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何でもない日常の中で、子どもの成長を感じた一コマ。

朝の天気予報では「朝いったん雨はやみますが、昼過ぎにパラパラくるかもしれませんので、傘も念のため用意したほうがよいでしょう。」とのこと。

外を見ると、地面はしっとりしているけれども、もう降りやんでいる様子。自転車でも大丈夫かな、と子どもの自転車を借りて外出。

用事が済むころ、予報通りに降りはじめた雨は、パラパラどころか本格的になっていた。何で今日に限って天気予報が外れるのよ~と思いつつ、少し期待を持って小一時間、待機。やむ気配はない。朝よりも確実に低くなっている気温に対しても軽くため息をついて、自転車に乗り、注意して家路へ。

そもそも、いつもは歩いている道のり。今日は息子が家にいるので、早めに帰宅するために自転車にしたのです。しかし結果としては、ずいぶんと遅くなってしまった。なんだかすっきりしないわ。

過保護にはならないようにと思いつつ、一人っ子だからか、小さなことまで心配してしまう。同じことを人から聞けば、何をいらぬ心配をしているのか、もう大抵のことはできるよ、子ども扱いしなくても、と私自身が笑うくらいかもしれない。

無事たどり着いた駐輪場に自転車を格納。久しぶりに少しかじかんだ感じの手をにぎにぎしながら、玄関ドアを開ける。小学校を卒業し、中学校入学を間近に控え、最後のゆっくりすごせる時間を満喫するとのたまった息子が、私のただいま、の声に応じた。

「お帰り~。お風呂わかしといたよ、外は結構寒かったでしょ。」ー温かい言葉とともに、出迎え。ありがとう。

時折、思いもよらない言葉をかけてくれたり、行動をしたりするようになってきた子ども。何気ない日常の中で少しずつ成長を垣間見せてくれる、その瞬間は不意打ちのようで、とっても嬉しくなってしまう。今日はちょっとした思いやりを感じるちょっとした行動に、ちょっとだけ感動した親ばか話です。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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