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私がSMBCデザインチームに入った理由

今年1月にSMBCのデザインチームにジョインした、UI/UXデザイナーの岡﨑です。今回は、私が入行した経緯と今後についてお話します!

これまでの経歴

実は、もともとはデザイナーではありませんでした。

学生時代まで遡るのですが、最終学歴は文系四大卒で、かつ陸上部に所属しており毎日30km以上も走る超体育会系学生。そんなハードな学生時代の癒しは、美術館巡りや広告業界誌(特に『広告批評』)を読み漁ることでした。

美大にちょっとしたコンプレックスを抱き、華やかな広告クリエイターに憧れ、某大手広告会社の営業部に新卒入社。クリエイティブなモノがつくられるプロセスを間近でみて「やっぱりデザイナーになりたい!」という想いが強くなり、3年ほどで退職して独学でデザインスキルを身につけました(この間、デザイン専門学校で教鞭をとる)

広告会社時代に海外出張で訪れたタイ・バンコクでは、前衛的でエネルギー溢れるクリエイティブに衝撃を受けて、いつか東南アジアで働きたいと思っていたことが影響して、デザイナーデビューはいきなりシンガポールにある広告会社でした。

でもカルチャーショックもあり、挫折して帰国することに...笑
すぐに人口減少などの社会問題解決型ビジネスを主とするITベンチャー企業に入社。今まで印刷物中心だったデザインからWebデザインに初めて触れ、UI/UXやHCD領域でスキルアップしたいというマインドに変化してゆきました。

その後は、マレーシアやフィリピンでの転職を経て、アメリカ・カリフォルニア州でD2CスキンケアメーカーのインハウスデザイナーとしてUI/UX領域のスキルを磨きました。
そして昨年12月、ぽかぽか陽気の南カリフォルニアから、寒さが身に沁みる冬めく日本へ数年ぶりに戻ってきました。

なぜ、SMBCだったのですか?

理由は大きく2つあります。

1つ目の理由は「レガシー企業なのにベンチャーっぽい」ところです。
もともと、銀行アプリが2019年にグッドデザイン賞を受賞したことを知っていて、間もなくしてWebサイトや他のアプリが次々とリニューアルされ、ベンチャー企業のような立ち回りとスピード感に驚きました。
そして、日本のメガバンクにデザイン組織があるなんて、当時は聞いたことがなかったので新鮮でした。その頃からデザインチームに興味が湧き、チャンスがあればいつか参画してみたいと思っていました。

実際に所属部署であるリテールIT戦略部に入って感じたことは、想像以上にキャリア入行者がたくさんいて、それぞれの価値観や強みを活かしたシナジー効果のあるベンチャー企業さながら。ここにデザインチームが入っていることが納得できました。

もう1つの理由は、金子さんの存在と今のデザイン組織のフェーズです。
私は、金子さんと同じような経歴(非デザイナー職からのキャリアスタート)を歩んでおり、そんな金子さんは今の環境でどう活躍しているのか、自身にも取り込みたいと思っています。

そして、私にとってはデザインチームが組織拡大フェーズにあることも重要なポイントでした。
前職のITベンチャー企業ではデザイナー第1号として入社して、インハウスデザイナーの必要性の認知拡大フェーズに関わってきたのですが、金澤さんのこの記事にある、デザイナー第1号としての苦労話にもすごく共感しています。このような、まだまだ発展途上なチームに戻りたい気持ちがありました。

デザイナーがプロジェクトの中心にポジションを置いて「顧客体験設計〜アウトプット」まで一貫して指揮をとるには中心にいるべき人に求心力が必要です。デザイナー個人というよりは『デザインチームとしての求心力』が強くないと、多岐にわたる銀行特有のサービスや複雑に絡むプロジェクトメンバーがいるSMBCでは、上手くいかないと考えています。

実際に最近感じたことですが、さまざまな部署にデザイン提案して合意をとることは想像以上に大変...笑 だからこそ求心力のある強い組織をつくってゆく楽しみが、SMBCデザインチームにはある。と改めて感じています。

入行理由からやりたいことまで、一気に話してしまいました...笑

入る前の印象とギャップはありましたか?

先ほども書きましたが、デザインチームが所属するリテールIT戦略部にはさまざまなバックグラウンドを持つプロフェッショナルがいます。他部署と比べてもキャリアの割合は多いのではないでしょうか。だから、一般的な銀行のお堅いイメージはこの部署にはほとんどないです。
ユーザーファーストで最良のアウトプットを考えてゆける、デザイナーにとって働きやすい環境が整っているな、と良い意味で入る前とのギャップを感じました。

そして、この環境を支えているのが非デザイナーでありながらデザインチームの柱であるメンバーの存在。彼らは内外のリソース調整やデザイナーに必要な備品調達・環境整備といった全体管理や、計測しにくいデザイナーの貢献度を見える化して、まわりに伝播することでプレゼンスを高めてくれています。
組織が大きいことでぶち当たる問題をスッと解決したり、デザイナー自身が苦手とする領域にガンガンと新鮮な酸素を送って毛細血管を広げてくれています(陸上部っぽい表現…笑)
採用面接の時点では盲点だったので特に気にすることもなく、SMBCに入って彼らの存在をまず知って驚きました。

デザイナーとして今後どうなりたいですか?

金融業界全体が世の中の大きな変化の岐路に立ってる状況で、これまで以上にユーザー視点で価値ある新たなプロダクトやサービスが求められていたり、銀行そのものの存在意義が問われています。こうした中で、自身の非デザイナースキルや海外での経験値を活かして『デザイナー』として金融業界にどんな化学反応を起こせるのか、SMBCに試されている気がします...笑

だからこそ、デザインチームのミッション
デザインの力で「最も選ばれる金融グループ」を創る
を、自身の経験や強みを活かしてドライブさせ、成し遂げたいです。

趣味やプライベートはありますか?

趣味は登山やサーフィンですが、最近はサボりがち…。ときどきフィルムカメラを持って街を歩きながら不意にシャッターを切ることもあります。でも、ビビってなかなかシャッター切れません(フィルムを使い切るのに数年かかります...)

最後にSMBCに興味があるデザイナーの方へメッセージをお願いします!

私はSMBCデザインチームへの「興味」から今ジョインしています。私のような一風変わった経歴の人間もいますし、優秀なスキルを持った若手デザイナーもいて粒違いなメンバーばかりで面白いです。このnoteを通じて興味を持ってくれたり、デザインチームのミッションに共感してくれた方はぜひ!



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