【職業はHandywoman(便利屋)です?!】マイアミではビジネスチャンスが溢れているかも、、、!の話
Hola~アスキです!
昨日は日常のちょっとしたジレンマを話しました(記事はこちら)が、今日は仕事についてというかマイアミでのビジネスチャンスについての話をしようかなぁ、と思います。
私の夫ジャンの口癖の一つに
「WOW! you can sell it !(ワオ!これ売れるよ!)」、
「OMG、it could be business !(オーマイゴッド、それビジネスに出来るかも!)」
というのがあります。
去年のQuarantine(隔離生活)が始まった当初は、仕事もないし、友達もいないし、行ける場所もないので、文字通り何しよう~?という毎日。
とりあえずスーパーには行けるし、外食が苦手な私(外食が続くとブツブツ吹き出物ができたり、便秘になったりすぐに体調に出る私)は、料理は好きだし、一緒に食べてくれる人がいるので作り甲斐もある、と毎日料理を始めました。一人暮らしをしていると料理はしても、どうしてもそこまで「頑張って料理する」というところまでいかず、簡単な料理で終わっていたので、時間もあるしこの際凝ったものを作ってみよう~などと色々チャレンジしていたのでした。私が人生で毎日こんなに長時間キッチンに立ったことは今までにないでしょう。
ある日ジャンのママのお友達がエンパナーダ(ラテンフードのパイのようなもの。)のパイ生地をレストランに卸しているのですが、レストランもしばらく休業せざるを得なくなったので、生地が余っていて困っている、とママに沢山譲ってくれました。
せっかくだから、とママが早速エンパナーダを作ってくれました。
大体は定番は牛肉を割いて煮たシチューのようなものを入れていたり、魚を入れていたり、お店で売っているものは生地を揚げてフライのエンパナーダなどだったりします。
ジャンのママは牛挽き肉で作ってくれて、とても美味しかったので教えてもらおうと、ジャンのママに作り方を教わることに。
案外簡単で、ママも上手よ~と私を褒めてくれました。
そして、その次に復習がてら一人で今度は作って2人に振舞ってみました。
牛挽き肉とこっちの人はチキンも好きなので鳥挽き肉でも作って半分ずつ焼いて味見をしてもらうとジャンが「OMG アスキ、これすごい美味しいよ!お店のより美味しい! You can sell it !(売れるよ)」というのです。
「アハハ!ありがとう~!」とその場では返した私。
その後に彼のお友達の家に招待されたときに、エンパナーダをお土産で持っていくと皆も喜んで食べてくれて「こんな綺麗なエンパナーダは見たことがない」と言ってくれました。
そこでもジャンは「これ売れるよね~!!」と皆に口コミしていて、私は「私のなんて売れないし、そもそもエンパナーダがどういうものかよく分かっていないしね~そんなテキトーに売ったら申し訳ないでしょう」と返しました。
でも美味しいと言ってくれるので、ジャンの仕事の撮影現場(彼はメディアの仕事をしているため撮影が多いのですね)にスナックにと持たせたり、色々中身も味付けを変えて、どれが美味しかったか聞いてもらったりしていました。(写真にありますが、箱の中に小さくメールアドレスを印刷した紙を同封して返信してもらったりしました)
Thanksgivingの次期がやってきて、コロナもあってせめてお家でお祝いするのを楽しもう、とスーパーなどには早い時期から沢山のお祝いメニューが並んでいました。この頃になると、私も料理の腕もだいぶ上がって色々作れるようになり、エンパナーダも慣れた手つきで作れるようになっていました。
Thanksgivingは家族団らんで食べることがメインなので、何か出来るかもしれない、とジャンに
「Thanksgiving用に料理作る、て言ったら誰か頼んでくれるかなぁ~?お花のブーケとかもお家なら良いかもね?」と提案すると、ジャンは私がやっと何かする気になったと大喜び。
「いいじゃん、作りなよ!」
「何がいいと思う??Thanksgivingはターキーだよね。ターキーは作れないから何かサイドメニューになるようなものかなぁ」と言うと
「エンパナーダでしょ~アスキは。エンパナーダ作りなよ!」とここでも推してきます。
「まだ言ってるの、それ?!あなたは私のエンパナーダ大好きだけど、前も言ったけど王道のエンパナーダをそもそも知らないし、そんな私流のエンパナーダでいいのかな~?なんか自信持てないんだけど。」と言うと
「王道じゃないからいいんだよ!他の誰も作らないエンパナーダをアスキは作っているんだから、面白い!ラテン人はああいう風に作ろうとは思わないから。」と言ってくれて
「えぇ~そうかな~?!ふーん分かった、考えてみる!」と私も乗り気になってきました。
その後ジャンのママにその話をしたところ、ジャンのママも大喜び。
「アスキ、じゃあエンパナーダを売っている人気のお店にリサーチに行きましょう!」と近所のお店に連れて行ってくれることに。
そこでビーフ、チキン、フィッシュとそれぞれ買ってママと味見。
とても美味しかったけれど確かに私のエンパナーダと全然違う。
私のはもっと全体的にヘルシーだなぁ、と思って、逆に違いを知って自信もついた私。
じゃあこれでやってみるか!と写真のような試作を作ったりしてこれが私の料理やお菓子がオポチュニティーに繋がったきっかけで、Thanksgivingからアスキの特性エンパナーダは世に羽ばたくことになったのです。
ビーガンの人たちにはカレー味を作ったり、私のオリジナルのエンパナーダを皆美味しい、と食べてくれるので最近は私も自信を持っておススメできる一品に成長できました。
その他にも日本から綺麗な千代紙を送ってもらい、暇なとき折ってジャンに見せると「OMG、アスキすごい可愛い!これ売れるよ!」と言い始めたので、
「え~折り紙なんて売るほどのものでもないからお土産で誰か好きそうな人にあげていいよ。持って行って」と沢山渡すと彼のお友達も折り紙を見てとても喜んでくれました。
それを見た他のお友達にも「アスキ、あげるなんてもったいないよ。売りなよ!」と言われたりして、
「えぇ~じゃあ売ってみる?」とか段々乗り気になる私。
持ち上げられるとすぐに乗せられちゃんですよね~!ワ タ シ!笑
あと、マイアミはハリケーンシーズンがあり、シーズンになるとものすごい暴風雨が何日も続いたりして、洪水や、道路が水浸しになったりしてしまいます。
そんなハリケーンシーズンに我が家のアパートの外の敷地内に立っている蛍光灯が風で倒れてしまうというすごい事態に。
電気がチカチカしているなか、なぜか謎の小さい虫が大量にその周りを飛んでいました。
そしてその虫が窓の小さな小さな隙間から入ってきてしまったようで、家中の電気のライトに虫がたかってきます。
基本的に家は網戸をしているので、虫が入ってくることはほぼないので、これまたジャンのママがパニックに。
ジャンも虫があまり好きでないので、二人ともギャーギャー「どこから入ってきているんだぁ~!?」と大騒ぎ。
バタバタギャーギャーする割には2人とも虫が嫌いで窓にも近寄りたくない、といった感じ。
そしてそんな2人にドん引きする私。笑笑
なんなんだよ、こんな小さな虫でギャーギャーギャーギャーと!笑
しかもジャン、男だろうが〜!うちの夫はそんなヤワちゃんだったのか!と心の中でイライラ、毒舌を吐きまくる私。(心の声だから、ね!)
どんどんと部屋のライトに向かって虫が来てしまうので、私は窓の虫を容赦なくティッシュで掴んでいきます。
「えぇ〜、アスキがそんな冷静にバシバシ虫殺せる女性だって知らなかったし!」
「私だってあなたがこんなこんな小さな虫くらいでそんなギャーギャーしちゃう人なんて知らなかったわよ!マイアミボーイなのに虫が苦手なんてどういうこと?!」
小学生の頃に林間学校でおばけ屋敷をしたき、私の背中を思い切り押して前に行くように、私の背中に隠れていた男子との思い出を思い出してしまった私。
こんな時にはメンズに頼りたいのに頼られちゃうのかよ!と呆れる私。
とにかく私も虫好きでは決してないので虫が入ってくるのは阻止したいし、もうやるしかない!と腹をくくります。
古いアパートで、窓の端の小さな隙間から入ってきてしまっているのを発見したので、じゃあこの隙間を埋めていこう、と私は瞬間的に思いつき、アルミホイルを持ってアルミホイルを折って丸めてその隙間をつぶして埋めていく作業をしました。それだけだとアルミホイルが外れてしまうかもしれないので、その上にガムテープを張って固定していきました。
その間2人はただずーっと傍観していて、終わったら
「アスキ~!OMG!虫を殺せる上にさらにそんな能力があったの?!アスキは頼もしい虫よけ駆除のマスターだね!it could be business !(ビジネスになるよ!)」とまた、ビジネスの話に!笑
これにはさすがの私も
「ちょっと、虫よけ駆除なんて私も好きでしたくてしているんじゃないんだけどぉ~!自分の家だからやるしかないからやっているけど、他人の家なんてどうでもいいわよ!笑 私はスマートで手が器用なだけ(←スマートさは常にアピールする私笑)!」と言うと
「そうだよ、アスキはスマートで器用!アスキの手はGod Hand (ゴッドハンド)!最高のHandymanならぬHandywomanじゃない!」とおだてまくるジャンとママ。
「えぇ~やめてよ~!!まぁ、でも私より器用な人はここにはそうはいないかもねぇ~フフフ。私に頼むならJapaneseクオリティだから高くつくわよ!」とまた2人の思うツボで調子に乗せられている私。
「いいじゃな~い!やろうよ、それ!儲かるね~アスキ!!」と
皆でゲラゲラ爆笑しながら窓を直して、虫よけ駆除も無事終えたのでした。
こんな話から思うのは、日本人は例えば料理や裁縫、何か作っても「すごい上手ですね~!」とは言うけれど、「それビジネスになりますよ!」「売ったほうがいいですよ!」とはなかなかそんな言わないですよね。
「そんなもの売れないよ、こんなことでお金なんか取れないよ。」なんてマインドの方が強いかもしれません。
でもマイアミで出会う人たちは全てがビジネスにつながる、そんな考えを皆持っているので、ちょっとでも何かやると「それ売った方がいいよ!」とか「これビジネスになるよね」とかすぐ商売につながる商人(アキンド)精神とHustle(ハッスル、何でもお金に換える売り込み)精神を持っているのです。
そんな何でもビジネスになってしまうアメリカ。
特にマイアミは移民が多いので、なおさらその精神は強く、誰もが常にそんなチャンスを待っているのです。
私も1年経つと、そんな精神にすっかり感化され、「じゃあ、私もやってやるかぁ~!」と言った感じになってきて今年は、メインのフラワーアレンジメント以外にも料理やお菓子、折り紙、とにかく何でも出来ることはします!という感じでSuper Handywoman目指して頑張りたいなぁ~!と思っています。
何かこういうのやったら面白いんじゃない?ウケるんじゃない?ということがあればぜひシェアしてくださいね。
そして皆さんも絶対何か得意なことはあるはず。
私ならそんなあなたに「You can sell it !」と背中をバーン、バーンっっ!と押しますよ!
何でも得意なこと、好きなこと、売りたかったら売れると思うので、私なんか、、、と思わずにチャレンジしてみてください~!
行動した者勝ち、人生は一度きりですからね!
ではではHasta Manana!
マイアミにいて、アーティストとしての夢の実現のために日々精進しているので、応援したいな、と思う方、是非応援お願いします~! 皆さんのサポート無駄にしないよう頑張ります!