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今年もやっぱり山梨の桜 甲府の朝は立ち食い蕎麦で 丸政甲府駅北口店 20.04.04 08:03
昨夜は甲府の駅前ホテルに泊まったけれども、夜の街に出かけるのは控えることにした。
あそこに行こうここに行こうと楽しみにしていたところを、全部諦めて宿にこもって一晩過ごす。
朝起きて、朝食を食べに甲府駅へと出向く。
甲府の南口の駅前には丸政という小淵沢あたりでは有名な立ち食いそば屋があるのだが、近づいて張り紙を見ると休業突入と書いてある。ご丁寧に南口店は休業だけれども、北口店は営業しているのでそちらにどうぞと。
ビルが建ちロータリーもあり県庁まである栄えている南口店を閉じて北口店は営業しているのか。その真意はわからないけれども、蕎麦屋に限らず駅前の結構な店が営業を自粛しているみたいだ。山梨の人たちは割と権力の圧力に弱いみたい。長い間幕府の天領として過ごしてきた文化が染み付いているのだろうか?現代でも保守王国だし、観光客の肌感覚としてはそんなカンジだ。
というわけで、甲府駅を超えて北口へ。
甲府は小都市なれども県庁所在地。駅もなかなか大きくて越えるのに一苦労。
しかも、北口には駅の目の前に広場があり、歩道橋でそこを超えないといけないので距離にするとなかなかのもの。時間にしても結構かかった印象。
南口の店舗よりもだいぶこじんまりとした感じで丸政の北口店はあった。
それでも、横浜の人間が思い描く立ち食い蕎麦の店舗に比べるとだいぶ立派。こんなサイズの店を駅の北と南に出店しているのだから、かなり県民からは愛されている模様だ。
駅の改札内にはいろり庵きらくもあるらしいが(目で確認をしたわけではない)、気楽に入れるのはどちらなのだろう?観光客からすると甲府まで来てきらくかよとも思うけれども、地元の人はどうなのかな?JRの立ち食いそば屋よりも地元の店を愛してほしいは観光客のエゴかなぁ?
丸政の営業時間は北口も南口も7:00から。
開店1時間後だけれども、お客は居なかった。
店は調理と給餌で二人のおばちゃん体制。
なんだか申し訳ない気持ちになる。
きっとこんなご時世でなければ・・・はいいっこなしだ。
注文したのは、月見そば380円と山賊揚げ150円、半熟たまご揚げ150円。
と言っても、入店して天ぷらやトッピングを好きなだけ取り、そばの種類を頼んで料金を払うシステム。
システムはほぼセルフだがとりあえず、リーズナブルだ。
蕎麦の大盛りは無料。月見そばを頼んだ時点でこちらの体型を見た後、自動的に大盛りにされた(笑)
こちらが怖気づいて、いや、普通で・・・と頼み直すと、大盛り茹でちゃったと疾風のような対応。流石は風林火山の甲斐の国。
とりあえず、一通り揃ったところがこんな感じ。
蕎麦は太めの田舎そば。茹で具合は正直ゆるい。
出汁は田舎にしては薄い感じ。塩分にうるさいご時世だとそういうことになるのかな?
その割に山賊揚げはでかい。これだと山賊も満腹だろう。
半熟たまご揚げは月見そばにするのならいらなかったかな。
いっぺんに頼めないセルフのシステムだからそういうことになる。いや、こちらが慣れていないからいけないのか。
味はそこそこ。
小淵沢で食べたときのほうが美味しく感じたかな?
思い出と時間が好印象で星を増やしていくのはいつものこと。
ホントは昔もこんなものだったのかも知れないな。
コロナ禍が終わった頃、再びやって来て食べたときには、今日の味もきっともう少しうまいみたいな気になるのだろうな。
決してまずいわけじゃないから良いのだが。ゆるい蕎麦だって好き好きだろうし。