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#番外編 母を成田山へ連れて行き、うなぎを食す(成田山/千葉)|写真とふたり散歩
3連休の2日目、実家に帰ると、母が保険の関係でしばらく車を運転できないらしく、どこにも出掛けていなくて暇だと言っていた。
「あんた、明日は何か予定あるの?」
「…写真撮りに行くと思う」
ということで(?)成田山へ母を連れて行くことになった。
なぜ成田山かというと、実家からのアクセスがいいという理由だ。
(自分は新宿なので2時間弱はかかる…本当は鬼怒川温泉周辺の廃墟を撮りに行きたかったが、まあいいだろう…)
本日のお供は、SIGMA fpだ。
乗り換えは錦糸町駅
総武線快速に乗り換えるため、途中錦糸町駅で乗り換えだ。
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独身で多少の贅沢が許される自分は、錦糸町から成田までグリーン車を利用することにした。
実はこのグリーン車、しばらく前までは、休日は「ホリデー料金」という、平日に比べて安くなる料金形態が適用されていた。
しかし、2024年3月よりホリデー料金は廃止、平日休日が同じ価格設定となった。
たった数百円のアップだが、なぜだかものすごく高くなったように感じる。
成田駅到着
成田駅に到着したため、母と合流する。
駅前は、かなり綺麗に整備されていて、ゴミ拾いボランティアの方々がいた。
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雰囲気が出る朱色
「成田山なんて何十年ぶりだろう」と、キョロキョロする母を誘導しながら、参道へ向かう。
歴史ある建物が多い街並み
メイン通りに向かって歩いていると、ふと覗いた裏道には歴史ある建物が並んでいた。
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ところどころ新しい建物もあるが、可能ならこの風景は残しておいてほしいと願うばかりである。
成田山表参道
そうこうしているうちに、メイン通りに着いた。
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成田山といえば、うなぎだ。
そもそも、なぜうなぎが有名なのかと疑問に思う人も多いと思うが、これは歴史的背景がある。
元々、成田は印旛沼に近く、川魚料理を食べていたようだ。
うなぎは、その中でも栄養価が高いため、旅館などが参詣客の疲れを癒すためのおもてなし料理として提供し始めたのが始まりと言われている。
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成田市の観光協会のサイトによると、江戸時代、江戸とを結ぶ成田街道や利根川などの水運業の発達とともに栄えるようになったらしい。
そのため、江戸時代からこのおもてなし文化はあったのではないかと思う。
この通りが当時の面影を残した場所で、かつての旅人たちが体を癒していたのかと思うと、なんとなく江戸時代に思いを馳せてみたりする。
うなぎを食す
これだけうなぎのことを語ってはみたものの、実は自分はうなぎはそこまで好きではない。
だが、母が「ちゃんとしたうなぎは食べたことがない」と言うので、せっかくならと有名店 川豊へ入ることにした。
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正直、うな重は浅草の老舗 前川で食べた以来で、それももう約10年ほど前だったため、味の特徴などはあまりわからなかった。
しかし、とても美味しいので、もし機会があれば食べてみても損はないと思う。
成田山に参詣
お腹も満たされたため、目的の成田山新勝寺に立ち入る。
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中程には七味屋がある
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なかなか値が張る
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ときに、成田山参拝の禁忌はご存じだろうか。
それは、成田山と東京御茶ノ水にある神田明神を同時に参拝することだ。
実は、神田明神の祭神は、日本三代怨霊とも言われる「平将門」なのだが、一方の成田山は平将門を鎮圧するために建てられたものであるらしい。
そのため、成田山と神田明神は同時に参拝しない方がいいという話があるのだ。
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この話は、伝承的というか、都市伝説的な要素が多い。
両者から公式にやってはいけないという話が出ているわけでもないし、例えば参拝するときもそんな説明をされることはない。
それに、自分は神田明神は複数回行っているし、成田山も今年2回目だ。
しかし、成田山では「参拝」はしておらず、「参詣」にとどめている。
なんとなく、わざわざ人が嫌がる(であろう)ことをやらなくてもいいだろうという思考だ。(この場合は人というより、平将門公だが)
不要な恨みは買いたくはない。
我ながら、とても日本人らしい発想だと思う。
成田山公園に進む
神田明神と成田山の因縁の話をしながら、母もなぜか参詣にとどめるという判断をしたため、裏の成田山公園へ足を伸ばしてみることにした。
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マイナスイオンが補給できそうだ
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鯉や鴨が自由に過ごしていた
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四季折々の美しい姿を見られそうだ
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上がるのをやめた
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淡目描写かと思ったらいきなりこれだ(笑)
そろそろ帰路へ
成田山を堪能して、そろそろ帰ろうかと駅へ向かう。
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うなぎを焼く煙がよく見えた
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外国人へのお土産に良さそうだ
意外に車通りが多い表参道。
こういった観光地は、通常車両通行の制限がありそうだが、ここはないらしい。
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帰り道には、成田ゆめ牧場のソフトクリームがあり、休憩がてら食べることにした。
実は甘いものが苦手な私は、フロートを頼むことにしたのだが、店員さんに「アイスは少なめでお願いできますか?」と伝えた。
すると、出てきたのは特大のソフトクリームが乗ったフロート…。
これが少なめなのか?と困惑。
しかし、よく観察してみると、どうやら私が伝えたアイスは氷と捉えられたらしく、氷が少なくなっており、そのおかげで色々と多くなっている。
どう考えても食べきれないが、店員さんは強欲な客だと思っているはずで、さらに残すだなんて心象最悪だ…。
だが、この日は救世主がいた。母だ。
自分の分のソフトクリームを平らげ、私のフロートも一気に食べ、飲み切る。
どういう内臓を持っているのか、不思議に思った。
裏路地に寄り道しながら
成田駅へ向かう途中、再び裏路地へ入ると、猫がいた。
この猫たちは、近くの方に餌をもらっているようで、いつもここにいる。
先日は子猫もいたのだが、今日見当たらなかった。
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逃げる姿勢は見せない不思議
帰路へ着く
帰りももちろんグリーン車だ。
どうせならと錦糸町ではなく、東京まで行くことにした。値段が同じだからだ。
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少年が前に出てきたのでそのままパシャリ
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今回は、予想外に成田山へ行くこととなったが、たまにはふたり散歩も悪くはない。
📷SIGMA fp