こまきときこ『つれづれ語学日記』を読んで、語学は楽しむものだと実感した話。
こまきときこさんのコミックエッセイ『つれづれ語学日記』を読んで、語学は楽しくやるものだと言う思いを新たにしています。
(↑Amazonへのリンク、iPhoneのSafariからコピペしただけで表紙が表示されました!!便利になった!!)
英語とドイツ語を中心に、エスペラント語など多くの言語を学んでいるこまきさん。
どの言語に対しても本当に楽しんでいるのが伝わって来て、私もこうありたいものだなあ……と思いながら読ませて頂きました。
楽しくなければ続かないし押し潰される、と言う当たり前の事
英語を学び始めた当初のこまきさんは、TOEICの点数を上げる事にこだわっていました。壁にぶつかって落ち込んでいた時、ひょんなきっかけでドイツ語を始めます。
英語と似ているようで違っていて、新しい世界を教えてくれたドイツ語。完全な楽しみのために続けるうち、英語も同じように楽しく学べば良いのだと感じるようになったそうです。
資格試験のための勉強はお休みし、ラジオを聴いたり動画を見たり、興味のあるもの(こまきさんの場合は食べ物に関する事)を英語やドイツ語で調べてみたり。
結果としてオンライン英会話やドイツ旅行ではコミュニケーションを楽しめるようになっていて、点数を重ねるだけが語学じゃないんだなあと実感させられます。
人工言語も面白い
こまきさんが学んでいる言語の中には、「人工言語」と呼ばれる近年になって作られた言語があります。
19世紀に生まれたエスペラント語は、システマチックに出来ているので文法に例外がない(過去形やら複数形など)のが特徴だそうです。ネイティブのエスペランティストはほとんどいないため、エスペラント語を使うのは自分から学び始めた方々ばかり。
こまきさんは朝顔に話しかける事からエスペラント語を始め、力試しに資格試験を受けてみるまでになります(こまきさんの朝顔はエスペラント語ネイティブかも?)
2001年に発表されたトキポナは、単語が120種類しかない(!)と言うユニークなもの。色を表す単語は5つ、数字も3以上は「たくさん」です。
とにかくシンプルなトキポナを知ったこまきさんは、目の前の事をマインドフルに表せる言語だと感じたそうです。
世界中でたくさんの言語が生まれていて、また人工的に作られた言語もあり、人間は「物事を表現し他人とコミュニケーションを取る」方法を模索して来たのですね。
どんな言語を使うかによって世界の見え方までも違う。だからこそ、違う視点を得られるのが語学学習の面白さなのだろうと私は感じました。
さて、私はどうする?
私がこの本をポチったのは、やはり語学に興味があるからです。学生時代に学んだ韓国語と英語を、のんびり少しずつ続けています。ついでに言葉マニアであり名前マニア(名前って面白いですよね)でもありますし。
ただ、K-POPの推し活に「義務感」みたいなものを感じて韓国語から遠のきがちになっていたところでした。音楽を聴くのも動画を見るのも楽しくなければ続かないものです。
私も原点に帰ろうかな、と、この本を読んで考えました。
楽しく学べれば良いじゃないか。好きなものを好きな時に好きなだけ取り入れれば良い。それに、K-POP以外にも興味深いコンテンツはある。
ディズニーアニメの主題歌を日本語と英語と韓国語で聴いて訳してみたり(対象年齢が広いので難しくなさそう)、映画やドラマをサブスクでチェックしてみたり(アマプラ入ってます)するのは楽しそうです。ポップス以外の韓国音楽を探してみる(トロットとか)のも新鮮かも知れません。
こまきさんをお手本に、私も語学を楽しみます!!
※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。