リトアニア・シャウレイの鉄道博物館
2019/3/13訪問
バルト三国を旅する道中、リトアニアのシャウレイで「十字架の丘」を見たあと、首都のビリニュスへ向かうことになっていた。
シャウレイからビリニュスまでは、バスの方が本数も多くて安いが、バルト三国で一回くらいは鉄道に乗っておきたいと思い、列車で行くことにした。
シャウレイの駅はバスターミナルから南に行った少し街外れのところにある。駅舎はいかにも中規模の町にありそうな雰囲気だ。駅前は閑散としている。
適当に駅を見て回っていると、単行のローカル列車がやってきた。
国際列車の定期便はないと思っていたが、駅舎内の掲示をみると、どうやら日によってはあるらしい。
この駅の窓口で四苦八苦しながらビリニュスまでの切符を買う。聞くと、どうやらしばらく列車は来ないらしい。
それまで暇なので何をしようか、と思っていると…
どうやら近くに鉄道博物館があるらしい。
再び窓口のおばさんにお互いちぐはぐな英語でなんとか意思疎通を図り、行き方を教えてもらった。
西へ10分ほど歩いたところ、鉄道施設の敷地内に小さな鉄道博物館はあった。
外には昔の車両と思われるものが置かれている。旧ソ連ということもあってか、ロシアで見たような機関車もあった。
2階建てのこじんまりとした博物館だった。
なぜか外から客車が突っ込んでいる。
館内には係員のおばさん以外誰もいなかった。まずクロークに通され、上着と荷物を預けた。
わりとクロークにキャパがあったので昼間には近くの子供が社会見学で来たりするのだろうか。
隅っこに昔ながらの飲料販売機が置いてあった。
展示室入ってすぐ左には、昔の改札風景を模した実物大の展示がある。Kasaは窓口という意味のだと思われる。
ショーケースには昔の切符や制服、小物類などが展示されていた。
ロシアでおなじみのサモワールやスタカンも展示があった。
歴史解説パネルにはリトアニア語に加え、英語表記もあり、ある程度読むことができる。
鉄道関連の展示のほかに、特別展示なのか、謎のお面が展示されていた。
係員のおばさんに英語で質問してみたが、リトアニア語とロシア語しか話せないため、結局分からずじまい。
ここにきたおかげで列車までの待ち時間を有意義に過ごすことができた。また、日本人があまり来たことがないであろうマイナーな博物館に行けたのは貴重な体験だったと思う。シャウレイに行って暇になった方は是非訪ねてみてほしい。
おまけ ビリニュスまで乗った快速?列車。
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