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エッセイ・内省

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2021年12月の記事一覧

ひとり

ふと振り返ると、いつの間にかいろんな人達に囲まれていることがある。 傍にいてくれたり、心地よい距離を保ってくれたり、一緒に歩いてくれたり。そんな人達に囲まれている。 私は特に人を募った自覚はないのだが、大抵は誰かしらが精神的に近くにいてくれる。 ふと顔をあげたときに、ひとりぼっちだった試しもない。必ず誰かの存在をすぐ近くに感じられている。 心のどこかで、近くに必ず誰かがいてくれる、見てくれている、支えてくれる…と信じているのかもしれない。無意識にそんな友人達の存在を支えにし

「愛してない」のひとことが刺さっていて

今の会社に長く務めているんだけど、何年か前にマルチ紛い商法が会社で流行った。周囲の同僚や後輩がとある社員によって声をかけられ、パーティーや顔合わせに連れて行かれる。 私の周りは勧誘されるのに、自分だけなぜか声をかけられなくてしょぼーん(´・ω・`)となった記憶がある。 当時は今ほど自己主張は強くなく、ガチでずっと話を聞いてるような人だったはずだった。 怖いもの見たさで行ってみたい気持ちはあったんだけどなあ。どんだけ矛盾していて、どろどろしてるんだろうって思って。 会社で流

待ち続けられる理由

誰かを待ち続けられるってすごいと思う。 私にはできない。待っているのではなくて、偶然会えたねみたいな感じになってしまう。意識的にその人が帰ってくるのを待つことはできない。 今回はムーミンの愛って深いと思うんだって話などをしたい。 冬のムーミンとスナフキン毎年冬、ムーミン達は冬眠をするからスナフキンはムーミン谷を出て旅に出る。そして、ムーミン達が目を覚ます春頃に戻ってくる。 もしかしたら、崖から落ちて命を落としているかもしれない。ムーミン谷よりも居心地がいいところを見つける

孤独と細胞壁

きっかけはこちらの記事である。 twitterのタイムラインでちょうど見かけて、一人で読もうとしたのだが、私の教養が足りず理解ができず、友人2人に手伝ってもらいながら解読をした。 その説はどうもありがとう!おかげで内省も捗ったし、素敵な本に出会うことができました! その回をきっかけに『ヘンリー・D・ソロー』という人物を知った。 有名な書籍は『森の生活』だろう。私はまだその本は読んだことないが、noteの記事をきっかけに、なぜソロー氏がそのような考え方をするようになったのか

知性と気高さと年月と

とある本を読んでいて、ふと高校時代にALTの先生が言っていたことを思い出した。 読んでいたのはこちら。ちょうどその先生を思い出すエピソードが本にあった。友達が「美湖さん自転車好きでしょ!」と貸してくれた。実際、読んでて作者の語り口調がおもしろくて読んでて楽しいのと、どこか考えさせられるところがあった。 私が通っていた高校は純粋な英語科や国際科ではなくちょっと変わった学科だった。あまり詳しく書くとバレちゃうので書けないけれど、とにかく変わった学科だった。強いて言うのであれば、

エネルギー保存の法則と想いの循環について

今日は珍しくタロットカードの話。タロットカードの【星】のカードの話。 星のカードは『希望』がキーワードだ。それらに付随するものが全て、このカードに紐付いてくる。 例えば、あなたの中にあるアイデアであったり、想いであったり、すでに心の中にある理想や夢、何かしら追いかけたいものがあるのであろう状態だ。その理想や夢を照らしてくれるのが上部にあるいくつかの星なのだろう。 逆位置であれば、その『希望』が思ったように作用しないようなイメージになる。例えば、ただ理想を追い求めているだ

勝ちも負けも変わらない

とある本を読んでいて、なぜ人は争うのかを考えた。ちなみに読んでいたのは、以前も紹介させてもらったコチラ。 周囲の人たちとの関わり方や、宇宙のことを知り始めるといろんなことがちっぽけに思えてくるという話をさせてもらった。 その中に、なぜ人は戦うのか・争うのかについて書かれている文章がある。それを私なりに噛み砕いて、咀嚼して、話していこうと思う。 このことを書こうか書かないか少しだけ迷ったけれど、ちょっと書いてみるかと思えてきた。この思考も私を形成する一部だし、きっと無駄には