見出し画像

ビジネスパーソン向け。Xでフォロワーが増える仕組みを、あらためて理解する

こんにちは。株式会社マイノリティの代表の柳澤です。

このnoteでは数回にわたって、「スタートアップや大企業の社員がビジネスにXを活用すること」をテーマにその重要性や具体的な方法について解説しています。

今回はXではどのようにしてフォロワーが増えていくのか。その仕組みと攻略方法について解説します。

フォローされるときに起きていることを理解する

Xを継続して使っていると、どんどん知らない人にフォローされるようになります。フォロワーが増えること自体はうれしいものですが、ではその裏側ではどんな行動が起きているのでしょうか。

Xでフォロワーが増える仕組みについて、プロセスごとに分解して説明しましょう。

誰かがあなたのXアカウントをフォローするに至るプロセスは、細かく6つのプロセスに分けられます。このすべてのハードルを超えるようにしておかないと、フォローしてもらえません。

これを順番に書き出すと、こうなります。

1.まず、ユーザーがあなたの投稿をタイムラインで見かけ、目を留めました(きっと良い投稿をしたんですね)

2.投稿と同時にアカウントのアイコン写真をチェックします(いい写真になっていますか?)

3.同時にアカウント名も確認します(適切なキャッチコピーもつけていますか?)

4.そこで親和性を感じたら、今度はプロフィールまで訪れます(プロフィール文はちゃんと書きましたか?)最短だとここでフォローします。

5.ここでフォローをしなかった場合、すぐに離脱するか、ちょっとだけ下にスクロールして固定ポストを見て、その内容次第でフォローするかもしれません(固定ポストはプロフィールの内容やその他の投稿と一貫性のあるものにしておきましょう)

6.そこでもフォローしなかったら、離脱するか、もう2〜3スクロールして過去の投稿を見て、その内容次第でフォローするかもしれません(ラーメン屋巡りのようなポストはしてないですよね?)

フォローまでの道のりは遠いようにも思えますが、逆にプロフィールまで来てもらえれば、4〜6のプロセスの最大3回はフォローしてもらえるチャンスがあるわけです。

ということは、つまり、プロフィールにたどり着かない限りはフォローされることもありません。なので「プロフィールアクセス率」はとても重要です。

ただし、これを誤解している人もけっこう多いです。興味をそそるようなポストをして、最後に「詳細はプロフへ」「続きはプロフへ」みたいな投稿もよく見かけます。

プロフィールへの誘導は果たせますが、その人をフォローしたくなるかは別の話です。かなりの確率で嫌がられるので、あまりおすすめしません。

無理やりプロフィールに来させても必ずしもフォロワーが増えるわけではないのです。そこは勘違いしないようにしましょう。あくまで投稿のおもしろさと、アイコン写真・アカウント名・キャッチコピーの親和性で興味を引きつけるようにすべきです。

イメージとしては、Xでは自分自身が商品で、プロフィールは商品のパッケージ、ポストは商品の広告というイメージです。広告が“釣り”だったら、商品ページまで来ても買ってはくれないですよね。

おもしろい広告(興味を引くポスト)や商品パッケージの良さ(プロフィールの充実度)などが揃ってはじめて、あなたのことをフォローしてくれることを意識しましょう。

Xに関しては、皆さん、そんなに真剣に見ているわけではありません。すきま時間に数秒とか数分、ちょっと気軽に流し見している程度です。

なので、その限られた時間の中で自分という商品をいかに買ってもらうか。そこがXの本質です。これは本当に営業の仕事と共通点が多いと思います。

まずは誰をフォローすべきか。

Xはコミュニケーションツールでもありますから、自分から積極的に他のユーザーをフォローするのも大切です。フォロワーが少ない時はまずはフォローをどんどん増やしていって、自分の存在をアピールした方がいいと思います。

ただ、ここでも闇雲にフォローするのではなく、ちゃんと自分がつながりたい人、ビジネスにつなげたい人を中心にフォローしていくのがポイントです。

よくありがちですが、「フォローバック企画」みたいなものはやらないほうがいいです。「自分のフォローしてくれたら100%フォローバックします」というものです。

これ、よくやっている人を見かけますが、最近はアカウントをシャドーバンされたり、凍結されたりすることもあるので要注意です。一度にたくさんの人をフォローすると、bot的な動きをしているとX社に見なされて、ペナルティを受けてしまうことがあります。

フォローする人は、もちろんビジネスでつながりたい人が中心です。たとえば、あなたが人事の方を対象としたSaaS製品を扱っているとしたら、そういった人事アカウントをフォローするべきですし、自社で営業を採用したい場合は、スタートアップで働いている実名の営業アカウントをフォローしていく、といった形が良いでしょう。

「FF比」という言葉があります。これは「フォロワー数/フォロー数」を意味したもので、指標としてはゆくゆくは大事になってきますが、現時点でフォロワー数がそんなに多くない場合は、一旦は意識しなくて大丈夫です。

まずは自分のビジネス領域で気になる人をどんどんフォローしていきます。

影響力スコアから考える、理想のFF比とは

各々のXアカウントには「影響力スコア」という数値が振られています。アカウントの影響力スコアが高くなると、その結果として、タイムラインの「おすすめ」に出やすくなるというメリットがあります。

さきほどのFF比の観点でいうと、フォローしている人数より、フォローされている人数が多いほうが、影響力スコアは高くなるとされています。

FF比を気にするタイミングは、1つの目安として自分のフォロワーが3000人を超えたぐらいのタイミングです。そのあたりからはあまり闇雲にフォローを増やさずに、FF比を意識していくいいと思います。

理想のFF比は「フォロワー:フォロー=4:1」と言われています。もしあなたのフォロワーが1万人だったら、フォローしている人は2500人ぐらいだとちょうどいいですね。

そうするとアカウントの影響力スコアも、ポジティブな方向に傾いていくと言われています。フォローは少ない分には問題ありません。無理に4:1ぴったりを目指す必要はないです。少なければ少ないでもかまいません。

とはいえ、誰かをフォローすると、それによってあなたのプロフィールにも興味を持ってもらえる可能性があります。4:1を大幅に超えない範囲で、たくさんの人とつながっていくといいと思います。


よかったら、Xアカウントのフォローもお願いします。ビジネスやXを伸ばすためのノウハウを毎日発信しています。

こちらのメルマガでもBtoB企業のグロースに役立つ情報を配信しています。

いいなと思ったら応援しよう!