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マガジン

  • MAP OF THE K-POP

    K-POPは、2010年代のブームを経て今や日本のカルチャーに根付くメインストリームの音楽ジャンルへと成長した。BTSの活躍の煽りを受けながら、世界で評価の高まるK-POPの現在地を探る。

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K-POPで旋風を巻き起こす日本発の「シティポップ」

日本で生まれた音楽「シティポップ」のリバイバルが世界的に広がりを見せるようになって久しい。とりわけ隣国・韓国はシティポップ再評価の中心地の一つとなっている。当初は新進気鋭の若手アーティストによるカバーや再現性の高い楽曲など、インディーズを中心としたトレンドであったが、最近ではメインストリームたるK-POPにもシティポップ旋風は及んでいる。さらに、K-POPの文脈では当初の「再現」を超え「刷新(ネオ)」のフェーズに入った良質な楽曲も見られるようになっている。今回は、日本発のシテ

    • 『RRR』 爆発的なヒットの影で加速するヒンドゥーナショナリズム

      『すずめの戸締まり』が興行を席巻し、爆発的なヒットを記録する影で話題を集めている映画がある。テルグ語インド映画『RRR』だ。2022年のインド映画における興行収入はNo.1。マーベル作品がひしめき合う全米興行ランキングでも初登場にして3位を記録。全世界での興行収入は1億6000万ドル(約220億円)を超える世界的大ヒット作となっている。監督を務めるのはS.S.ラージャマウリ。『バーフバリ』シリーズで知られ、日本でも大きな話題になったこのシリーズは応援上映も実施されるなど根強い

      • 「自己肯定感」と「自己愛」はきっと別物だ

        ピンとこなかった「自己肯定感」という言葉 この数年で「自己肯定感」という言葉をよく聞くようになった。ネットで検索をかければ、「自己肯定感が低い人がやってはいけない”残念な考え方”とは?」「日々の生活習慣で自己肯定感を高める方法」「自己肯定感が低い人のパターン」など、コンプレックスを煽りビュアーを惹きつけようとする記事や、自己肯定感が低いことを問題視する記事が多くヒットする。 これまで私は自己肯定感の低さに悩むという経験をしたことがなかった。それどころか、むしろ自分自身のこ

        • アイドルファンがみんな「リアコ」だと思うなよ

          アイドルを推していてモヤっとしてしまう瞬間アイドルのオタクをしていて不意にモヤッとしてしまう瞬間がある。それがいわゆる「リアコ」のカルチャーだ。リアコとは「リアルに恋してる」の略で、アイドルのコンテンツの中でも「ファンの皆さんが彼女だと思って胸キュン台詞を言う」とか、「デートシナリオを考える」といった恋愛を想定したものが散見される。先日あるアイドルグループのメンバーが出演していたWeb番組を見ていたときのこと。次々に出される質問に瞬時に答えていく企画の中でふとモヤッとしてしま

          ¥300
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        • MAP OF THE K-POP
          3本

        記事

          コロナ禍のK-POP〜閉ざされた世界にエールを'MY TREASURE'

          2021年が幕を開けた。とはいえ、昨年1年は正直なかったようなもの。私は大学生なので、ほとんどの記憶が家の中で、季節の移ろいすらあまり感じられないまま終わってしまった。なので、実質2019年25月が始まったような感覚でしかない。おまけにコロナの収束は夢のまた夢というか、もう「○月には旅行に行けるようになる」系のネタにも飽きてしまって希望なんてない。気づけば就活が始まろうとしている…もう一度言う、希望なんてない。毎年新年にはなんとなく「今年こそは何か成し遂げてやろう」と意気込ん

          コロナ禍のK-POP〜閉ざされた世界にエールを'MY TREASURE'

          ENHYPEN〜「媒体」としてのアイドル

          K-POPが日本のカルチャーに根付いた2020年2020年は、どんな年だっただろうか———。 日韓の文脈に目を落とせば、そこにあったのは大きな「矛盾」だったのではないかと思う。思い返せばこの5年間、日韓関係は冷却の一途を辿った。一度は慰安婦問題の2015年合意で融和の兆しも見えたが、朴槿恵の弾劾とともに泡と消え、韓国内外各地に慰安婦像が建てられるなど問題は深刻化。加えて2018年にはいわゆる元徴用工への賠償に関わる判決が韓国大法院にて下され、反発する日本との間で溝は深まるばか

          ENHYPEN〜「媒体」としてのアイドル

          「私の時代」なんかじゃない

          西武・そごうが元旦に新聞に掲載した広告に私は強い違和感を覚えた。私自身は男であるし、異性という立場から女性擁護的な発言をするのはどうなのだろうか?といろいろ考えてみたものの、やはりこうした歪曲されたフェミニズムの流布は看過できたものではない。映画「アリー/スター誕生」の感想を綴った 男の嫉妬はマジshitでも言及したとおり、社会はいまだ女性にとって厳しい環境である。些細なことであれ修正し続けなければ、こうした現状は改善されない。意見を表明することは社会に大きな影響力を持たずと

          「私の時代」なんかじゃない