３冠へ　c

高校３年生となり最後のインターハイ予選（県高校総体）をむかえた。目標はインターハイ３冠

まずは井上との一騎討ちだ

１００m予選・準決勝と５m前後の強烈な向風が吹く中、全体で唯一の１０秒台で通過。決勝で井上に圧勝。昨年 １０秒３９で走った小島さんをイメージしていた。

出陣

むかえた１００m決勝。スタンドにいる全員が自分に注目していると感じた。ピストルが鳴りスタートから飛び出した。独走中の６０m付近それは起こった。止まらずゴールしたが２着、肉離れだった。初めての大きな怪我。昨年は重度の貧血。その後２００mは棄権。４００mリレーも決勝は走る事が出来ずに７着。関東大会にすら進めなかった。（準決勝の記録は都道府県大会終了時点で全国３位だった）

終焉

なんとか関東大会に進めたものの大会まで１ヶ月弱。まともに歩く事も出来ない。スパイクを履いて走ったのは大会数日前だったと思う。大会当日は雨だった。走るのが怖かった。脚はテーピングでぐるぐる巻きにしてもらった。予選はプラスで通過。ただそれが限界だった。準決勝敗退、私のインターハイはその舞台にたつ事なく終わった

ー　続　ー

おれ以外

関東大会には東京学館から私以外も数名参加していた。その中の１人が大堀だ。昨年１００ｍで一緒にインターハイにいったチームメイトだ。当然といえば当然だがインターハイを決めた。その他、東京学館から関東大会に進んだ私以外はインターハイ進出を決めた。

とろろ蕎麦

大会最終日の夕飯。この日は先生方と別だった。自分達で好きなものを食べてきなさいと夕飯代をもらいみんな『は』ファミレスに向かった。とても祝福できる気分になかった。コンビニでとろろ蕎麦を買った帰り道。みんなが楽しそうに食事している風景が横目にみえた。