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【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 鎌倉五山第四位、浄智寺散策 23.05.27_14:45

 明月院を後に、臨済宗円覚寺派浄智寺へと回る。

 鎌倉五山第四位の浄智寺は街道から少し入っただけなのに静寂さがたまらなくいい。

 鎌倉幕府五代執権北条時頼の三男、北条宗政(つまり、空中元彌チョップこと、北条時宗の兄弟。NHKはなぜ和泉元彌なんて・・・それは言うまい)の菩提を弔うために建てられた寺院。

 開基は時政の息子ということになっているが、まだ幼かっただろうから、時宗が力を添えたものだろう。

 夢窓疎石なども住持し、最盛期は七堂伽藍を備え、塔頭も11寺院もあったそうだが、今では閑散とした感じ。

 もっとも、その閑散とした侘び寂びを感じるのも参拝の目的だったりするのだけれど。

 
 最近谷戸の並びの駆け込み寺こと東慶寺が境内撮影禁止になってしまった。

 よほどたちの悪いカメラマンがいたのだろうけど、残念でならない。

 お陰でそれを保管する浄智寺のありがたさが際立つ昨今。

 この時期、東慶寺の見どころの一つであったイワタバコは浄智寺で見るしかないのだけは残念。

 東慶寺とは規模が違いすぎるんだよなぁ。

 それでも、イワタバコって不思議と東慶寺と浄智寺の谷戸でしか見ることがない。

 日の当たらない谷戸側への自然のご褒美なのだろうか?

 
 浄智寺ももう少し宣伝すればいいのに、しないところが奥ゆかしい。

 しずけさが境内にしみ入る。

 不思議な空間を感じられます。




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