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MAP OF THE K-POP

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K-POPは、2010年代のブームを経て今や日本のカルチャーに根付くメインストリームの音楽ジャンルへと成長した。BTSの活躍の煽りを受けながら、世界で評価の高まるK-POPの現在…
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#音楽

コロナ禍のK-POP〜閉ざされた世界にエールを'MY TREASURE'

コロナ禍のK-POP〜閉ざされた世界にエールを'MY TREASURE'

2021年が幕を開けた。とはいえ、昨年1年は正直なかったようなもの。私は大学生なので、ほとんどの記憶が家の中で、季節の移ろいすらあまり感じられないまま終わってしまった。なので、実質2019年25月が始まったような感覚でしかない。おまけにコロナの収束は夢のまた夢というか、もう「○月には旅行に行けるようになる」系のネタにも飽きてしまって希望なんてない。気づけば就活が始まろうとしている…もう一度言う、希

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K-POPで旋風を巻き起こす日本発の「シティポップ」

K-POPで旋風を巻き起こす日本発の「シティポップ」

日本で生まれた音楽「シティポップ」のリバイバルが世界的に広がりを見せるようになって久しい。とりわけ隣国・韓国はシティポップ再評価の中心地の一つとなっている。当初は新進気鋭の若手アーティストによるカバーや再現性の高い楽曲など、インディーズを中心としたトレンドであったが、最近ではメインストリームたるK-POPにもシティポップ旋風は及んでいる。さらに、K-POPの文脈では当初の「再現」を超え「刷新(ネオ

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ENHYPEN〜「媒体」としてのアイドル

ENHYPEN〜「媒体」としてのアイドル

K-POPが日本のカルチャーに根付いた2020年2020年は、どんな年だっただろうか———。
日韓の文脈に目を落とせば、そこにあったのは大きな「矛盾」だったのではないかと思う。思い返せばこの5年間、日韓関係は冷却の一途を辿った。一度は慰安婦問題の2015年合意で融和の兆しも見えたが、朴槿恵の弾劾とともに泡と消え、韓国内外各地に慰安婦像が建てられるなど問題は深刻化。加えて2018年にはいわゆる元徴用

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