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#けテぶれFC で切磋琢磨⑬(10月第3週~10月第4週)【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。



前回(10月16日)のけテぶれFCも
実に有意義な時間でした。


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

今後1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しがもてたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。


それでは今回は、
「10月第3週~10月第4週」の振り返りです!
どうぞ!



「10月第3週~10月第4週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・算数の学び方は「学び合い」の形をとっているが、改めて「何のために」その形で行っているかを語った。「学び合い」本来の意義である「誰1人見捨てない」ことに加え、教師が敷いたレールの上だけで学ぶのでない、より学びを「自然」な形に近づけたいことを語った。語りを受け取り、その日の「学び合い」に反映させる子が多かった。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・「私はけテぶれという手段を手渡します。上手く回せるように支えるし、けテぶれを回す価値も伝え続けます。それで『やらない』を選択するのも自由です。ただし、その結果は他の誰でもなく、あなたの責任として受け取りなさい。」
・「あなたの自由を侵害する人間をなあなあで許すな。もっと怒っていい。けんかや暴言をしろという意味ではない。ただ真剣に、それはとてつもなく不快だと、伝えるのです。」


3 子どもの実態


・4月からここまで共に過ごしてきて、授業でも人間関係のトラブルでも、教師のジャッジを仰ごうとすることがまだまだ多い。一斉授業の際、誰かが発言したとき、教師がどう返すかどう解釈するかを見届けてから反応する(もしくは反応さえしない・聞いていない)子が大多数である。日常会話に置き換えたら非常に不自然であることを例に挙げ、反応したりつぶやいたりすることが自然であると繰り返し伝えている。
・不登校傾向のある児童が、体調の悪化に伴い心も落ちて悪循環に陥りそうなところ、心マトリクスの視点で対話し、現在地を認めることで、スッと日常に戻ることができた。


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

・生徒指導×心マトリクス→クラスの落ち着かない子で1人、心マトリクスがバチっとハマっている子がいる。トラブルは多々起こすのだが、そのたびに心マトリクスをもとに振り返させると、ハッと気づき自身を省みることができる。
・マット運動けテぶれシート→分析をさせているが生かし切れていない。次時に繋げることや、他者と共有することを促したい。
・家庭科の献立作りの単元で、教科書をNKさせた。ここで、ある程度重要語句を抜き出したNカードをロイロノート上に用意し、それらをどう組み立てるかのKに注力させた。まずK1をさせ、できたら担任に持ってこさせ、フィードバックしてK2、K3と繰り返させた。学級全体でK2以上をさせるのは初だったので取り組みに個人差はあったが、意欲的にKの精度を高めようとする子が結構いた。フィードバックをひたすら返せたのは、間違いなくQNKS入門講座のおかげ。

5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・4月にクラスで一度やってみたCanvaの共同編集だが、悪意をもっていたずらをする子が居て機能せず、先週半年ぶりにさせてみたが、まだ難しかった。クラスは確実に育っているのだが、1名、衝動が抑えきれない子が変わらずスライドの複製・削除を繰り返し、断念した。あと半年、どこまで育て切れるか。→身体計測では、4月にはできなかったが、やっと静かにできるようになった。百人一首大会では皆が決勝の2人を応援し、静寂が作れるようになった。4月とは全然違う、はず。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

・4月から異動した学校だが、行事などが多すぎる(引き算ができない)&足並みが揃わないことを極端に恐れるなどの点で負担感が強い。来年度に向け、行事の反省を書く際には様々な改善点を挙げたり、気付いたことは適宜メモに残したりしているが、来年度も管理職の考え方次第のところがある。
・学びへの意欲が著しく低い層が一定数居る。クラス全体としては、勉強の意欲を高めつつある子はちらほら増えてきているが、頑なに拒否反応を示す子、そのことを口に出す子が一定数居る。思うのは自由だが口に出すことは自由でない旨を繰り返し伝えているが、時折その言動によりクラスの士気が下がる。心マトリクスを使っているがメタ認知はしきれていない。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・「家庭学習強調週間」があるので、
 まずは学力と学習力の違いを語る。そして、
 簡易ルーブリックを示して目的地をはっきりさせる。

QNKS入門講座で、Kの価値を実感した。
 現状の生活けテぶれ×一週間の振り返りシートのKの欄が狭いので、
 Kの欄を拡大しようと思う。
 しばらくは、Kをたくさん書かせることで、
 Kする力を強化させていきたい。

けテぶれ交流会 in Tokyoに参加させていただくことは
 以前のnoteで書きましたが、
 その中の「実践発表者」に、立候補してしまいました!

今のところ「心マトリクス」をテーマに
お話しできればと思っています。

様々な現在地の方が参加されるであろう交流会で、
何を話せばいいかは大いに迷うところですが、
私は今の現在地でしか話せないですし、
それが誰かの心に引っかかることを信じて
精いっぱいお話しさせていただきたいと思います。
参加される方、どうぞよろしくお願いいたします。

そしてまだ迷われている方、
残席あとわずかだそうですので、ぜひ!



それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

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