【珈琲】人生は苦いからコーヒーくらいは甘くていい
コーヒーは苦くて美味しくないと言っていた頃がもう思い出せなくなった。いつしかコーヒーの匂いをいい匂いだと思うようになり、やがて苦味の良さもわかり、むしろそれを求めるようになった。
しかしいつも飲むコーヒーは甘いコーヒーが多い気がする。
一度コーヒーを好きになった身としては、やはり無糖でこそのコーヒーだと思う(紅茶もまた然り)。それなのに飲むコーヒーは甘いコーヒー。
ある言葉を思い出した。
「人生は苦いからコーヒーくらいは甘くていい」
渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の主人公・比企谷八幡のセリフだ。
僕自身が経験した人生はまだ18年だが、既に甘い人生だとは思えない。もちろん楽しいこともあるけれど、それ以上に辛かったり苦しいことが多い。
もしかしたら、その葛藤が知らぬ間に甘いコーヒーを呼んでいるのかもしれない。
間違いなく言えるのは、コーヒーを飲んでいる時は少しだけ気分が落ち着くということ。
夜の感傷的な気分を和らげてくれる大切な存在だ。