#けテぶれ交流会 in Tokyo Autumn2024報告②【ドキドキ♡実践発表編】
小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。
私が現在、自分の実践の軸として
取り組ませていただいている葛原実践。
その葛原実践の実践者たちが集い
交流を深めるイベントが、
全国各地で開催されています。
2024年10月13日(日) けテぶれ交流会 in Osaka
2024年11月9日(土) けテぶれ交流会 in Tokyo
2024年12月26日(木) けテぶれフェスタ in FUKUOKA
2025年1月25日(土) けテぶれ交流会 in GIFU
2025年2月1日(土) けテぶれフェス in おかやま
*福岡、岐阜、岡山、絶賛募集中です。お近くの方はぜひ!
わたくしsmyle、
11月9日開催の「けテぶれ交流会 in Tokyo」に
参戦させていただきました!
この夏に参戦した
「ALLけテぶれFESTA2024」もそうでしたが、
参加者のみなさんの熱量が高い!
その渦中に私も居られたこと、
何より幸せでした。
今回は、参加したくてもできなかった方のために、
そして私が私の学びを次に繋げられるように、
11月9日の熱狂を、レポートします。
#けテぶれ交流会 in Tokyo 報告、第1弾はコチラ↓
【15:10〜16:10 実践発表3名】
実践交流の後は、3名の実践者による実践発表。
けテぶれサロン+内にて募集がかけられ、
名乗りを上げたのは、
すぎさん、伊藤さん、そしてわたくしsmyle。
相談の結果、発表順は
①すぎさん(けテぶれの話)←最初はけテぶれから入るのがよさそう
②smyle(心マトリクスの話)←心マト話は最初より2番目の方がよさそう
③伊藤さん(塾実践の話)←文脈的に違うから最後がよさそう
となりました。
すぎさん、伊藤さんの発表、
とっても素晴らしかったです。
お二人の発表から私なりに受け取ったこと、
大切だと思ったことを書いていきたいと思います。
①すぎさん(けテぶれ実践)
トップバッターは、すぎさん。
教員生活4年目の若き哲学者。
なんと誕生日が、葛原所長と同じ。
けテぶれ界の申し子ですね。
すぎさんの紡ぐ言葉、発せられる問いに
いつも感心させられます。
そして、とにかく背が高い笑
ysukeさんに「smyleさん、思ったよりも小さい」
と言わしめた私は、マジで身長分けてほしいです。
そんなすぎさんの発表、表題は
「けテぶれを回す ~対峙した壁~」
「け(計画)」「テ(テスト)」「ぶ(分析)」「れ(練習)」
それぞれに、乗り越えるべき壁がある。
なかでも「れ」の壁が高い、とのこと。
とても共感できるところです。
すぎさんの提案は、
「れ」の壁を乗り越えるために
毎日同じ流れでやること。
例えば漢字けテぶれにおいて、流れをルーティン化する。
その中で丸つけを教師が行い、
即時フィードバック(リアルタイムの指導)をすることで
「れ」に繋げる。教師の適切な介入。
また、なかなか「スイッチ」が入らない子も、
繰り返していく中で、あるとき
ふとスイッチが入るときがある。
それを待つ。
この「信じて待つ」が重要で、
例えば、ネガティブな結果を受け取れない子も
教師が粘り強く対話を続けていく中で
ふと、やるときがくる。
自分で、やるときを決めるタイミングが来る。
そこを待てるかが、
実践を良い方向に導ける教師のマインド。
同じことをするメリットは他にも。
子どもにとっては、
「同じ」であることは、「安心」に繋がる。
教師にとっては、
「同じ」であるがゆえに、変化を捉えやすい。
そして、繰り返す中で
①やってみるに慣れる
②できるようになる
③目的で考えられる
④やってみる
とステップを上がっていける。
さらに、
学習時に子どもが選択できる道筋として
「できルート」「ねばルート」「たよルート」を提示している。
「できルート」はもちろん良いけれども、
そればかりでは足元がおぼつかない学びになってしまう。
ときに「ねばルート」で根を張る時間が必要だし、
(45分ねばルートに居れたら、見えないところで育っている)
ときに「たよルート」で、ねばルート同様
土の下で誰かを頼ることで、着実に足場を固めることができる。
それぞれのルートにはどんな良さがあるのか、
語りながら提示しているとのことです。
私もマネぶしたいと思いました。
すぎさんって凄いな、と思うのは
矢印を自分に向けられること。
実践発表の中でも
「子どものやる気ではなく、自分の明示の仕方が悪い。」
と言っていて、
だからこそ自己を磨き続けられるのだと感じました。
所長のターン!
当初のプログラムでは、
ということで、
それぞれの実践発表(15分)の後に質疑応答(5分)があり、
休憩をはさんで
その後30分「所長のターン」という流れでした。
しかし、所長の提案で
実践発表直後に所長が発表者へ即時フィードバック、
(=参観者の学びにもなる)
休憩後の所長のターンは削って、
参加者が今日の学びを分析・交流する時間にする、
という形になりました。
実践発表させていただく身としては、
こんなに嬉しいことはありません!
すぎさん実践発表後の
所長フィードバックで印象に残ったのは、
すぎさんの発表、そして所長のフィードバック。
学びしかない時間でした。
ありがとうございました!
②smyle(心マトリクス実践)
2番手はわたくしsmyleです。
詳細については、長くなりそうなので
後ほど別記事にて綴ります。
ひとつだけ。
所長のフィードバックで、内容云々の前に
「普通にプレゼン上手いっすね」
という言葉、いただきました。
ALLけテぶれFESTAのポスターセッションのとき、
ガチガチに緊張して、
自分的に不完全燃焼で悔しかったので、
リベンジしたかったんです。
「普通にプレゼン上手いっすね」
あー嬉しい。このまま戒名にしたいくらい。
③伊藤さん(学習塾実践)
トリを飾るのは、
元小学校教員で、現在は塾の経営をされている
伊藤さん。
X上では毎日、
楽しい「動物クイズ」を出題しており、
クイズ内容はもちろん、リプ欄での解答者とのやりとり
(大喜利大会)に定評があります。
毎日、回答者に対して
あんなにも秀逸な返しを全員に…
なんというチェアマンっぷり。
そんな伊藤さんは、
教員時代に出会った葛原実践を軸に
塾の経営をされています。
先日、けテぶれサロン+の企画
「けテぶれの部屋」の方でも
実践発表をされていました。
その発表と重複している部分もあったかと思いますが、
よりブラッシュアップした形でお話しくださいました。
「楽しい人生の中に、いつもけテぶれがあった」
伊藤さんはご自身の学生時代、
独自の「サイクル勉強法」という方法で
学びを進めていたとのこと。
それが、今思えば「けテぶれじゃん!」
けテぶれ以前から、けテぶれしていたのです。
だからけテぶれ歴は、20年以上。
所長が発表後のフィードバックで
おっしゃっていましたが、
「けテぶれ」と言語化されたことにより
もともとやっていたけれど、
より道筋が明確になり、解像度が上がったのだと思います。
塾と学校の違いは様々ですが、
例えば4月に全員揃って教室をスタートする学校と違い、
塾ではそれぞれのタイミングで入塾し、
それぞれのタイミングでスタートを切ることになる。
(学校でも、転入生なんかは同じ感じ)
そんな子でも困らずに、けテぶれ文脈に乗れるように
「けテぶれロードマップ」を用意されていました。
その他大計画シートやルーブリックなど、
子どもたちが自分で学習を進められるツールが
適切に整えられていました。
またそれらの内容や構成は
学年に合わせて調整しつつも、
低・中・高・中学…と構成を大きく変えないようにしています。
それも、子どもたちが自らの手で
学びを進められるように、です。
伊藤さんいわく、けテぶれは
「人生を自分のものにするための実践」。
それを、塾という場所で実践しているのは本当に強いし、
もし学校も同じ方向を向けるなら
学校×塾の学びの相乗効果は計り知れないと感じました。
また、学校は心マトリクスで言うところの
「太陽」要素が強い場所で、
一方、塾は比較的「月」様子が強い。
それぞれに良さはあるけれど、
でも学びを通して自分を知ろうとしたとき
「自分」を知るには人や経験と出会うことが大切になってくる。
つまり、「太陽」の力もある程度は欲しい。
そこで、伊藤さんの塾では太陽要素を高めるために
「ボードゲーム広場」を設けているとのこと。
他の方も仰っていましたが、
本気で伊藤さんの塾が近所に欲しい。
全国展開、もしくはオンライン塾開講を熱望します笑
伊藤さん実践発表後の
所長フィードバックより。
それにしても伊藤さん、
とってもお話が上手でした。
というか慣れていらっしゃる。
stand.fmでも発信されていますが、
やはり、圧倒的な場数。アウトプット量。
回転数ですね。精進します。
…ということで、
なんやかんやで5000字近くになってしまいました。
次回、私の発表内容をかいつまんで、
そしてクロージング→懇親会の流れについて
お伝えできればと思います。
お楽しみに!
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