スライド1枚で伝える「平成茶碗の由来 ― お茶碗とユニバーサルデザイン」
こんにちは。遠藤霜空です。煎茶道 黄檗売茶流 準師範、日本茶インストラクターとして活動しています。
今回のnoteでは、私が教授を務める黄檗売茶流がお手前で使用する「平成茶碗」の由来をスライド1枚にまとめてみました。
※Googleスライドを閲覧できない方は、以下をご参照ください。
お茶碗と普遍性
黄檗売茶流では、お猪口大の一般的な煎茶碗に加えて、大振りのオリジナルのお茶碗をお手前に使用します。
このお茶碗を「平成茶碗」と呼び、ユニバーサルデザインの考え方が取り入れられています。
ユニバーサルデザインとは、人々が持つさまざまな個性や違いにかかわらず、誰もが利用しやすいように考慮されたデザインです。
平成茶碗とは
「平成茶碗」は黄檗売茶流オリジナルのお茶碗です。銘を「あけぼの」と言います。平成に入ってテーブルとイスでお手前を行う立礼式を採用した際に併せて制作されました。
平成茶碗の朝顔型は、見た目の美しさだけでなく、お茶を召し上がるお客様にも配慮したデザインです。側面の傾斜のおかげで、手や顎を高く上げる必要なく、軽くお茶碗を傾けるだけで最後の一滴まで召し上がっていただけます。
どなたにも、お茶を最後まで美味しく、そして美しい姿勢で味わっていただけるお茶碗です。
最後に私が開催している煎茶道教室のご紹介です。日本橋・人形町で 黄檗売茶流の煎茶道教室を開催しています。煎茶道だけでなく、日本茶インストラクターの知識を生かしたワークショップも開催しますので、是非遊びにきてください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?