なーちゃま

本を読み、そこから学んだことや考えたことを「読書ノート」として記録しています。 読書ノートはその本が言っていることに完全に依拠しているわけではなく、私の意見や他書で学んだことも多分に入っているものです。 私の学びを共有していただけたら、すごくうれしいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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最近の記事

私的おすすめ2021年春アニメランキング!!

 いよいよ2021年春アニメが始まりますね。アニメ記事のライターのインターンをしている私から、ここで2021年春アニメのおすすめを紹介したいと思います!  ここに載せているランキングはあくまでも私個人のもので、おそらく大幅に偏りが見られると思います(`・ω・´)b 参考までに私の好みの傾向を共有すると… ★アクション系<<<頭脳系、心理系 ★歴史モノが好き ★勉強になる日常系アニメ(釣りとか陶芸とかやってるやつ)大好き ★異世界転生系が得意ではない  ちなみに『鬼滅の刃』

    • 『ジハードとテロリズム』読書ノート

      【感想】イスラム教とムスリムの特徴を地政学的観点や宗教的特徴から捉えている。アルカーイダやテロリストの行動の理由や動機を、単なる組織の来歴や、イスラム教の解説→ジハードの解説→テロリズム、といった一連の説明を叙述するだけではなく、もっとムスリムに寄り添った説明がされていた。習俗や根底にある考え方を知ることが出来たので、個人的にかなりの良書だと思う。 ★イスラム教徒による4つのテロの形態 ①イスラーム領域を侵害されたことへの抵抗 ②イスラーム文化を破壊されたことへの抵抗 ③イ

      • 「科学とは何か」きちんと理解する…『「科学的思考」のレッスン』(戸田山和久)読書ノート

        ●事実≠理論という当たり前の”事実”  「りんごが落ちる」は事実、「りんごは重力によって落ちる」は理論。  「進化論は、事実ではなく、理論にすぎない」というCreationistの主張は、進化論の価値を少しも貶めていない。 ⇒しかし、だからといって「『Creationism』と『Theory of Evolution』はどちらも事実ではなく理論なのだから”同列に””同じくらいの重要事項として”扱うべきだ!」という主張は些かおかしい。それはなぜか?⇩ ●理論と事実の間には明確

        • 読書ノート⑪『本の読み方: スローリーディングの実践』(平野啓一郎)

          ★速読と情感 「たくさんの本をできるだけ短い時間で読みたい」―――これは、変化の激しい社会に生きる私たちにとって切実な願いです。  かく言う私もそうでした(現在進行形で)。小学2年生の時、初めて図書館で借りたあさのあつこの『バッテリー』を読み終わり、「私は死ぬまでにこの世の全ての物語を読みたい!」という生涯を通しての夢を見て以来、そのための手段としての速読術は常に私を魅了してきました。  そんな折、大学3年時に寺田昌嗣さんのFocus Readingという講座を受ける機会を得

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        • 要復習
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        記事

          長峰超輝(2007)『裁判官の爆笑お言葉集』(幻冬舎新書)によると、 「裁判官=職業の名前」で、「判事=裁判官の地位・役職」のことだそう。判事ではないぺーぺーの裁判官さんもいるんですね。

          長峰超輝(2007)『裁判官の爆笑お言葉集』(幻冬舎新書)によると、 「裁判官=職業の名前」で、「判事=裁判官の地位・役職」のことだそう。判事ではないぺーぺーの裁判官さんもいるんですね。

          社会学とは何か?(2)…『社会学講義』(橋爪大三郎他)読書ノート

           前回は、橋爪大三郎の「社会学とは何か」という問いへの論をまとめました。  今回は『社会学講義』第6章 社会調査論から、佐藤郁也の社会学 - 特に彼が社会学にアプローチする手法である「フィールドワーク」についてまとめ、私の意見を述べていきたいと思います。 ★佐藤にとっての「社会学の定義」 前回に倣って、佐藤が社会学をどのように定義しているのかから確認しましょう。彼は、「”社会学とは何か”という問いは、簡単に定義できるものではない。なので、”社会学者は何をしている人なのか”

          社会学とは何か?(2)…『社会学講義』(橋爪大三郎他)読書ノート

          社会学とは何か?(1)…『社会学講義』(橋爪大三郎他)読書ノート

           今日は、『社会学講義』(橋爪大三郎/大澤真幸 他著)に依拠しながら「社会学とは何か」についてまとめていきます。  本書は社会学のアウトラインを明らかにしようとするものであり、前半部では橋爪大三郎による「社会学とは何か(定義)」と大澤真幸の理論社会学の説明により、社会学それ自体を考える過程が論じられています。後半部では、若林幹夫の都市社会学、吉見俊哉の文化社会学、野田潤の家族社会学、そして佐藤郁也の社会調査論で締められています。全体の流れとしては、社会学の定義➡個別領域の紹介

          社会学とは何か?(1)…『社会学講義』(橋爪大三郎他)読書ノート

          読書ノート⑩『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉著)

          【感想】一言で言うと、この本を読んだ今、ものすごく会計を身近に感じ、面白いものだと思うようになっている。取り上げられている事例の分かりやすさはさることながら、文体も簡潔で、説明も「なんでそうなるの?」とどんどん先を読みたくなる構成になっていて引き込まれた。 ★各章のまとめ①さおだけ屋はなぜ潰れない? ●A. 費用のあまりかからない副業だから └金物屋が、店頭で購入されたさおだけの配達をする際に宣伝しながら「たーけやー」と言っている ☞売上が莫大ではないものの、販売するための

          読書ノート⑩『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉著)

          FP3級…間違いやすい問題集①

          ① 特別支給の老齢厚生年金は、昭和( 1 )年4月2日以降生まれの男性、昭和( 2 )年4月2日以降生まれの女性はもらえない。 ② 払済保険とは、保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金額を基に、保険金額を変えずに、一時払いの定期保険に変更するものである➡T or F? ③ OTC医薬品を購入した場合、購入金額の全額 - (   )円が、所得税における医療費控除とカウントされる。(限度は88000円) ④ 市街化区域では、どんな規模の開発も届け出をしなければな

          FP3級…間違いやすい問題集①

          ~新エヴァ観覧前~ 疑問点整理!

           「中田敦彦のYouTube大学」にて、「エヴァンゲリオン」の解説動画があがっておりました。私は、TVシリーズ・新劇場版シリーズとも視聴済み、漫画(貞本エヴァ)も読破、さらにYouTubeに転がっている考察系動画は全て見た(はず)のですが時間も経っているため、復習のつもりで視聴しました。  あっちゃんの動画で「なるほど」と思ったことは、TVシリーズの不満点です。彼も動画の中でTVシリーズの最終話のリメイク『Air / まごころを、君に』を見た後「うん…たぶん…これじゃない…

          ~新エヴァ観覧前~ 疑問点整理!

          『そして誰もいなくなった』から知る古典の威力

           昔から、ミステリー小説が好きです。初めて本格ミステリに触れたのは、はやみねかおるの「夢水清志郎事件ノート」シリーズだったかな。主人公と一緒に推理していくのももちろん好きなのですが、謎に包まれたままエピローグを読み、謎がみるみる解けていく瞬間はゾクゾクが止まらない。快感と言っても過言ではないです。  ミステリ小説には”古典”と言われている作品がいくつもあります。アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』は言わずと知れた名作ですね。先日、やっと初めて読むことができたので

          『そして誰もいなくなった』から知る古典の威力

          最近のリサイクル事情:ワコールのブラジャーリサイクル

           最近は、至るところでリサイクル設備・回収箱を見かけます。  私も先日、タンスの中身を整理していて1点、困ったことに遭遇しました。 「うーん。。。このブラジャー、サイズがもう合わない。。。だが、何ゴミなのかな?燃えるゴミ?でもワイヤーが入ってるし。。。」  そう、ブラジャーの分別です。どう分別するのが正しいのでしょうか?  衣服リサイクルとして出す…というのが正解なのですが、どうせならもっと専門的にリサイクルしている業者はないかな?と探してみたところ、ありました!  「

          最近のリサイクル事情:ワコールのブラジャーリサイクル

          すごい!マイクロプラスチックを減らす色んな技術!

           今日、22:00からテレビ朝日で放送されている「報道ステーション」にて、超画期的な技術を報道しておりました。それは「海藻を用いたマイクロプラスチックの回収」(詳しくはこちら)。  報道のテーマは、増加するマイクロプラスチックへの問題提起と、それへ向けて様々な取り組みをする人々の紹介でした。  マイクロプラスチックとは、プラスチックが劣化して5mm以下のサイズになったものを指します。魚の腹から見つかったり、海藻の孔に入り込んで駄目にしてしまったりなど、特に海の産業に悪影響を

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          先入見は見る目を曇らせる:慶應幼稚舎へのイメージ

           本日『慶應幼稚舎』(石井至著)を読んだ。改めて、先入見の恐ろしさを思い知った。大学から慶應に通い始めた自分は幼稚舎出身者には1人しか会ったことがなく、ろくにコミュニケーションも交わしたことがなかった。それにも拘わらず、私は幼稚舎出身者に対して漠然とこんなイメージを持っていた:「大富豪で、毎日分厚い眼鏡をかけたガリ勉たちが日々勉強させられ詰め込み教育をされているところ」「甘やかされている」「コネ入学」…一言で言えば、完全にネガティブなイメージを持っていたのである。  大部分

          先入見は見る目を曇らせる:慶應幼稚舎へのイメージ

          NiziUマコの魅力は、個人として本当に素晴らしい才能と技術を持っているのにも関わらず、全体を引っ張っていくリーダーとしての素質もあり、だがグループの中に入ると「自分が自分が」といかずに、いい意味で集団に埋没できるところ。リーダーとして、私の理想。

          NiziUマコの魅力は、個人として本当に素晴らしい才能と技術を持っているのにも関わらず、全体を引っ張っていくリーダーとしての素質もあり、だがグループの中に入ると「自分が自分が」といかずに、いい意味で集団に埋没できるところ。リーダーとして、私の理想。

          読書ノート⑨『国際人権入門』

          【感想】SDGs策定の際に、「人権の目標がないので入れたらどうか」という議論があったと聞き(結局全目標を貫く普遍的概念とすることになった)、私は「なぜ人権を改めてゴールにする必要があるのか?経済や政治のゴールを達成すれば自然と達成されていくものではないのか?」と考えていたが、それは甘すぎた。人権がしっかり保障されていると思っていた日本にも、難民の人権をはじめ、ヘイトスピーチ、ジェンダー問題、教育格差など、問題は山積している。特に、これだけ問題になっているジェンダー問題(特にセ

          読書ノート⑨『国際人権入門』