ジャズ好きな人から軽視されているけど一部の人には結構刺さるかもしれない古いギタリスト4人
表題で最初に思いつくのはまずタイニー・グライムスです。あるサイトから引用しますと。
タイニー・グライムス(Tiny Grimes)。ジャズ界にその名を轟かせているとは言い難いこのギタリストは、しかし知る人ぞ知る存在として今も輝きを放ち続けている。
まず、自分のリーダーバンドにチャーリー・パーカーを迎え入れたギタリストとして、僕たちの記憶に刻まれるだろう。
「ジャズ界にその名を轟かせているとは言い難い」…。上記の記事ではさらに色々丁寧に書いてくれてますが「チャーリー・パーカーと録音してる人」ぐらいで済まされちゃうこともあったります。まずは一応チャーリー・パーカーとの録音を張っておきます。
ジャズ・ジャイアントとの共演はこれだけではなく、アート・テイタムのトリオでの録音は多いです。なんか面白い動画あったので張っときます。
面白いメンツやで。
他にもビリー・ホリデイやらコールマン・ホーキンスやらとの共演もありますが、なんかジャズ好きからはジャンプとかジャイブとか言われる系列の音楽は評価低いのかもね。私もジャズの方から知ったのではなく、「吾妻光良のどうだ!全部ジャンプ!」で初めて知りました。吾妻さんはタイニー・グライムスを「トンチの効いたギター」と評してたかな。
上記サイトから再び引用します。
1947年(31歳):リーダーバンド『Tiny Grimes and the Rocking Highlanders』を結成する。
このバンドは、ジャズというよりも、ジャイブ、あるいはリズム&ブルースといってもよく、スコットランド民族衣装を着て演奏するという芸能性を発揮。歌物も交えたセットリストでヒット曲も出し、軽快なダンスミュージックを繰り広げた。
このバンドでのサウンドが、グライムスの独自性を発揮する土台となっていく。
スコットランド民族衣装来てるのはこれね。
という訳で最後にそのTiny Grimes and the Rocking Highlandersの曲で「吾妻光良のどうだ!全部ジャンプ!」にも入っているPert Skirt。
さて続きましてスリム・ゲイラード。先程アート・テイタムのトリオにも入ってたスラム・スチュアートとスリム・アンド・スラムというデュオその他で活躍してます。先程のタイニー・グライムスも歌も歌いますが、スリム・ゲイラードは他にピアノ、ビブラフォン、テナーサックスまでやるようです。ミュージカル映画の映像が楽しいのでとりあえずそれを張りましょう。
スラム・スチュアートはまた別に採り上げたいなとも思ってます。続いてテレビ番組かなんかの映像。
すっげ。かっちょえ。
では最後に「スキヤキ ・チャ チャ」
オハヨー、スキヤキ、ヤキイモ。なーんやそれ。
続きましてオスカー・アレマン。とりあえずはやはり映像みたいよねってことで。
かっこいいですけど、これだけだとダンスの上手いコミックバンドの人に見えなくもないですが…。他のジャズギタリストと比べるなら、最初のタイニー・グライムスはチャーリー・クリスチャンと似てますが、オスカー・アレマンはジャンゴ・ラインハルトと比べるのがいいでしょうね。演奏活動もヨーロッパがメインですし、ジャンゴ・ラインハルトとの交流もあったようです。生まれはアルゼンチンです。ってなわけでアルゼンチンじゃありませんがラテンナンバーでおなじみのベサメ・ムーチョ、そして個人的に好きで昔バンドで演奏したこともあるヴィダ・コン・スウィング。
では最後にテディ・バンさん。テディ・バンはサイドマンとしての演奏が多く彼がメインに出てる演奏はあまりありません。基本親指のみで弾く人です。誰かが、ロニー・ジョンソンはブルースを弾いたジャズ・ギタリスト、テディ・バンはジャズは弾いたブルース・ギタリストなんて評してた気がしますがまあそんな感じもしますね。曲はジェリー・ロール・モートンの「キング・ポーター・ストンプ」
という訳で私の趣味が全開に出てるおすすめギタリスト4人となりましたが、いかがでしょうか?一人でも刺さった人がいるといいのですが。