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周囲に退職を伝えずにいたら、同僚の転職先が決まった話
年度末で退職することを同僚に伝えないまま、大きな関門だった8月を何とか切り抜けました。
8月後半は、またその話ですか…とうんざりして、正直吐きそうな日もありましたが(泣)。
詳しいことは(こちらの記事)に書いています。
さて。
今日は、周囲に退職の意向を伝えずのらりくらりと過ごしていたら、先に同僚の転職先が決まった話をしたいと思います。
公立幼稚園には、非正規職員もいる。
私が勤務する公立幼稚園は、全員が正規雇用というわけではありません。
"会計年度任用職員"と呼ばれる1年または3年契約の職員がいます。
職務内容は加配(発達支援児への援助)や預かり保育担当であることが多いのですが、中にはクラス担任をしている職員もいます。
そのクラス担任をしているA先生。
公立幼稚園に勤務して20年になる大ベテラン。
私のように、保育園やこども園への異動もなく、幼稚園一筋20年なので、まさに幼児教育のプロ中のプロ。
教材の選び方や環境設定の仕方、子どもへの言葉掛け、どれもとってもパーフェクト!
私より年下だけど、刺激をもらっている部分が大きいです。
この先もクラス担任としてバリバリと力を発揮してほしいと思うのですが、来年度以降はそれが叶うことはありません。
幼保再編、民営化が進む。
私が勤務する自治体ではこの20年の間に幼稚園、保育園の再編を計画的に進めてきました。
20園以上あった公立幼稚園、保育園が今や6園、そして来年度には3園になり、一連の幼保再編計画は終わりを迎えます。
(現在、私が勤務している幼稚園も年度末に閉園になります。)
となると、残る3園それぞれのクラス担任は正規職員で十分にまかなえるようになるので(逆に余るぐらい…)非正規の職員が担任をすることはまずないと思います。
残念ですが、A先生にはその力を発揮する場がなくなってしまいます。
園長もA先生の実力を買っているので、その力を十分に発揮できる場所を探して水面下で動いていたんですね。
ここ数年で定年退職を迎えた園長たちは、退職後に民間のこども園で園長をしている例がいくつかあるので、その伝手(ツテ)でA先生を推薦したんです。
当のA先生もここ半年くらい「〇〇こども園っていつも職員を募集していますよね」とか「〇〇保育園は職員が足りないみたいですよ」とか、求人情報をちょくちょく覗いているのだろうな、というような言動がありました。
そして今回、民間のこども園からの打診を受け、勤務条件や職員構成などの説明を聞いて、転職する決心をしたようです。
まさか同僚の転職先がこの時期に決まるとは・・・。
この一連の動きを見て、私は最後の最後まで退職することを周囲に話すのは辞めようと心に誓いました。
狭い世界なので、ネットワークが強力すぎて、誰に何を言われるかわからない。
あー、恐ろしい・・・。
【追記】
2023年3月31日、当初の予定通り公務員保育士を退職しました。
仕事を辞めるまでの最後の1年について
私が経験したことをまとめました。
・退職願を提出した時のこと
・退職までの仕事の向き合い方
・退職を報告した時の周囲の反応
・退職までにやってきたこと
今の働き方に悩んでいるあなたに
ぜひ読んでいただきたいです。