浜松市の新産業創出事業補助に採択されて、そこでやりたい事を描く
私たちは2022年度にあいち農業イノベーション事業に採択されて、シクラメン鉢物に対する自動給液システムを構築しています。
そのあたりについては下のエントリで書いていますし、会社Webサイトにも経過などを掲載しています。
https://note.com/smartagri/n/n03941e8b98fb
浜松市で私たちのプロジェクトが補助事業として採択されました
浜松市でも新産業創出事業補助に採択された事をきっかけに、愛知県の事業とは別にプロジェクトが進み始めています。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sangyoshinko/shinko/promotion/shinsangyohozyokin/index.html
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/26011/hojokin3.pdf
今回、こちらのプロジェクトでは大きく二つの事を進めたいと考えています。
センサシステムと連動したスマート灌水システムの構築
日射比例制御での灌水を行いたいと考えていまして、これは現状でも他社さんが出しているシステムでも構築されていたりします。
私たちは、「他メーカー」製のセンサーを使って、灌水サービスを考えています。
こういったサービスを導入しようとなった時に、計測機器はA社、制御はB社で行っている、そんなパターンをよく見かけます。
この場合、動作のキーとなるセンサについても、B社が独自のセンサを使って制御を行うパターンが殆どです。
でも、実際の現場の人のホンネは「A社のセンサで読み取った値を元にB社の機器を動かしたい」という所が多いですね。
何故かと言うと、B社のセンサは計測に特化していない事や、設置位置が限定されてしまうから。
私たちはこの現状を改善するために、まず現場の灌水をコントロールできるスイッチを開発しました。
現時点では、手軽にON/OFFが出来るというものですが、今回の事業で他社の日射センサで計測した日射量を元に灌水を行う、などのコントロールを追加しようとしています。
この事によって、計測しか行っていないユーザーでも使いやすい灌水コントロールサービスが提供できると考えています。
灌水サービスに使用するハードウェアのコスト低減を図る
もう一点は、ハードウェアコストの低減です。
リモートスイッチサービスを私たちは作り上げてきています。が、直面する問題、特に耕作地が点在している現状では、一つ一つに灌水サービスを導入する際にハードウェアコストもばかにならなくなります。
よりコストを抑えたハードウェア群を用意し、サービスとして提供できないか。
そこについても今回の補助事業で探っていきたいと思います。
出来れば実際の圃場で使って、使い心地まで現地からフィードバックがあれば最高ですね。
2つの目標を立てて、浜松市の事業もスタートしています。
現在は実験をする圃場の選定も終わり、サービスの根幹となるプログラムの追加修正、ハードウェア組み立てと忙しくなってきています。
進展があればまたここに書いていこうと思います。
と言う訳で、農業設備の自動化の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!
私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
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