vol.5「糖質制限の良い面・悪い面」
美容や健康に気をつかっていなくても、誰もが聞いたことのある”糖質制限”。
「糖質制限は結局いいの?悪いの?」と思ったことのある人は多いはず。
今回は、糖質制限の良い面と悪い面の両方について説明していきたいと思います。
<< 目次 >>
1.糖質制限とは?
2.「良い・悪い」両方の意見が存在する理由
3.糖質には悪い所も良い所もある。
4.糖質制限が”良い”とすすめられる理由
5.糖質制限が”良くない”と言われる理由
6.まとめ
1.糖質制限とは?
元々はメタボリックシンドロームや糖尿病患者向けに考えられた食事療法です。糖質を控えることが、減量目的にも合っていると考えられ、ダイエット目的にも使われるようになりました。カロリーを制限する訳ではないのが人気の秘訣だったと言えます。
2.「良い・悪い」両方の意見が存在する理由
糖質制限については、勧めているお医者さんもいれば、否定しているお医者さんもいます。
「糖質制限はキケンだ」とは聞きつつも、「糖質制限はヤセる!」と健康に良さそうなイメージはある。
一体なぜこんなにも情報が混在してしまっているのでしょうか?
それは、良い意見・悪い意見は、両方とも正しいからです。
「糖質制限の良い所」を謳う意見では、”いい所”にフォーカスを当てていて、「糖質制限の悪い所」を謳う意見では、”悪い所”にフォーカスを当てているから。
つまり、糖質には良い所、悪い所の両面があるのです。
3.糖質には悪い所も良い所もある。
3-1 糖質のはたらき
まず、糖質のはたらきからお話しします。
糖質は、よくエネルギー源といわれますが、車で言うと「ガソリン」と同じようなものです。
つまり、補充すれば車は正常に動きます。
しかし、ガソリンは多すぎても、車はうまく作動しない。
反対に、ガソリンが足りないと、車が動くのに支障をきたす。
つまり、多すぎても少なすぎても良くないのです。多すぎたり少なすぎることで、色々な弊害が出るといわれています。
3-2 糖質の役割
糖質は、糖の最小単位「ブドウ糖」に分解されると、脳のエネルギー源になったり、全身のエネルギー源になると言われています。
4.糖質制限が”良い”とすすめられる理由
糖質は、摂りすぎると、グリコーゲンや中性脂肪として体内に蓄えられる性質があります。
逆に、糖質を取らなければ、取らなかった分、中性脂肪を代謝して減らすことができるというのが、糖質制限が進められる理由です。
また、糖質を急に減らすと体重はすぐ減るため、効果がすぐ実感できると認識されているのも、流行した理由です。
確かに、車で例えると、ガソリンを入れずに走り続ければ、車体(カラダ)はすり減って(疲弊して)いきます。
が、それが本当に体に良いのかを考えると微妙ですね。やはり、ある程度の糖質は必要だと考えられます。
5.糖質制限が”良くない”と言われる理由
糖質制限で問題なのが、極端に糖質を減らそうとしすぎて、摂取カロリーも凄く少なくしてしまうこと。
こうなった場合、糖質を減らしすぎて、医療機関の専門家のサポートなしだと身体へのダメージが懸念され、専門家もすすめることが難しいそうです。
糖質を急に減らすと筋肉が先に分解されてしまい、脂肪は分解されないといわれています。
糖質制限をしすぎると、めまいや疲れ・低体温を引き起こす可能性があるともいわれています。
6.まとめ
結果、糖質制限はやりすぎない程度の”ほどほど”が一番カラダによって良いことがわかります。体のエネルギー源である糖質は、多すぎず少なすぎない程度の丁度いいバランスを保つことが大切なのです。
糖質を取らなければ、取らなかった分、中性脂肪を代謝して減らすことができますが、糖質制限をしすぎると、めまいや疲れ・低体温を引き起こす可能性があるので、体を動かすためにはある程度の糖質は必要であると考えられます。
次回は、腸と肌のカンケイについて明かしていきたいと思います!
実は、「肌は腸を映し出す鏡」といわれているくらい、ヒトの「肌の状態」と「腸内の環境」は密接にカンケイしているんです....!
便秘が血行を悪くするワケや便秘チェックなどをご紹介していきます!