1週間を全力で生きるためには
「1週間お疲れ様でした」
金曜日は自分にこの言葉をかけ、ビール片手に憂さ晴らしする。社会人を経験した人なら誰しも一度はこんな経験したことがあるんじゃないでしょうか。
そして土曜・日曜と充実した週末を過ごした後やってくるのが月曜日です。今では死語かもしれませんが、サザエさん症候群(サザエさんの放送が夜終わると、明日から始まる仕事を意識し始めて憂鬱になる現象)なんて言ったものです。
私も商社勤務時代、月曜日になるのが嫌で嫌でしょうがない時期がありました。3、4年目でしょうか。日曜に寝るのが怖い。寝たら月曜になるから。
そんな暗黒時代に編み出した方法が「1週間2日説」です。イヤイヤ期を乗り越えながら成長する技です。
1週間2日説
皆さん金曜日になると、朝から「もう1週間終わったー!」という気分が湧いてきますね。社内メールやLINEで今晩どうするか、話したりするのも正直そわそわして楽しかったりします。
金曜さえ迎えてしまえばこっちのものですね。
もし木曜日に、「明日になったらこのワクワクした気持ちを味わえる!」という気持ちに気づければ、月曜から始まった憂鬱な1週間も、木曜日には結構楽しんで過ごせると思いませんか?
これで、月から金曜日で働く5日間の内、2日は結構楽しく過ごせるわけです。
一方、火曜、水曜は歯を食いしばって働くしかありません。木・金・土・日の4日間は結構いい気分で、しかも内2日間(木・金)はお金をもらいながら楽しく過ごさせてもらえるわけなので、この2日間は、残りの4日間のために全力を尽くしてください。
さて最後に、問題の月曜日です。
この日は、楽しくも辛くもない日に設定してみてください。月曜はとにかく「出社(もしくはLogin)だけ」はする日にしてみてはどうでしょうか。先延ばしできることは火・水曜日に全力でやると誓い、月曜は嫌なことをどう翌日以降にできるようにするか計画だけするようにスケジュールするわけです。
月曜は、ギリギリに出社する。フレックスが使えるなら使う。リモートでいいならリモートにする。ランチはちょっと早めに出て時間を稼ぐ。とにかく通勤も含めた嫌なことは全部避ける、その事に全力を尽くす日にしてみてください。
頑張るのは、上司から「あれどーなってんだ?」と聞かれた場合に「火曜か水曜までに〜終わらせて相談します」くらい言えるように、計画だけ全力でやってください。
その代わり、火曜・水曜は早くから始業し、残業してでも貯めといた嫌なことを終わらせるんです。月曜に綿密に計画さえ立てて目的意識を持っていれれば、火曜・水曜を惰性で過ごすことはありません。
そしたら、木曜以降はこの2日間にやった成果を小出しにしていければ、心に余裕を持って楽しく過ごすことができます。
良い副作用💊
この説は、あくまでマンデーブルーで苦しんでいる方用の考え方です。ベストな方法ではありませんが、嫌なことに立ち向かう第一歩としてはいい手段だと思います。
なぜなら、同期不順とはいえ、月から金まで明確な目的意識を持って過ごします。
嫌だ嫌だだと言いながらも、月曜に自分の仕事について一生懸命考え抜き、計画を立てるわけです。
さらには、火曜と水曜で嫌な仕事を終わらせようと、積極性や士気が高まり、仕事の仕方の改善すらし始めるでしょう。
いつの間にか気づいたら、マンデーブルーに苦しんでいた時より、計画性、効率、士気、ワークライフバランスのどれもが改善し、元々自分のために始めたことが、周囲や会社のためにもなるわけです。
バカらしい説ですが、私に結構強い心構えと積極性を教えてくれた、実践済みの手法なのでシェアさせていただきました。