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サッカー本大賞読書感想文

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『サッカー本大賞』読書感想文キャンペーンとして、サッカー本大賞2024優秀作品である対象作品11作品を読んで、noteへ読書感想文に「#サッカー本大賞読書感想文」を添えて投稿して…
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#サッカーを語ろう

それでも前を向く~サッカー本大賞受賞作品~

 一週間前に読んだ「オシムの遺産」(サッカー本大賞特別賞受賞作品)がとても良かったので、…

百日草
6か月前
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オシムの遺産~彼らに授けたもうひとつの言葉~

 日本サッカー界に多大な影響を与えた元日本代表監督、元ジェフユナイテッド市原監督であった…

百日草
6か月前
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書評 #93|オシムの遺産(レガシー)彼らに授けたもうひとつの言葉

 深い洞察による本質を見抜く力。イビチャ・オシムを一言で表現することはおこがましい。その…

yushin_ito
6か月前
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書評 #92|ドイツサッカー文化論

 ドイツのサッカーを大局から細部まで見つめた一冊。ドイツ人のメンタリティについて繰り返し…

yushin_ito
6か月前
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書評 #91|フットボールヴィセラルトレーニング 無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭…

 フットボールにおける個人の上達。人それぞれが異なる強みや弱みを持ちながらも、それらをい…

yushin_ito
7か月前
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新しいものは実は古く、古いものは実は新しい―アレッサンドロ・フォルミサーノ+片野…

1.なぜ戦術のトレンドはどれも新しく見えるのか サッカージャーナリストの片野さんがイタ…

書評 #70|セリエA発アウシュヴィッツ行き〜悲運の優勝監督の物語

 衝撃を覚える作品名。「セリエA」と「アウシュヴィッツ」の二つの言葉は僕にとって水と油のように交わらない。しかし、時代によって常識が変わることも事実である。第二次世界大戦が席巻した当時のヨーロッパにもサッカーは存在した。しかし、サッカーも、サッカーに携わる人々も、人種差別主義という名の圧倒的な力にひれ伏し、価値観をも覆された。それは世界各地であらゆる差別が横行し、戦争が続く現在も繰り広げられる日常だ。世を魅了し、喜怒哀楽を発露させるサッカー。その魅力と、それが平和の上に成り立

書評 #66|フットボール代表プレースタイル図鑑

 同じ人間がプレーしながらも、各国による違いが浮かび上がる。もちろん、個人の技量にも影響…

yushin_ito
1年前
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書評 #67|戦争をやめた人たち -1914年のクリスマス休戦-

 人間の内にある善意に光を当てる。形は一つではないが、戦争を構成する人々の大半は無名の人…

yushin_ito
1年前
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書評 #68|ONE LIFE ミーガン・ラピノー自伝

 アメリカの女子サッカー選手、ミーガン・ラピノーの物語。本作を手に取る前から、卓越した技…

yushin_ito
1年前
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書評 #69|バルサ・コンプレックス “ドリームチーム”から”FCメッシ”までの栄光と…

 歴史を駆け抜けた気がする。FCバルセロナの栄枯盛衰。「大聖堂」と表現されるクラブはバルセ…

yushin_ito
1年前
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書評 #71|女子サッカー140年史:闘いはピッチとその外にもあり

 「女性がサッカーをすること」は戦いの歴史であり、それは現在進行形であることが伝わる。 …

yushin_ito
1年前
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書評 #72|TACTICAL FRONTIER 進化型サッカー評論

 サッカーの奥深き魅力が詰まった一冊だ。「奥深い」という言葉を多用したくない。詳細をはし…

yushin_ito
1年前
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