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#けテぶれFC で切磋琢磨㉑(2月第3週~2月第4週)【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。


前回(2月19日)のけテぶれFCも
実に有意義な時間でした。


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

この1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しがもてたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。


それでは今回は、
「2月第3週~2月第4週」の振り返りです!
どうぞ!



「2月第3週~2月第4週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・キャリア教育のゲストティーチャーに、語っていただいた。「向き合い方で楽しさは変わる」ことや「とにかく、やってみる」ことなど。予測不能の未来で、変わらない「自分」を見つけることの大切さを、担任からもあわせて語った。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・学級だよりで、最盛期を迎えた子どもたちの「けテぶれノート」たちを紹介しまくり、価値づけまくっている。やっと、けテぶれが本当の意味で子どもたちに受け止められ、定着し、教室文化になりつつある。


3 子どもの実態


・跳び箱では、4人班ごとに「チームけテぶれ」で高め合った。互いに映像を撮って、それを分析して、アドバイスし合って高め合う。どの子もグンと伸びた。できるが増えた。
・社会科の、教科書読み取りにおけるQNKSはかなり定着した。子どもの実態から、社会は「自由進度」には慎重で、あくまで該当の見開き2ページを深めることだけさせていたが、最後の単元はページ間の接続の良さもあり、進度も自由にさせた。ただし、ゴールを「班でのプレゼン」としたため、月モードで進めても太陽モードで進めても良いが、必ず進捗状況を伝え合いながら進めるようにさせている。
・保健のQNKSは、テストの結果としても一定の成果を得た。

・後期の振り返りをさせた際、けテぶれやQNKS、心マトリクスに言及する子が多かった。以下、一部の子どもたちの記述を改変して紹介。
「前期は、QNKSをなんのためにするのかよく理解できていなかったけれど、後期は、なんのためにQNKSをするのかということがわかりました。そして、普段の生活の中で、自分はどんなところが良くて、どんなところがよくないのかということを見つけることができました。さらに、家での自主学習でもけテぶれを活用して学習することができました。」
「社会では、国ごとのQNKSを特に頑張りました。特にkやsをたくさん書くことを意識して頑張りました。何かに関連づけてかいたり、図などをかいたりして、わかりやすくできるように頑張りました。振り返りやノートをたくさん書くことも頑張りました。歴史の授業の振り返りをたくさん書くことも特に頑張りました。」
「けテぶれを特に頑張った。分析をたくさん書いて、何が得意で何が苦手なのかはっきりさせて、「れ」も頑張った。分析をけテぶれの中でも特に頑張った。自学で復習もしたり、けテぶれもしたりしました。自学に授業を関連づけて、良い学びにすることを心がけました。」
「社会では、QNKSのKの吹き出しや、どことつながるかとかをたくさん考えました。班の人とやったり個人でモクモクとしたりできて、二つのデメリットやメリットなどがたくさん見つかりました。わからない言葉とかが出てきたら、すぐに調べたり班の人に聞けたりしたのでよかったです。私は、モクモクでやった方が集中力が上がるし自分の時間に入れてとてもやりやすかったです。」
「体育では、みんなとニコニコやイキイキで関わって、いろんな技をやる時は、イキイキやモクモクでやることを意識しました。いろんな技をやる時は、友達に動画を撮ってもらったりして改善点を見つけられてよかったし、イキイキでもやれてよかったです。私は、体育では、ニコニコやイキイキでやった方がやりやすかったです。なぜかというと、みんなで関われるし、みんなの技を見て実際にできるからです。」
「算数では、個人でやったり友達とやったりしました。個人でやった時は自分の時間ができたし、集中力が出ていい学びになった時が多かったです。友達とした時は、別の話になった時が多かったからあまりいい学びにならなかったけれど、わからない時はすぐ聞けたのでよかったです。」


キャリアパスポートでも、けテぶれなどに言及して振り返る子が多かった。
「算数は苦手だったけれど、少しづつ、教科書を読むというだけでもしていったりして、テスト勉強も頑張って、95点くらい取れるように成長しました。けてぶれをうまく活用して頑張りました。」
「体育は運動できてなきゃダメだと思っていましたが、楽しむことを意識してやったら、少しづつできる技が増えていったりしました。」



4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

Kahoot!×けテぶれで算数の復習。
①Kahoot!(宝箱モード)で個人戦…今日けテぶれする単元の確認
②復習プリント(ロイロノートで配付)を「テ」にしてけテぶれ
③けテぶれの成果を発揮する場として、Kahoot!(ロボット・ランorサブマリン隊モード)で力を合わせてクイズを解く。
 Kahoot!による意欲づけと、けテぶれという型による復習が、概ね良好に掛け合わさっているとは思う。
・同一校区の中学校の先生が、教室に出張授業に来てくださったが、教室に貼っていた心マトリクスに注目していた。その先生に尋ねられた子どもたちは、子どもたちなりの言葉で説明していた。少しでも広まるといい。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・大学教授の方による校内研修があり、講演を聞いた。様々あったが、一番印象的だったのは「子どもに聴きましょう」。子どもたちに学びを任せるなら、見取ろうとするよりも、任せるならば、任せるからこそ「聴こう」と。自分自身、子どもたちの学びや思いを見取っているようで見取れておらず、記述を見て初めて分かることが多い。もっと、書かせるだけじゃなく、もっと聴かないといけない。記述を見て、気付いてからのフィードバックでは、タイムラグが勿体なさすぎる。もっと早く、子どもたちの素晴らしさを還してあげるべきだった。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

・来年度の分掌希望を出す時期になった。今年度は、様々な機会で学んだ結果、迷いに迷った1年間になった(良い意味で)。この3月の内に今年度の実践を整理し、来年度自分がやりたいことの方向性を考えたいが、卒業担任としてバタバタして時間が取れていない。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・新しい年度に向け、
 けテぶれサロン+のアップデートきました!

来春から、けテぶれサロンPlusが大幅アップデートします!詳細は以下に。第一期メンバー募集開始しています。上限なし!

 けテぶれサロンプラスのメンバーであれば、
 追加料金なしで申し込めます!
 もちろん私も、すぐに申し込みました。
 みなさんも共に学びませんか?

・ウチの自治体で、以前は使えたのに
 急に使えなくなっていた「Padlet」が、
 いつの間にか使えるようになっていた!

 以前は、Padletで宿題交流会などもやっていました。
 他にも使いどころがありそうで、
 来年度に向けてワクワクしています。


それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

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