フォレスト・ガンプを見た感想
バツイチ子持ち京大卒元メガバンカーで最近プログラミングスクールを卒業し物販ビジネスと就職活動をしている総一郎です。
誰に勧められたか忘れたが、最近おすすめされたので観てみたので感想をば。
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▼フォレスト・ガンプを見た感想
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フォレスト・ガンプという映画の名前は誰もがどこかで聞いたことがあるくらい、不朽の名作と言われているのはなんとなく知っていた。
それを最近になって誰かからおすすめされたような気がしたので昨日の深夜にふと見始めた。
今日はその感想を。
ネタバレを含むので、ネタバレを好まない方はここでブラウザバックしていただきたい。
さて、感想だが、不朽の名作と言われているのに申し訳ないが、
「…ん?どこが良いのか分からない…」
だった。
僕はあまり映画には明るくないので、世間的な評判が良いのに自分の評価が低い時はまず自分の解釈が浅い可能性を疑うようにしている。
「映画名」+「感想」「解説」などをGoogleやYouTube、noteで検索するのがすっかり癖になった。
今回参考になり共感した記事を勝手ながらこちらに引用させていただく。
この方の記事が非常に分かりやすく内容や解釈をまとめてくださっていて、かつ僕の感じた違和感も代弁してくださっている。
だが、僕も僕なりの言葉で書いていきたい。
「フォレスト・ガンプ」という映画は、脚装具をつけなければ歩けないほど両足が不自由で、かつ、知的障害も持ったフォレスト・ガンプという少年を主人公にした物語だ。
知的障害を持つが、それゆえかそれとは無関係なのか、非常に真っ直ぐで目の前のことに一生懸命向き合うフォレスト。
対して、彼を馬鹿にしたりいじめたり好奇の目で見る周囲の人間。
そんな中、母親以外で唯一ちゃんと向き合ってくれた女性ジェニーに特別な感情を抱く。
ある日、フォレストはいじめられっ子に石を投げられ、自転車で追いかけられる。
「Run! Forest! Run!(走って!フォレスト!走って!)」叫ぶジェニー。
不自由な足をなんとか交互に前に出し走るフォレストだが、その脚装具は次第に崩れ去り、追いかけてくるいじめっ子の自転車よりも早く走り始め、とうとう逃げおおせるフォレスト。
それから移動は常に走るようになったフォレストは学力は足りていないながらもアメフト選手として大学へ進学し、大統領に謁見の機会をいただけるほど活躍。
その体力を買われ陸軍へ入隊し、ベトナム戦争でも負傷した隊員を救出したりした功績を讃えられ再び当時の大統領に謁見しなんらかの賞を受賞。
入院中に嗜んだ卓球で芽が出てみるみる強くなり、中国対アメリカの試合にまで代表として出場。
その後はベトナム戦争で殉職した戦友と誓った夢を叶えるためエビを収穫する漁船を購入し漁に出て、最初は苦戦するもなんやかんやあって大成功し一躍大富豪へ。
ベトナム戦争での上官でありエビ漁でのビジネスパートナーとなった男の機転で投資していたアップル社の株が高騰し引退生活をしても困らないほどの富を築く。
その後出会ってからこの方ずっと想いを寄せ続けていたジェニーと一夜を過ごすも翌日にジェニーの姿はなく、茫然自失となったフォレストは走り出す。
走ってのアメリカ横断を3~4年かけて3~4往復し、家に帰ったフォレストはジェニーからの手紙を受け取り、ジェニーに会いにいくとそこには子どもと一緒に暮らすジェニーが。
「あなたの子よ」と言われたその少年の名は「フォレスト」。
そして永年かけて叶ったジェニーとの結婚を果たし結婚生活を送るも、ジェニーはすぐに先立ってしまう。
フォレスト・ガンプがリトルフォレスト・ガンプをスクールバスに乗せて見送るところでこの映画は幕を閉じる。
あらすじが長くなってしまった。
今回の僕の感想は批判的・否定的なものが多くなってしまったのでこの作品のファンの方はここから先はお読みにならなくて良いかもしれない。
・フォレスト・ガンプの収めた成功に現実味がなさすぎて納得感がない。
知的障害がどの程度という設定なのか分からないが、アメフトをプレイして活躍したり、軍人として銃火器を扱ったり、問題なくできるものなのだろうか。
もしそうでないのであれば、知的障害者への誤解すら生んでしまう作品なんじゃ無いかと感じた。
知的障害者とはどのような人なのかを社会に認知させる目的ももし含んでいたのだとすればここはリアルに描いてほしかった。
・「ひたむきさ、素直さを持って目の前のことに一生懸命向き合っていればいつか報われる」という類のメッセージ性を持たせたかったのであれば知的障害者で有るという設定がなぜ必要だったのかが分からない。感動ポルノと言われてもしょうがないと思う。
・「知的障害があっても、ひたむきさ、素直さを持って目の前のことに一生懸命向き合っていれば報われる」というメッセージにしては、収めた成果に現実味がないせいで説得力が無い。
・あらすじでは割愛したが、ジェニーは幼少期に父親から虐待ないし性的虐待を受け義母に引き取られる。ポルノ雑誌に乗ったことが理由で大学は退学になり、歌手になる夢もやぶれ、DV彼氏・ドラッグなどにハマり自殺未遂までするようになり、フォレストとは対照的ないわゆる「堕落」の人生を歩む。
節目節目でフォレストと会う機会があり、その度にアプローチを受けていたがこれを断り続ける。
かと思ったら、急にフォレストの目の前に現れてしばらく同棲をし、フォレストにプロポーズされ、一度は回答を濁しながらも「私も愛してる」と言ってsexをする。
ここで二人は結ばれるのかと思いきやジェニーはフォレストの前から姿を消してしまう。
ジェニーの行動がいまいち理解できない。
フォレストが純粋すぎて眩しく、自分の醜さと向き合わなければならないのが辛いから、とも捉えられるがだとしたらなぜsexを境に姿を消したのだろうか。
まだ性に目覚めていないように見受けられるフォレストとsexをしてしまった自分が、かつて自分に性的虐待(?)を加えていた父親と重なり、自分が性的虐待をしてしまったような気分になったのだろうか。
・再びフォレストと出会ったジェニーが一緒に住んでいた少年は果たして本当にフォレストの子どもなのだろうか?
性に奔放だったジェニーのことなのでフォレストと別れた後に別の男性の子を孕っていてもおかしく無いように思った。
自分は(おそらく)エイズ(とネットでは言われている)で先が長く無いであろうことを知り、資産家となったフォレストを頼るつもりで、フォレストとの子どもだと騙って婚約した可能性も考えられる。
あまりに捻くれた解釈だが、明示されていない以上その可能性は捨てきれないと思う。
僕の感想や邪推だけ読むと非常に読後感が悪いと思う。
だが、僕がこの映画を観た後味の悪さをそのまま表現するとこうだったのだ。
・都合の良い展開ばかり
・ジェニーも都合が良すぎる
・フォレストは社会的成功は収めたがあまりハッピーエンドではないように見える
・本人はハッピーそうだが鈍感さゆえのように見え、知的障害者へのリスペクトをあまり感じない感動ポルノに見えてしまう
本当はこんな否定的なことは書きたくない。
僕の解釈が間違っていると指摘をいただけることを願って書いている。
PS(追伸)
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