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贖罪の奏鳴曲(レビュー/読書感想文)

贖罪の奏鳴曲
中山七里さんの初期作品です。

弁護士の御子柴は記者の死体を遺棄した。鉄壁のアリバイで警察の追求をあしらいつつ、御子柴は、集中治療中の夫の人工呼吸機を止めることで殺害したとされるその妻の弁護に奔走する。…というあらすじです。

https://book-sp.kodansha.co.jp/topics/shokuzai/

私は、本格ミステリを中心に、新刊で気になったタイトルは旬のうちに読むのですが、それでもやはり常に読む本があるわけでないので、惹かれる新刊のないときに、刊行時に素通りしていた旧作を文庫などで読む(隙間を埋める)という読書ライフを続けています。

それで、中山七里さんは去年の末から代表作を中心に読み始めています。「連続殺人鬼カエル男」に続いて手に取りました。

さすがに2011年の作品であり、まったく予備知識を持たずに読むというのも難しく、御子柴礼司シリーズというシリーズものの第一作であるということは認識しつつ読み始めました。こうなると、あるミステリ的な仕掛けがなかば意味を為さなくなるのでちょっと残念です。
(作品が悪いわけでなく)

いやぁ、それにしても盛り沢山ですね。パーツパーツを指す形容がいくらでも浮かびます。
・リーガルミステリー
・法廷劇
・医療ミステリー
・物理トリック
・アリバイ崩し
・☓☓トリック(ネタバレ自粛)
・自作キャラクターのロンド形式

ブラックジャック(by 手塚治虫)的なダークヒーローの香り漂う御子柴礼司の魅力にハマる人は多そうです。

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