一生に読める本は、そんなに多くない。
やめよう、今度こそやめよう、
と思うのに、やめられないことの一つ。
積ん読。笑
やめられない、というか、
正確には「懲りない」と言った方が
いいのかも。
リアルの書店でもネットでも、
本を買う時というのはたいてい、
「スラスラとあっという間に読了して、
得た情報・知識で
すっかりバージョンアップした自分」
のイメージだけが頭の中にある。
(そうじゃありません?笑)
これが、
そもそもの間違いなのはわかってるw
情報や知識は、得たぶん
自分がバージョンアップできる可能性は
もちろんあるけれど、
問題は、「読む時間」のほう。
ほら、仕事でもそうじゃない?
(自分へのツッコミ)
「30分で終わる」と見込んだ仕事が
「2時間以上」かかることも少なくない。
もう30年以上社会人やってるというのに、
ここの「見積もりミス」って
なかなか減らないし、
精度が上がらない、汗。
読書も、同じ。
「3時間くらい集中したら読めそう(=読むぞ)」
と思った本が
いやいや、1日かけたって、
3日かけたって、読み終わらない現実。
そもそも、「じっくり集中して読む時間」
を取りづらいライフスタイルに
なっちゃってる自分を、
案外、自分はわかってない。
おまけに、ここ数年は、
老眼に加え乱視も進行していて、
(特殊なメガネをあつらえたほど!)
長時間、小さな字を追いかけるのが
本当に辛くなってしまった自分もいて。
でも、もともと好奇心旺盛なのに加え、
仕事でも常に新たなジャンルの知識を
仕入れる必要があったりして、
「思ったほどは、実際は読めないぞ」
ということを忘れて、
つい買ってしまうのが現実。
* * *
そんな自分に、今こそ、伝えよう。笑
一生に読める本は、そんなに多くない。
心の底では
わかっていたはずではないか。
なのに、なのに、
これまで、何百冊、
読まずに「さよなら」したことか。
やれやれ。
2年前にこの家に越してきたとき
思い切って本棚を小さめにしたので、
それまでよりは収容量が減って
だいぶ買わなくはなったのだけど、
それでも、やっぱり買いすぎる。
読める量に対して、買いすぎる。
もう、こんなグルグルを繰り返して
一生終わるのはやめよう。
「買ってきたら、届いたら、
本棚に入れる前に読み始める」
それができる本だけを、買おう。
自分に誓う。56歳の夏w
* * *
今回、51冊を処分。
手放した今はもう
その半分以上、タイトルすら覚えていない。
そんなもんだ。
このご時世、
読みたい本はたいてい、
いつだって買えるし、
図書館だってあるし、
何もわざわざ、たいして広くもない
自分の家に詰め込むことはないのだ。
それに、本当に大事なことは、
ものごとの真理は、
私自身の中に、ちゃんとあるのだ。
そのことをもっと深く理解し、
信頼しようと思う。
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