保育の中のハインリッヒの法則と保育士からの切実な思い
ご無沙汰しております。
新型コロナデルタ株の感染が急拡大、オリンピック、台風3つ発生などなど世の中は相変わらず様々なことが起きていますが、皆様は元気に過ごされていますか?
最近保育士の確認不足が原因でバスに取り残される事故が起きましたね。
これからの未来が詰まった男の子の人生をなくしてしまったことに対して、どう感じているのか。
保育体制はこれでよかったのか。
私はとても心が痛くなりました。
それと同時に、自分も他人事ではないとも思いました。
ヒヤリハット、軽度事故
よく聞く言葉ですが、皆さんは
『1:29:300の法則』を知っていますか?
300件のヒヤリハットが起きると29件の軽度事故が起きる。そして、重大事故が1件起きてしまうというハインリッヒの法則です。
事情を話す記事やニュースを見ると、バスの事故の中にもこういったことが起きていたのではないかと大いに感じています。
色々感じることはありますが、一言にまとめると、本当に報告・連絡・相談、そして連携が大切だと思いました。
私自身も相談の部分が欠けていると感じているので、気をつけて過ごしていきたいです。
さて、このような状況の中、勤務先でコロナではありませんが、感染症が大流行しました。
クラス全員発熱したことも。
なぜ?どこが原因?
と私はよく考えています。
しかし、そうではない職員も多数。
『この状況で危機感感じないのかな?』
『職員も感染して何も思わないのかな?』
などなど思うことは沢山あります。
こんな時、私は
『何でこんな短期間に感染症が流行るんですかね』
『消毒しますね!』
と、アクションを起こして相手に伝わるようにしています。
なかなか伝わらないことが多いですが😅
私はまだまだペーペーで偉いこと言える立場ではないですが、だからこそこうして、一人一人の意識を変えていけたらなぁと思っています。
子どもの命を預かる責任重大な仕事。
社会的地位が低いなんて騒がれていますが、大好きな子どものため、そしてその保護者のために働いていきたいと思う今日この頃です。
しかし、保護者の方に声を大にして言いたい!
発熱したとき(特に38°c以上でたとき)は、次の日はお休みしてください!!!!
これは、私たち保育士のためではないです。
お子さんと保護者の方の為でもあります。
以下のメリットがあります。
・しっかり休むことで早く体調を整えることができる。
→保護者も仕事を休む日が短期間で済む可能性が高い。
・園内感染の予防ができる。
→クラス内で感染が広まり兄弟児へ、そしてまたクラスに戻ってぶり返しを防ぐことができる。
今まで発熱の次の日に登園、そして機嫌が悪く治るまでに時間がかかってしまったり、また発熱してしまったりする子どもも何人も見てきました。
お仕事がどうしても忙しい、休めない。
連日休むなんて会社に迷惑をかけられない。
そんな方もいらっしゃると思います。
そんな方は是非病児保育を利用してください。
そこまでして…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、よく考えてください。
自分が具合悪い時、熱がある時に自分の意思と関係なく強制的に出勤させられたらどう感じますか?
子どもは全く同じ状況です。
子どもは具合悪い感覚が難しいかもしれませんし、ぐったりしている時は本当に危険なサインです。
保育士等ももちろん配慮はしますが、集団生活なので、対応しきれない部分もあり、体調が悪い中、動き回らないといけない可能性だってあります。
自分が子どもが熱を出して急に連日休む必要があるとなる状況を考えると、保護者の気持ちも痛いほど分かります。
だからこそその体調が悪い期間を短期間で終わらせるためにも園とご家庭で連携、協力し合いたいと願っています。
ちょっと熱くなってしまいましたが、
どうかこの想いが皆さんに届きますように。
おやすみなさい⭐