見出し画像

投資対象として『チタニウムを扱う企業』に注目!

私が敬愛するラジオ日経の記者である鎌田伸一さんが、『ザ・マネー』というメチャクチャ直球なタイトルのラジオ番組の中で、『チタニウムを扱う企業に注目!』と話をされていて、その内容が大変勉強になったのと納得感があったので、でラジオから学んだ事を公開メモとして書き残したいと思います。

実際に私は鎌田さんのお話を聞いて、チタニウムを扱う企業2社に投資を行いました。


1、チタニウムとはそもそも何なのか?

チタニウム(Titanium)は、化学元素の一つ。
元素記号は「Ti」、原子番号は22。

チタニウムは、非常に強く、軽量で、耐腐食性が高い金属であるため、航空宇宙産業、医療、スポーツ用品など、さまざまな分野で利用されています。

①チタニウムの特徴

軽量
・鉄に比べて約60%の密度で、軽量かつ強度がある。

高強度
・軽量軽にもかかわらず、非常に高い強度を持っている。

耐腐食性
・海水や酸、塩に対して強い耐腐食性を持っている。

生体適合性
・人体に対して無害であり、アレルギー反応を引き起こしにくいことから、医療用インプラントや歯科治療に広く使用されている。

チタニウムはその特性から多くの分野で重宝されています。

チタニウムが使用されている分野

航空宇宙産業
・軽くて強度が高いため、航空機部品やロケットエンジンに採用。

医療
・人工関節や骨折治療用のプレートなど、医療用インプラントに利用。

スポーツ用品
・ゴルフクラブや自転車のフレーム、テニスラケットなど、軽さと強さが求められる製品に使用。

ジュエリー
・耐久性が高く、アレルギー反応が少ないため、指輪やネックレスなどのアクセサリーにも使用されています。


2、なぜ『今』チタニウムに注目なのか?

結論
・国内で民間航空機関連の受注が伸びている事が理由。
・航空機製造にはチタニウム(金属チタン)が多く使われる為。

詳細
・三菱重工の防衛・宇宙セグメントの受注規模は23年3月期で4,749億円でした。近年は5,000億円弱で推移しており、2024年はさらに増える見込み。
・その中で民間航空機関連のセグメントが530億円規模と言われている。
・防衛・宇宙セグメントと比べるとスケールが小さいが航空機関連は伸びている。
・民間航空機関連のセグメントが伸びると、チタニウムを扱う企業も伸びる予想。

参考資料
・我が国航空機産業の今後の方向性について【経済産業省】
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/kokuki_uchu/pdf/2023_001_02_00.pdf


3、チタニウムを扱う注目企業はどこ?

結論
・大阪チタニウム(5726)

理由
・高品質の金属チタンで世界首位。航空機向け多い。

詳細
・今年度25年3月期の営業利益予想が128億円。
・前年度24年3月期に対して5割ほどの増益予想。
・さらに来年度26年3月期の営業利益予想が192億円の増益予想。

増益予想の理由
・航空機向け金属チタンは、本来ロシアで原材料が作られている。
・しかし、現在世界的にロシア産以外の金属チタンを使用する流れが強まっていると共に、中国産の金属チタンにも不安視。
・さらに現在、航空機の需要回復の動きが加わって、金属チタンが需給を伴って価格が上昇している。

参考資料


4、チタニウムを扱う注目企業をもう一つ!

結論
・東邦チタニウム(5727)

理由
・JX金属系のチタン製錬大手。
・大阪チタニウムと双璧。
・航空機と一般工業向けが柱。

参考資料


投資の記録

結論
8月30日に下記をまずは10万円分づつ、それぞれ購入しました。
・大阪チタニウム(5726)を1株2,579円。
・東邦チタニウム(5727)を1株1,206円。
目標株価は、購入価格より+25%。

購入理由
・鎌田さんの説明に納得感があった。
・自分で企業を調べても成長しそうな気がした。
・株価も高値圏内ではなく、上値は重くないと感じた。
・配当も2%前後と悪くはないと感じた。

参考資料

・ザ・マネー
・ラジオNIKKEI第1
・2024/08/27/14:30-16:00


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集