読書レビュー⑯『超国家主義の論理と心理 他八篇』(丸山眞男)
初出:2015年4月17日
あらすじ感想『現代政治の思想と行動』に収録されたものを中心に戦後約10年の論文を9編セレクトしたもの。
論文自体は発表された当時から有名な論文が多く、『丸山眞男集』にも収録されているので特に目新しいものはないが、編集者の注がついており、丸山文庫の資料をふんだんに使うことにより、その思想の成立過程の一端をのぞくことができる。
時代背景ついての解説が入っているので、若い人にも読みやすいと思う。
丸山は確かにいろいろ評価がわかれるところではあるが、日本