

私はもちろん唐樓(=中式の古い住宅ビルとでも言っておきましょうか。大体において電梯無し。)に住んでいるのだけれど、とてもモダンに内装されてしまっている。ここはビル自体はリノベーションしたけれど展示單位には昔ながらのものを展示してあるというので行ってみた。

要予約、みたいなことを見かけたのでダメ元で行ってみたら、今月来月の導賞團は要予約(しかし既に全部売り切れ)、自分で参観するのは開放時間内なら予

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散步香港131 < 大坑 / Dragon Road 皇龍道 Tin Hau Temple Road 天后廟道 >

散步香港131 < 大坑 / Dragon Road 皇龍道 Tin Hau Temple Road 天后廟道 >

禮賢里から出ている階段を上ってきたら皇龍道のどん詰まりに出た。天后廟道に向かって下りていると Hong Kong Red Swastika Society Free Clinic 香港紅卍字會診所という建物があった。

これまた古くて素敵な建物、と思って写真を撮るうちに

「嘩!」と言いながら口を開けている顔に見えてきた。

なんだかちょっと悲し気な「嘩!」の顔に見えませんか?

最初は紅十字(い

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散步香港130 < 大坑 / Lin Fa Kung 蓮花宮 >

散步香港130 < 大坑 / Lin Fa Kung 蓮花宮 >

以前の大坑の記事でも少しだけ出したけれど、今回は裏手にある蓮花宮公園も少し紹介する。

六角形の本堂が可愛い。

昔々、この近所に住んでいた。生まれたての子供を連れての始めてのお散歩はここに来た。その頃は六角堂の足元の今は草木が生えている部分が池になっていてカメや鯉がいた。ここに来るたびに良い思い出と苦い思い出の両方が蘇る。嫁姑バトルやってたんだよね。本当に苦しかったあの時。

このまま香港でバト

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散步香港129 < 大坑 / Tai Hang Fire Dragon Heritage Centre 大坑火龍文化館 >

散步香港129 < 大坑 / Tai Hang Fire Dragon Heritage Centre 大坑火龍文化館 >

以前の大坑の記事でチラッと載せた大坑火龍文化館にゆっくり寄れたのでリポートをば。

住所は大坑書館街12號、館の入り口はこの外側じゃなくて裏手の路地にあるのでちょっとグルグル回っちゃうかも。

三級歷史建築なので窗花(窓枠)とか門扉とかが可愛い。

入り口でお出迎えしてくれる阿[火龍](火編に龍の字が網上廣東話輸入法で出ない)。線香がいっぱい刺さっているという作りなのだけれど、卡通なバランスがとて

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電影鑑賞記『只是影畫 Still Life』(2024)

電影鑑賞記『只是影畫 Still Life』(2024)

これは完全に間違えて観に行ったもの。以前、ゴミ収集者のドキュメンタリー作品があって、それだと思って観に行ったのよね。完全に間違えてた。

ドキュメンタリー作品はあまり人気が無いので、これも映後分享があるというのに30人ほどの入り。しかし劇場に入った時に私に手を振る人がいた。ど真ん中に座っている Gary だった。この作品でバッタリ会うとは意外。同じ列だったけれど私は端から3席目。私と Gary の

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電影鑑賞記『人海同游 Borrowed Time』(2024)

電影鑑賞記『人海同游 Borrowed Time』(2024)

トレイラーが素敵だったので、いつものごとく何の前情報も入れずに観てきた。

このところ少なくなった、細部を何から何まで繋げてしまわない運び方のストーリー。フィルムで撮っていた頃は、その場ですぐ Play back して確認できないし、negative film を現像してから見直すということや予算もあって、ある程度の細部は切り捨てて(も致し方なしとして)いたような気がするので、ストーリーを細部まで

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電影鑑賞記『破浪男女 The Chronicles of Libidoists』(2024)

電影鑑賞記『破浪男女 The Chronicles of Libidoists』(2024)

Wu Kang Ren 吳慷仁ファンとしては観に行かずにはおれない。なんだか世間では騒がしいし、このビジュアルはとても魅力的だ。

吳慷仁は Jessey Tsang 曾翠珊の『非分熟女』で知った。阿Saの体当たり演技なんかより吳慷仁の芝居の良さで成り立つ映画だった。ここからファンになった。

『富都青年』『但願人長久』で縁起が多くの人に認められて本当に嬉しかった。様々なインタビューなどで人品も良

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電影鑑賞記『千禧曼波 Millenium Mambo』(2001)

電影鑑賞記『千禧曼波 Millenium Mambo』(2001)

Hou Hsiao-Hsien 侯孝賢作品なので観に行ってみた。

私は『A City of Sadness 悲情城市』で侯孝賢に嵌った。もちろん全作観たわけではないけれど、とにかく大好き。

いつものごとく何の前情報も入れずに観に行った。

オープニングでやられた。『夢中人』のような音楽、このカラー、長回し。2001年になっても侯孝賢はやはり侯孝賢のままだった。台灣新電影風潮はまだそのうねりを止

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電影鑑賞記『我談的那場戀愛 Love Lies』(2024)

電影鑑賞記『我談的那場戀愛 Love Lies』(2024)

10月1日半額デイ「一人電影馬拉松」2本目はこれ。元も子もないほど簡単に言ってしまうと「結婚詐欺」の話。

実は全く以って期待していなかった。1本目の『武替道』と3本目の『千禧曼波』の間に何か入れたかったので、仕方ないこれでも観とくかぁ程度の気持ちだった。Sandra Ng 吳君如の芝居はいつもお約束通りのものだし、MC  張天賦も微妙な芝居はできないので、全く期待していなかっただけに予想外に面白

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電影鑑賞記『武替道 Stuntman』(2024)

電影鑑賞記『武替道 Stuntman』(2024)

以前の記事:香港電影鑑賞記:『九龍城寨之圍城 Twilight of the Warriors: Walled In』(2024)に引き続き、また別の素晴らしいアクション映画が公開された。

『九龍城寨之圍城』は完全なる娯楽作品だけれど、この『武替道』は私にとってはセミ・ドキュメンタリー。おかげで泣きまくった。(泣かせどころわかっている2回目鑑賞時もボロボロに泣いた。)

10月1日の半額デイ、し

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