例年になく桜のタイミングが微妙なので久遠寺のしだれ桜を見に行った 門前の玉川楼で絶品鰻に舌鼓 21.03.20 13:10
久遠寺に来たら玉川楼で昼飯を食べることにしている。
門前町の食堂は昭和が残る居心地の良さ。
門前町の町営駐車場からほど近い場所にある玉川楼。
つまり、門前の店舗としては久遠寺からは一番遠い位置関係だけれども!
富士川流れる身延の町。
聖水で洗われたうなぎがまずいわけがない。
と言いたいけれども、富士川の天然うなぎだなんて思っているわけではない。
養殖だったら生産地はよその場所だろう。水を使ったとしても生簀と調理の水くらいか?
でも、なんだかうまいような気がするから不思議だ。
巨大な暖簾をくぐって店内へ。
採光の悪い店内は薄暗く昭和の佇まい。その雰囲気は最高です。
おばちゃんが注文を取りに来る。
桜の季節、週末のそんなに悪い時間帯でもないと思うのだが、今の所お客はいない。
満席で入れなかったこともある老舗の店だっていうのに。コロナの魔の手がこんなところにも。
頼んだのはうな重と唐揚げ。
実はここの優しい唐揚げが大好きなのです。
そして、うなぎ以外の丼とか定食とかにも物凄い轢かれる。
若いお客がカツ丼とか食っているのを見ると、あぁそれもうまそうだなぁと思うのだけれども、ついついうなぎを頼んでしまう保守本流のオヤジ。
待つことしばしでまずは唐揚げが来る。
うなぎの露払いのようなあつかいがいい。
そして、衣カラット、肉はジューシーの調理がいい。
田舎の食堂には惜しい味。
都会ならこれだけで有名店になれると思うが、日蓮に抱かれて田舎に暮らすってのも幸せなんだろうな。
やがて来た鰻は蒸さない関西風。
静岡という場所の微妙な立場。
でもカリッと仕上がった蒲焼きの旨さは格別。
多分背開きなのか?その違いさえわからない素人だけれども、美味いという味の違いは間違いない。
総額3140円のお支払いはたまに食べる贅沢として許容範囲。
日蓮の妖力と富士川の力が体に染み渡った気がしてなんとなく幸せ。
ただ、いつも車で来ているのでビールが飲めないのが残念ポイント。
一度参道の宿屋に泊まって夜の雰囲気を味わいたいなぁとも思う。
湯葉や鰻で一杯行ければ幸せだろうな。
そんな夢をいだきつつ、今年の日蓮、久遠寺詣では大団円です。
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