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#映画感想文

電影鑑賞記『送院途中 Vital Sign』

電影鑑賞記『送院途中 Vital Sign』

実はこの作品は観ていない。ちょうど私が香港に戻る直前の香港國際電影節で上映されたのだけれど、私が本格的に戻ってきてからは劇場での上映はしていない。なのにこの作品の導演の劇組に参加することになろうとは想像だにしていなかった。

作品としては全体的に薄い。薄べったいというかちょっとぼんやりというか。題材としてはとても良いのだけれど、全体を通しての一番の柱をハッキリ立てきれていなかった感はある。第一の柱

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電影鑑賞記『爸爸 Papa』

電影鑑賞記『爸爸 Papa』

翁子光導演は私が観た限りの作品で言うと重い題材の作品がホンマに上手。『風再起時』はかなり不満が残った。『正義迴廊』は実はまだ観られていないのでどんなだったかわからない。

なぜまた猟奇殺人の作品を?の質問に「こういうのが上手いのはお前だからやってくれと言われた」と答えた導演。私も「だってそうだもんね」と制作者に心から同意。

劉青雲の芝居については何も言わなくても良いでしょう。この役はラウチンしか

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電影鑑賞記『破・地獄 The Last Dance』

電影鑑賞記『破・地獄 The Last Dance』

鑑賞記の前に、去る10月19日海洋中心にて行われたプレ・イベントの様子から。本来11月14日公開予定だったが11月9日に前倒しになったという発表がここでなされたので、バナーにはすでにそれ用の口號「11月9日 那日 見」が出ている。とりあえず写真だけ置いておく。みんな楽しそうで和む写真よ。電影鑑賞記はその下に。

東京国際映画祭で配布用に作った英皇集團オフィシャルのチラシ。東京で陳茂賢導演、子華神、

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電影鑑賞記『狗陣 BLACK DOG』彭于晏映後線上分享會

電影鑑賞記『狗陣 BLACK DOG』彭于晏映後線上分享會

Eddie Peng 彭于晏はもともと好きな俳優で、ポスターや宣伝用スティルを見て気になっていた作品。オンラインとはいえ Eddie による映後分享會(つまりQ&A)があるというので観てみた。

いつも通り、何の前情報も入れずに鑑賞。Eddie と犬に何が起こるのだ?Eddie の役名が二郎というのは日本人には覚えやすくてとっつきやすすぎるぞ。しかし二郎の本名は郎永暉という設定なのにニックネームが

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香港電影鑑賞記:『九龍城寨之圍城 Twilight of the Warriors: Walled In』(2024)

香港電影鑑賞記:『九龍城寨之圍城 Twilight of the Warriors: Walled In』(2024)

基本的に動作片は絶対に観る。しかもこれは Soi Cheng 鄭保瑞執導、谷垣健治武術指導、John Ching 莊澄/Wilson Yip 葉偉信監製ときたら観ないわけがない。

当然ながら実にクオリティの高いアクションを観せてくれている。さすが谷垣さん。なんだけれど私、アクションの現場に入り過ぎているせいか、いちいち「あ、このアクション、ここで切ってCG入れてるのかな」「あ、この武師、誰それか

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香港電影鑑賞記『從今以後 All Shall Be Well』(2024)

香港電影鑑賞記『從今以後 All Shall Be Well』(2024)

Producer は友人だし、評判もかなり良いから観る気満々だったけれど、優先場は時間が合わなかったので、平日早場で。

作品自体は素晴らしいけれど日本では公開されないだろうと思うので、Hong Kong Movie 6 に掲載されている作品紹介を転載。日本語訳はかいつまんで。

Angie (區嘉雯 飾) 與 Pat (李琳琳 飾) 是相守逾40年的女同志。 Pat 主外,30年前購入一單位與

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香港電影鑑賞記:武影江湖『武館 Martial Club』(1981)

香港電影鑑賞記:武影江湖『武館 Martial Club』(1981)

時間が無くて Teach-in を聴けなかった。幸か不幸か講者の麥德羅が体調不良で参加できなくなり、出演者による現場の話が聴けないなら私にとっては魅力半減なので後ろ髪引かれることもなく退場。

とはいえ、一応感想など。

実は私、麥德羅がここまで功夫出来るとは知らなかった。劉家班出身とは知ってはいたけれど、私生活での伴侶である Apple姐との泥沼離離合合騒動を知っているし、マツケン紛いの歌って踊

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香港電影鑑賞記:武影江湖『洪拳與詠春 Shaolin Martial Arts』Teach-in 講者:劉家榮、彭志銘

香港電影鑑賞記:武影江湖『洪拳與詠春 Shaolin Martial Arts』Teach-in 講者:劉家榮、彭志銘

こちらの作品、モデレーターは Jimmy Pang 彭志銘、文化評論家として著作多数、香港電影人としてプロデューサーや副導の経験もあり、そして劉家良師傅に師事した劉家班の一員。劉家榮師傅は劉家良師傅の弟で、導演、演員。

劉家榮師傅は着席前にまず立ったまま皆さんにご挨拶。本当に謙虚な方。

彭志銘は劉家良師傅の徒弟なので劉家榮師傅を師叔と呼んでいるのだそうだ。

劉家榮師傅は冒頭から何度も何度も「

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香港電影鑑賞記:武影江湖『猛龍過江 The Way of The Dragon』(1972) Teach-in 講者:張同祖、張偉雄

香港電影鑑賞記:武影江湖『猛龍過江 The Way of The Dragon』(1972) Teach-in 講者:張同祖、張偉雄

Fists and Swords Kaleidoscope of Hong Kong Martial Arts Films 武影江湖と銘打ったシリーズ上映に『猛龍過江』があったので、李小龍會メンバーの皆さんと観に行ってきた。上映作品は1本だけなのに表紙中央にドカンと載っているのはやはりレジェンドだからだよね。

モデレーターは脚本家の張偉雄、ゲストは導演、編劇、監製、演員の張同祖。実は本作では場記

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香港電影鑑賞記:『The Butterfly Murders 蝶變』(1979)

香港電影鑑賞記:『The Butterfly Murders 蝶變』(1979)

"Kaleidoscope of Hong Kong Martial Arts Films 香港電影武林盛會武影江湖"にて。

オープニングの『Zu: Worriors From the Magic Mountain 新蜀山劍俠』も『The Valiant Ones 忠烈圖』も取れなかったので、これが一本目。チケットこそ取れたけれど、もういっぱいで一列目しか残っていなくて、スクリーンが近すぎて本当

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『飯戲攻心2 Table For 6 2』

『飯戲攻心2 Table For 6 2』

先の『飯戲攻心 Table For 6』がなかなかに面白かったので、この作品も面白くないわけがない。完全に賀歲片な陣容でどこまで笑わせてくれるのかと期待して臨んだ。

観客も賀歲片だからと安心してか「あら、そういうこと?」「これはxxxなのよ!」と喋る喋る。そしてドッカンドッカン大笑いする。いや、典型的な賀歲片じゃん。楽しいじゃん。

と思っていたら後半は泣かせる泣かせる。賀歲片なんだから最初から

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『臨時劫案 Rob N Roll』

『臨時劫案 Rob N Roll』

いやーもう、面白かった!めっちゃ面白かった!笑った!笑った!いやホンマおもろかった!

賀歲片とは聞いていたけれど、打劫の話だし、サスペンス系だろうとすっかり油断していた。

主役3人の演技だけでもう笑った笑った。林家棟はコメディもいける。笑わせるところをしっかり笑わせる安定の芝居。任賢齊は芝居がヘタウマなのだけれど、面構えと広東語の下手さで今回はかなりアドバンテージを得ている。これまでの真面目な

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『冬未來 Winter Chants』

『冬未來 Winter Chants』

『大藍湖 Big Blue Lake』(2011)の Jessey Tsang 曾翠珊監督作品。

Jessey 曾翠珊は『河上風光』(2009)、『大藍湖』(2011)、『河上變村』(2012)、そしてこの『冬未來』(2021)と劇映画、記録映画併せて4作品で自分のホームタウンである西貢蠔涌村を舞台にしている。

『河上變村』は村の変遷と共に生きてきた「人」を描き記録した、今回の『冬未來』では「

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『潛行 I DID IT MY WAY』

『潛行 I DID IT MY WAY』

いつも通りポスター以外何の前情報も無く鑑賞。

『夏日福星』(1985)で見初めて以来の劉德華粉絲ですからね、私は。

だけどちょっとキツかったな。もう少し老いた設定にしてあげた方が良かった気がする。かっこよすぎよ。

林家棟の揺れる男心、姜皓文の筋の通った大佬っぷりの芝居が良いのは言わずもがななので安心して観ていられたけれど、額外に良くて驚いたのが Terrence Lau 劉俊謙!『幻愛 Be

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