新紙幣に触ってみた
先月発行された日本の新紙幣。
みなさんのお手元には届きましたでしょうか?
わたしは、たまたま1万円、5千円、千円すべての新札と巡り合うことができました。
そこで今回は、目の見えないわたしがどのようにしてお札を区別しているかについて書いてみようと思います。
ついでに、特別大サービスで、so-necoのお財布の中を大公開したいと思うのでお楽しみに♪
まず、旧札のほうから説明します。
と言っても、旧札を区別するための材料は大きさしかありませんでした。
一番大きいのが1万円、小さいのが千円、その中間が5千円。
しかし、レジの前でのんびりお札の大きさを比べている時間なんてないので、
わたしの場合は時間のある時に財布の中を以下のように整理していました。
二つに分かれた札入れの片方に一万円、もう片方に千円を入れておく。
5千円は中途半端でわかりにくいので、とりあえず手元にきたらできるだけ早く使うようにしていました。
さて、新札になってこれがどう変化したでしょうか?
正直なところ、まだそれぞれのお札に触れる機会があったというだけで、自分のお財布には招いていないため、何とも言えない状況ではあるのですが・・・
ひとまず、区別の仕方がわかったのでご説明いたします。
大きさが違うのは旧札と同様。
加えて、
お札の両端がザラザラしているのが1万円。
右上の角と、左下の角がザラザラしているのが千円。
ザラザラがどこにもないのが5千円。
こんな感じです。
みなさんはお気づきでしたか?
新札のデザインに関しては、前々からテレビなどで、
「ユニバーサルデザインに配慮している」
「目の不自由な方にもわかりやすい」
などの情報を耳にしていたので、期待はしていたのですが、
とりあえず、大きさを比較する以外にもう一つ区別するための材料が増えたというところですね。
しかし、わがままを言わせていただくと、1万円と千円のザラザラの位置がちょっと近いと言うか似た場所にあるので、間違えやすい印象があり、
とてもわかりやすい、とは言えません。
5千円はザラザラがないという決定的な特徴があるのでこれまでよりは扱いやすくなった気がします。
しかし、結局のところ、パッと触ってわかるものではないので、
やはり時間のある時にお財布の中を整理しなければならないことには変わりはないと思います。
もう、それぞれの紙の材質を全部違うものにしてくれたらいいのに、と思うのですが、
まあいろいろ大人の事情というのがあるのでしょうね。
だけど、数字の表記は大きな字になったようなので、弱視の人にとっては少し扱いやすくなったかもしれません。
ちなみに、小銭に関しても、わたしは触った特徴で区別しており、
お財布の中では
100円、500円、5円、1円を一つのポケットに入れ、残りを別のポケットに入れています。
小銭はお札よりも、それぞれ特徴がわかりやすいので、みなさんもよくよく観察してみてください。
この記事が参加している募集
いただいたサポートは視覚障害者が安全に道路をわたるための音のでる信号機の設置などを目的とした募金に使わせていただきます。