躁鬱大学を読んで②

どうも、こんにちは

今日も躁鬱大学の感想を第2弾ということで書こうと思ったら勢い余って読了してしまいました。今日はまとめです。。。

前回は⬇️

まず、第一に思ったのが「これ俺の話?」

ということです。

自分の場合は躁転の1番最初が薬物によるものだったものだったのと治療が躁転の方は抑えられていることから万能感みたいなものは発症初期からなったことがなく躁状態のエネルギーでなんとかなるみたいな話は基本的には分からなかったけど、鬱の時どうなるとか、小さい時からの浮き沈みの歴史とかは大変当てはまることでした。また非躁鬱人とうまくやれないこと会社に入ってのびのびやれないと「窮屈」になってしまって思うようにいかないこと、躁鬱人はお金が稼げないこと(これが1番)、人に親切にすることが生きがいであること、などなど色々なことが自分に当てはまって共感の嵐でした。

働く上でやっぱり大事にしたいのは

躁鬱人は方法さえわかればきっとすぐに飲み込んでどんどん働きます。働くことがお金を稼ぐためではなく、人を喜ばせるためにあるということに気づくと、さらにもっと働こうとします。

躁鬱大学/坂口恭平

ということです。地域おこし協力隊について調べている時に「仕事は自分のキャリアを積むためではなく、社会のあり方を自分で変えるための存在である」という言葉を働く上ではこれから大事にしていくと思うのだけど、今回も労働とはなんたるものかということについての発言が胸に残りました。やっぱり、双極性障害の人ってそうじゃない人に比べて他人とか社会に対しての感覚が違うと思う。

この本を読んで働くことについて考えさせられた。坂口さんがそもそも作家で美術家であることからも同じような生き方をできないけど、とにかく窮屈なのがいけないから本の中でもおっしゃっていた通り、会社員をするなら鬱と付き合うことを前提に働いてしばらくしたら会社を作るというのがおすすめらしい。確かに自分でもそれを考えていたけど、大学の講師をやるという目標が離れていくなと思いつつ、今は目先の体調と付き合わないといけない。

躁鬱人は非躁鬱人とは完全に仲良くなれないというのはほんとだと思う。特にうちの両親とは仲良くできない。広く言えば親戚とも仲良くできない。きっちりしている典型的な非躁鬱人だから理解してもらえない。

坂口さんと同じで自分も早稲田を出ていて社会からの変な期待というか偏見に晒されているから大変生きづらいのだけど今後もそれは続くんだろうな。


坂口さんからの忠告で「借金はするな」というのがありました。そうでも鬱でも実は一度も借金を背負ったことはないので耐えてはいるかな。最近実家を出るために借金でもしてでも好きなように生きた方がいいかなと思ってたけどその必要はないというか、むしろ避けた方がいいということを学びました。


今回の読書で躁鬱人にも未来があるということ、その特性を整理して理解していけば自分のやりようがある。というより「自分は何かにおいては最高の存在」なのだから鬱になっても悲観しすぎず身体のサインをうまく受け取ってやっていけたらいいのだなと思った。


そういえば坂口さんの言ってる仲間探しを悉く自分はミスっているので早く友達を作らないとやばいなと思った。
・躁状態で絡みがあった人→自分は頭がおかしくなってしまったのだからつるんでいた人も頭がおかしいのかもしれない→連絡先全削除(4年前)
・うつ状態→連絡を取れる人がいない(気がしている)→みんな社会人で忙しい→連絡を誰にも取れない
ということで体調のことでいい面も悪い面も相談できる人がいない。

両親は理解がないという前提で生きているので信頼できない。

ゆるっと継続的に連絡取れる人募集します。躁鬱の方の方が分かり合えるかも。


パートナーについても思うところがありますね。
出会いなくね?どうやって自分の病気のことについて分かってくれて理解してくれる人に出会えるのか疑問を持つ。。。

色んなところで躁鬱のパートナーについて見るけど何が正解なんだろう。まあ30歳くらいまでは結婚する気ゼロだし置いておきます。


最後に神田橋語録をここまで体験談と合わせて解説付きで読めて本当に良かったです。これまでも神田橋語録を携帯のファイルに入れてみることはあったんだけど完全に身をもって理解できなくて、ようやく自分のこれまでの経験と躁鬱大学の坂口さんの解説を持って理解できた気がする。


双極性障害で悩んでる方はぜひ読んでほしいです。
特に男性の人は同じような形の悩みがたくさん出てくるんじゃないでしょうか?
語り口調もなんだか躁鬱の人!って感じで自分が書いてる文章でした笑
このくどくて丁寧で細部まで連携が効いてる感じが躁鬱の人の文章って感じなんだよね。

メルカリかなんかで購入していつでも読めるようにおいておきます。


それでは。

またね。

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