【健脳】未知の味を受け入れて柔軟に
嫌いだったピーマンが、大人になったら食べられるようになった、とか、
初めてお酒を飲んだときは「無理!」と思ったのに今は好き、とか、
そんなことありませんでしたか?
これは味覚や体質が変わったのではありません。
変わったのは認知です。
生後の味覚はもっぱら生命維持のためにあります。
美味い=栄養=糖質=甘い <---> 不味い=毒=甘くない
原始的な脳認知では、甘い or 不味い で判断されます。
甘いか、それ以外か。まるで味覚がローランド。
ピーマン=強い苦味=危ない=不味い
お酒=強い揮発臭=危ない=不味い
幼い認知では、甘味以外の強い刺激は全部「不味い」なのです。
それが一旦、
ピーマンに秘めた甘みや栄養素を知ると、認知は変わります。
お酒を飲んだときの高揚感を味わうと、認知は変わります。
そうして認知が変わると、不味い➡大丈夫➡好きに変わります。
それまで苦手だった強い刺激も、心が受け容れたら好みに変わる。
好き嫌いは結局、脳の決めつけ(=認知)なのだ。
好みが増えていくのは、脳が柔軟な証拠です。
(もちろん体内酵素のせいで食べられないものがあるのは仕方ない)
脳が柔軟だと、認知の変化を受け入れられる。むしろそれを楽しむ。
だけど、年を追うほど苦手克服できなくなるのです。
自分の認知を肯定したいから、慣れない味に不味い!と思う。
「美味しいよ」と言われると更に意固地になって、どんどん脳は固くなる。
いつまでも未知の味を受け容れられる自分で居たい、と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?