読書レビュー⑪『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(夏まゆみ)

初出:2015年3月15日「徒然にレビュー(2月後半)

あらすじ

芸能人もビジネスマンも、成功する人はみんな、同じことをやっている。
モーニング娘。、AKB48を育てた著者が贈る、働き方・考え方の書。


モーニング娘。、AKB48、吉本印天然素材、ジャニーズ、宝塚歌劇団など、300組以上のアーティストにダンスの指導をし、NHK紅白歌合戦では17年以上ステージングを継続、1998年冬季長野オリンピック閉会式では数万人が一度に踊る振り付けを考案・指揮した、知る人ぞ知る夏まゆみ先生。
数多くの芸能人を指導した中で、幾度となく考えさせられたことがあったといいます。

スタートラインではほとんど差のない人たちが、
いつの間にか大きな差となって
かたや「エース」と呼ばれるまで成長し、
かたや思いどおりにいかずその場を去っていく。
なぜ、その差は生まれるのか――、ということです。

そして30年に及ぶ指導経験からついに、
「エースと呼ばれる人」には必ず、
成長するための「正しい習慣」が身についていることに気づいたのです。


しかもこの習慣は芸能人にかぎった話ではなく、
ビジネスマンや学生、子どもを持つ親から部活動に精を出す学生まで、
すべての人が持ちうる「成長の条件」=「エースの資格」なのです。
本書ではこの「エースの資格」とはどのようなものかを紹介しながら、
誰でも身につく方法を教えています。

エースといっても難しいことはありません。
というのもエースとは必ずしも「一番」をめざすことではないからです。
エースとは「自己を確立し、自信を持ち、前に進める」人だと夏先生はいいます。
その習慣を持つことで「自分自身のよさ」を最大限に引き出し成長できること、
それが「エースになる」ということなのです。


安倍なつみも、前田敦子も、最初はごく普通の女の子だったといいます。
それがいかにしてエースの資格を身につけ、「エース」と呼ばれるまでに成長したのか。
その理由を知れば、あなたも必ずエースになれるのです。

本書は、これまで経験して得たことを、
出し惜しみせず、すべてお伝えしたいとの思いで、
夏先生が全身全霊をかけて作り上げました。

人は誰でも輝く場所を持っています。
その場所にたどり着き、輝くようになっています。
本書を読んで、その場所へと続く一歩を、
ぜひ踏み出してほしい、そんな勇気をくれる一冊です。

『エースと呼ばれる人は何をしているのか』

感想

借りた本。
筆者はモーニング娘。やAKB48の振付師をやった夏まゆみ。
前田敦子や安倍なつみがセンターに立った理由、意味をその当時の状況とともに説明してくれる。
また、センターとエースとの差、エースとはどういう人をエースというのか、どうすればエースになることができるかを解説してくれている。
アイドルヲタ向けでもあるが、働いてて壁にぶつかってる人にもオススメな一冊。

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