京王7000系は音がいい。いい音を出す。発車して、初めはきれいにドの音階をしばらく奏で、そこから緩やかに音が上昇していく。そしてさらに速度を上げて急激に音がキュッと上がってそこで締まる。 9000系もよく似ているが、レから始まるところが少し惜しい。何故かはわからないが、ドから始まる方が収まりが良い気がして心地いい。7000系の方が1980年代生まれの古い電車ということもあり、車体をガチャガチャと揺らしながら走る裏の音も加わって、良さが余計に出るのかもしれない。 この電車に
駅につく。ホームに降りる。京王八王子ゆきの各駅停車はここまで来るとさすがに人が少なくなっていた。 ふと、ブレーキの焦げる匂いがする。 これがブレーキの焦げる匂いと知ったのはいつのことだろうか。……たぶん中学生ぐらいの頃、気になって検索して、たどり着いた知恵袋で知ったとか、そんなところか。 小さい頃は、能勢電の匂いだと思っていた。大阪梅田から出てる阪急電車から途中で枝分かれする、能勢電鉄。幼い頃に少しだけ沿線に住んでいた。 平野駅で降りると、ほわほわほわわーんとしたコン
2023年のゴールデンウィークにシカゴ郊外にあるフランク・ロイド・ライト設計のロビー邸を見に行った。 フランク・ロイド・ライトはアメリカの建築家で、日本でも初代・帝国ホテルの設計をした著名な人物である。 彼の有名な作品の一つとして挙げられるのが、ロビー邸だ。 シカゴにはフランク・ロイド・ライトが設計した建築がたくさんあり、見学できるものも多い。しかし、今回は時間的に厳しかったので、このロビー邸に絞って見学することにした。ロビー邸は、現在はシカゴ中心部から少し南へ行
22時00分 敦賀駅 2月某日、敦賀から新日本海フェリーに乗って北海道へ向かった。雪まつりを見るために。 敦賀駅からフェリー乗り場まで連絡バスが出ていたが、乗ったのは自分一人だけであった。15分くらい揺られてターミナルに着く。窓口で今日の乗船券を発行した。予約はしていなかったが、問題なく発券できた。一番安いツーリストAで取った。値段は11100円。 敦賀港のターミナルはちょっとした売店のみしかなく、あとあるのはNHKの流れるテレビくらいで結構乗船まで暇な時間が続いた。
2019年、まだロシアがああなる前の時代、そしてコロナといえばビールぐらいしか誰も連想できなかった頃、、、シベリア鉄道を乗り通す旅に出た。その時、旅行しながら日記を書こう!と意気込んでいたが、三日坊主どころかなんと2日目で終わってしまっていた。我ながらその意気込みの続かなさに驚くばかりである。その最初の記録だけ、部屋を整理していたら発見したので、ほぼ原文のまま、ここに載せておこうと思う。 そして、今更ながらも思い出しつつ、この続きもいつか書ければ、と思う。 1日目 20
2019/3/13 訪問 雪が残る中、泊まっていたラトビアの首都リガを出発し、バスの国際便でリトアニアのシャウレイへ。今日は十字架の丘を目指す。 国をまたぐのだから、それなりの大型観光バスが来るのかと思ったら… ハイエースをちょっと大きくしたような車、ロシアで言うところのマルシルートカが止まっており、拍子抜けした。こんなのでいいんだ。 エストニア・タリンのゲストハウスで印刷した予約票を見せ、乗車。 リガの町を抜け、次第にヨーロッパ的な田園風景に変わって行く。
2019/3/13訪問 バルト三国を旅する道中、リトアニアのシャウレイで「十字架の丘」を見たあと、首都のビリニュスへ向かうことになっていた。 シャウレイからビリニュスまでは、バスの方が本数も多くて安いが、バルト三国で一回くらいは鉄道に乗っておきたいと思い、列車で行くことにした。 シャウレイの駅はバスターミナルから南に行った少し街外れのところにある。駅舎はいかにも中規模の町にありそうな雰囲気だ。駅前は閑散としている。 適当に駅を見て回っていると、単行のローカル列車がや
アカウントを作って半年以上経っていますが、ようやくなにか投稿しようという気になりました。 ここでは、 1.旅行記 2.気になったことや調べたことのまとめ を主に載せていこうと思います。 場合によっては雑記も書くかもしれませんが、基本的に思うことや読者録、過去にまつわる怪文書(?)の類いははてなブログの方に載せていこうと考えています。 1に関して、基本的に2019年春のロシア・ヨーロッパ紀行について書こうと思いますが、時系列ではなく、書きたいトピックから記事化していこうと