悪い流れを断ち切ったレアル・マドリード
今朝レアル・マドリードVSグラナダの試合が行われました。マドリーは1-0で勝利。
この試合について記事に書きたいと思います。
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ラインナップ
前節に引き続き、ベンゼマが負傷離脱中。
上手く全線の最適解を見つけられていないアンチェロッティマドリー。
この試合では、コパ・デル・レイのアトレティック戦の後半で試した、イスコ0トップを頭から起用して来た。
ベンゼマの離脱の代償が大きく、得点力不足が否めない。
更にヴィニシウスが出場停止、カゼミーロとバスケスは胃腸炎、メンディも負傷離脱と選手起用には注目する試合でした。
アンチェロッティの狙い
この試合での攻撃のキーとなるのは0トップのイスコ。
ここ数試合、アセンシオ0トップなど色々な形を試しているが中々ハマらず迷走中のアンチェロッティ。
イスコが中盤までおりて、攻撃の起点となり、イスコが空けたスペースにロドリゴとアセンシオが入り込む狙い。
しかし、前半グラナダも固くブロックを作り崩せず前半を折り返す。
カゼミーロ不在でマドリーのカウンター強度は低く、よりチャンスを作り出していたのはグラナダの方だった。
後半に重要となる修正に注目していたが、アンチェロッティが後半早々、カマヴィンガに返え、フェデ・バルベルデを投入する。
中央のイスコが空けたスペースに更に厚みを持たせ、フェデをぶつける。
作戦が功を奏して攻撃が機能し始める。その分、クロースをアンカーにする事で諸刃の剣のような戦術だった。
更に、イスコ、ロドリゴに変え、アザールとヨヴィッチを投入し、攻撃的に出るマドリー。
この2人の連携は良く投入早々にも変化を見せる。
流れを物にしたのはアセンシオだった。
アセンシオゾーン
昔のイタリア代表のデルピエロが左斜め45度からのシュートを得意としていて、それを『デルピエロゾーン』と呼ばれていた。
それに因んで『アセンシオゾーン』と名付けたいゴラッソがこの試合も生まれた。
アセンシオはこの角度を得意としていて、度々この角度からのゴラッソを決めている。
アンチェロッティの今の序列も高いのも頷ける活躍を見せた。
この1点を守り切り、1-0で勝利。
アセンシオはインタビューで
「勝てたことはとても重要なこと。僕にとってベルナベウで得点することはとても大きな意味を持つ。このような形で恩返しがしたかった」
「ボールをうまく置いて、力強く押し出すように…。できれば不規則な回転をかけてGKの判断を遅らせることも心がけていた。彼はあのシュートを予想していなかったし、ディフェンスも(エデル・)ミリトンがボールを奪取した直後で切り替えられていなかったんだ。素晴らしいゴールだったね」
「たくさんプレーに関与して、チャンスがあれば必ずゴールを狙えと言われている。カルロが与えてくれた自信は僕にとってとても大切なものだから、うれしいよ」
「今日は勝つことがとても重要だった。リーグ戦では、他チームの失敗を利用することも必要。ライバルが躓いた時は勝利の味が格別になる」
と語っていた。
期待に答えるプレーで勝利に貢献したアセンシオ。
全然関係無いがプライベートでは柴犬を飼っている。
おわりに
悪い流れを断ち切ったマドリー。
課題とされていた攻撃だが、後半に見せた変化は今後のマドリーにとって大きな材料となった。
2位のセビージャが引き分けた事によって、勝ち点を6に広げる事に成功した。
現状戦力で戦って行くとアンチェロッティが言っていた通り、今冬の移籍では動きを見せなかったマドリー。
直近のイスコなどの新たな化学反応がどう見られるか、アンチェロッティの手腕に注目して行きたい。
最後までご覧いただきありがとうございます。また書いて行きますので宜しければ見て下さいm(_ _)m