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カワモトソラト
2021年6月16日 17:16
#夢小説 #古泉一樹 #小説 それはあの長い夏が終わりを告げた頃だった。 「それではこれより1年9組の、文化祭での出し物を決めようと思います」 文化祭かあ。 私が昔通っていた高校は3年に1回のスパンで行われていて、最悪なことに私は1年生の右も左も分からない頃にやらされたのだった。なので思い出も何もない。懐かしいと思うのはこの文化祭で浮き足立つ周りの空気だけだった。 前の席の子なんて小