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#けテぶれFC で切磋琢磨⑮(11月第3週~11月第4週)【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。



前回(11月13日)のけテぶれFCも
実に有意義な時間でした。


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

今後1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しがもてたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。


それでは今回は、
「11月第3週~11月第4週」の振り返りです!
どうぞ!



「11月第3週~11月第4週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

何のために勉強しているのか。
①なぜ丸つけをするのか
 →何ができていて、何ができていないのかを「知る」ため
②なぜすぐに間違いを直すのか
 →間違いという宝物は成長するためのタネ。それを見失ってしまう前に
③なぜけテぶ「れ」をするのか
 →本番は「れ」。「れ」で賢くなるから


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

一週間の振り返りQNKSで、回転数を増やして「より深く」自分を知ることの意義を伝えた。Kに関しては、今までもK1→K2と精度を上げる様子が見られていたが、今回はSに関しても、S1で終わりでなく、できたSにフィードバックをもらって、さらにS2→S3…と深めていくよう助言した。


3 子どもの実態


・「勉強(特に算数)なんてまったく意味がない」と言い続けてきた子が、『学び合い』のおかげで少しずつ算数に前のめりに取り組むようになり、先日ついに95点をとった。本人もとても驚いていた。自信をつけたのか、『学び合い』でいつもは太陽モード(誰かに教えてもらいながら)で問題を解いていたのに、意を決して個人(月モード)で問題を解くことにチャレンジし、粘り強く取り組んだ結果1人で問題を解ききった。振り返りにはその喜びがつづられていた。
→またその子の振り返りに、初めて「友達のよい姿」が言及された。「自分」が満たされて初めて「他者」へ目を向けることができるのだと感じた。
・算数『学び合い』後の振り返りの質が上がってきた。多くの人と関わる意義、友達の成長を喜べる心、教科書の見方、月と太陽のバランス、何のために「学び合い」をしているのか、勉強の面白さ…


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

(「2 言葉掛け」の続き)Sの仕方は、書くSと話すSを選択できるようにした。(話すSも、先生に話すSと録音してロイロノートに提出するのと選択させた)概ね、意欲的にSを深める姿が見られた。特に教師からのフィードバックをもらった児童は、面倒臭そうに、ではなく「よりSの精度を上げたい」と前向きに取り組んでいた。「頑張ってSを書いたから聞いてほしい!」と強い思いを抱いている者さえいた。やはりフィードバック大事。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

板書をもとに各々の実践を簡単に紹介し合う場が、職場で設けられた。生活けテぶれ×一週間振り返りQNKSをざっくり紹介できた。ここから、いらぬ誤解を招かぬようにしながら、どう広げるか。その機会をうかがいたい。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

「1 語り」に書いたように、丸つけや直しの意義、けテぶれの「れ」の価値など、伝えきれていない。4月の時点でクラス全体に染みついていた「勉強なんてつまらないもの」「勉強は先生にお膳立てしてもらうもの」という意識がまだまだ払拭できていない。時間がかかるものと覚悟してはいるが、大きな山がなかなか動かずもどかしい。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・児童会祭りが開催される。
 これまで担任は全くと言ってよいほど口を出さず
 自己選択・自己決定を繰り返させてきた。
 担任に聞いてきても、最終判断は全部子どもたちにさせた。
 本番当日が、実り多い1日になることを願う。

・個人懇談(希望制)が控えている。
 教室の実践や日々の発信(学級だより)が
 どう受け取られているのか、伺ってみたい。


それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

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