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疾患予防と療育


入職して2か月が経過しました。
目の前におこる出来事を、ベルトコンベヤーと思わずになるべく一つ一つを分析していく余裕みたいなものが生まれ、かつそこに楽しみを見出すという隙間をみつけられるようになりました。

世に言われる療育に対し納得いく部分もあるし、まだまだ不勉強で腑に落ちない部分もあります。
すべてのことに対し、訳知り顔にならないように気を付けていて、素通りしないようにいつも「どうして?」の視点を忘れないようにしています。

療育のほかにパーソナルトレーニングも関わる事ができていて、いくら感謝しても足りないのではないか…という気持ちにあふれています。
その中に心不全の方がいて、病院とは違う関係性の中で思うことは、わたしが療育をしたい理由の根底は疾患予防にあること。

適切な医療を受け、健康を維持していくことも大切だし、そもそも日々の生活習慣は自身に還ってくるということを意識して生活できること。それが疾患予防に対する基本的な姿勢だと短くない経験の中で思っています。
日本人の死亡原因の第一位は変わらず悪性新生物(いわゆるガン)ですが、第二位は心疾患。
ガンも元を正せば生活習慣の一種なので、日本人の大半は生活習慣が原因で亡くなっているのです。

死ぬことを否定するわけではないし、病気になった人が悪いわけではありません。
でも自分らしい最期を迎えようとする、その過程の中で「誰かの気持ちを考えて行動する」「心配してくれいている人を思い、行動を振り返る」「ちゃんと治療を受ける」ということができないせいで、しなくてもいい無用の苦しみを味わったりする姿をたくさんみてきました。
意地悪で言っているわけではない。この世にはあなたに向けられる愛があって、素直に手を取ることで解決できる問題がたくさんあるんだ。
究極の話ですが、今見ている子どもたちが大きくなった時、自分を守るための行動ができるようになってほしい。
それが根底にあるので、今すぐに子どもたちの行動に変化が出なくてもわたしは長い長い目をもって関わることができる。それがわたしの強味なのかもしれないです。

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