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SIGMA fp × オールドレンズ!相性はいかに?

SIGMA fpが帰ってきたらやってみようと思っていたこと、それはオールドレンズとの組み合わせだ。
近所で少し試し撮りしてきたので、紹介したいと思う。

所持しているオールドレンズは2本

我が家には、以下2本のオールドレンズがある。
Super Takumar 28mm f3.5
Super Takumar 50mm f1.4

ちょっと塗装剥がれはあるが全体的に状態がいい

いずれも後期型のアトムレンズだ。
前期型と悩んだが、アトムレンズは現在では生産されていないこともあり、ロマンを感じながら後期型を選択した。

PENTAXファンとしては付属品も当時のもので揃えたく
レンズキャップ、リアキャップ、フィルター、
フード、レンズケースなどなど一通り手に入れた

fpと組み合わせてみる

事前に、アダプターを購入していたので、早速組み合わせてみる。
今回は、50mmの方を選択。
ちなみにこのレンズは、ガッツリ黄変している。
面白い画を期待して、あえて黄変レンズを手に入れたので、果たしてfpとの相性はいかに?とワクワクした気持ちだ。

Super Takumarも、SIGMA純正レンズ同様、金属製なので、装着した後のfpの見た目はバッチリだった。
室内で試し撮りしてみたが、問題なく動作もしている。

一通り確認して、外に出て、再び試し撮りで神田川をパシャリ。

桜の葉があの場所で停滞している

開放で撮ると、ふわっとしすぎていて一切のシャープさを感じないが、オールドレンズだからいいかという気持ちになる。

色々なところへカメラを向けてみる

今回は、オールドレンズを試すということを目的にしていたので、fpの設定はカラーモードをスタンダード、WBをAWBに設定。
いずれ、fpの個性のひとつであるカラーモードを設定して、オールドレンズとの相性も試してみようと思う。

道にしゃがんで撮る
通行人にめっちゃ見られたが もう慣れた
開放から一段絞るとキリッとし始める
等間隔で並ぶ葉っぱ

撮ったものは、なかなかいい味が出ていて、黄変レンズの影響か少し温かい印象を感じる写真となった。

カーブミラー撮りがち
設定は変えていないがなんかやたらエモい描写に
これがいまだに傾向を掴めていないfpマジックである

フルサイズのfpだからなのか、レンズはいつもよりキレイなボケが出ているように感じた。

前ボケと後ろボケがしっかりめに出た
少し絞るとやりすぎない程度のボケに

そして、当然ながらMFなので画面で被写体部分を拡大をしながらピントを合わせる。
このアナログな動作が、自分は好きだ。
AFももちろん便利なので普段は使っているが、MFだとより丁寧に撮っている感じがするのだ。

そう、何を隠そう自分は丁寧な暮らしに憧れている。

オールドレンズといえば逆光

オールドレンズといえば、逆光でのフレアやゴーストだろう。
今回、もちろん、撮ってみた。
それらが出るように、ウロウロしながらシャッターを切る。

今回は暖色系のフレアとゴーストが発生

あまりキレイなフレアやゴーストではないかもしれないが、個人的にはこのくらいのちょっと崩れたものがエモさを感じていいのでは?なんて思う。

斜めに出てるのもカッコいいが
フレア&ゴーストに気を取られすぎて
ピントはどこに合っているやら…嫌いではない

ただ、最近、実は逆光写真を以前より控えている。
太陽に直接向けるとセンサーが焼ける、という話を聞いて以来、少し心配になるのだ。

せっかく修理してもらった相棒が、また入院になっては困るので、逆光を撮るにしても数分単位の短時間だけと決めている。

紅葉に合う描写だ

そういえばしばらく前に、インスタかXか、とにかくSNSで、カメラがキレイなままだと写真を撮る者として三流といった趣旨の意見を見た。

しかし、自分は写真を撮るのが好きという以前にカメラが好きだ。
なので、できるだけキレイに使いたいし、そもそもどこかにぶつけるとか、落とすとか、そういうことがないようかなり気をつけている。
持ち出す時は、絶対に首にストラップをかけたままだ。

もう少し周囲が暗ければ
虹色フレアがもっとキレイに写ったかもしれない

これはレンズに関しても同様で、1本1本フィルターを取り付けている。
なぜ使い回しをしないのかというと、取り付けの際に、手が滑って落として直撃して、レンズが傷になるのが怖いからだ。

そういうわけで、我が機材たちは過保護に守られている。

fpとの相性…結論良し!

このSuper Takumar 50mm f1.4は、なかなか盛大にボケてくれるレンズだ。
そして、今回フルサイズのfpとの組み合わせは、このレンズのポテンシャルを最大限発揮させているように感じる。

頭上を撮るときはMFだと手が滑って
カメラが顔面に直撃しないかヒヤヒヤだ
枯れ葉がここを埋め尽くすのに
そう時間はかからないだろう
ボケが盛大に出るため少しミニチュアぽい?

印象としては、fp付属のSIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryは上品なボケだが、Super Takumar 50mm f 1.4は主張があるボケのように感じる。

自分としては、どちらも好きなのだが、前者はモダン&レトロ、後者はノスタルジックを表現したいときに使い分けができそうだと思った。

神田川沿いはすっかり黄色に染まった

この結果から、俄然fpのカラーモードとオールドレンズの相性が気になる。
週末は別予定があるため、試せないが、近いうちに試したい。

空に向けると黄変の影響が強めに出るようだ
いつも撮ってるこいつ
相変わらず陽気な顔をしている
やはり開放だとぼやっとした写りになってしまう
この写真は若干酔いそうだ

果たして、これからどんな写真が撮れるのか、今から楽しみだ。


📷SIGMA fp

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