2023年 読書記録 #14『作家刑事毒島』
さて、今回私が紹介するのは
『作家刑事毒島』中山七里著
です!
初「中山七里」
この作家さん、有名ですね。
「さよならドビュッシー」や映画化された「護られなかった者たちへ」他にも有名作多数なようですが、お恥ずかしながら私は初めてこの作家さんの本を読みました。
みんな大好きバディもの
さて本作、新人刑事と作家刑事のバディものです。
このバディが出版業界にかかわる事件を解決していくというものです。
みんな好きですよね、刑事もので、バディもの。
「相棒」や「ガリレオ」、ちょっと前の「MIU404」や「SPEC」、古いものだと「あぶない刑事」なんかもそうでしょう。
あとは映画だと「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」とかね(笑)
↑この映画好きな人とは仲良くなれそう😊
サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビはそれだけでもう最高ですよね!
おっと、話がそれちゃいましたね。
出版業界のバディものミステリー、
ミステリー小説好きならこの設定に魅力を感じない人はいないのでは?
ドラマ化
どうやら本作、ドラマ化もされているようです。
佐々木蔵之介さんが出ているようで、興味はあるのですがパラビでしか見られない模様。
日本はいいかげんテレビ局ごとにサブスクを乱立させるのをやめたらどうだろうか。
コンテンツを布教する気はないのだろうか。
おっと、また話がそれてしまったぜ。
連作短編集
本題に戻ろう。
本作は連作短編集です。
私がろくに確認せずに買ったから悪いのですが長編だと思ってました。
が、短編でした。まぁいいんですけどね。
一つ一つは短いので、非常に読みやすいです。
話も割とシンプルかつ王道。
変わっているところと言えば作家刑事の毒島さんのキャラが濃いところでしょうか。とにかく毒舌。で、面白い。
なのでミステリーは普段読まないけどなんか読んでみたいなー見たいな人の最初の一冊としてもおすすめできます。
出版業界にまつわるエトセトラ
本作、出版業界にまつわる事件を描いているので、
マジで?という出版業界の独特な世界について書かれています。
作者自身がとあるインタビューで答えていたのですが、
殺人事件以外はほぼリアル、というか、かなり希釈しています。
だ、そうです。
なので出版業界について知りたい、という人も読んでみてはいかがでしょうか。
実際ここに書かれていることがリアルなんだとしたらかなり面白い、というか、外から見てる分には面白い、ですね。
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