痩せない理由はビタミン不足?②
今回は、水溶性ビタミン第2弾です!
前回は、9種類ある水溶性ビタミンの中でも
三大栄養素の代謝に特に関わりのある4種類についてお話ししました!
今回ご紹介する5つのビタミンの中には、
あまり聞きなれないものもあるかもしれませんが、
どれも私たちの体にとって大切な栄養素ですので、
しっかり覚えて活用していきましょう!
【葉酸】
主な働き…DNAの合成や細胞分裂をサポート、血液を作る
葉酸は、すでにご紹介したビタミンB12と同様造血に関わるビタミンです。そのため不足すると、貧血を引き起こすことがあります。また、たんぱく質の代謝にも関わっており、この代謝が上手く働かなければ心疾患のリスクが高まるともいわれていますので不足しないようにしましょう。
多く含む食品…レバー、枝豆、ブロッコリー
また葉酸は、シジミに含まれるビタミンB12や赤ピーマンに含まれるビタミンCを一緒に摂ると、栄養素の効果がアップすることが期待できます!
【ナイアシン】
主な働き…三大栄養素の代謝を助ける、アルコールを分解する
三大栄養素の代謝を助けるナイアシンを摂ることで、ダイエットを効率的に進めることができます。また、ナイアシンは、たんぱく質を摂ることで体内でも合成できますのでまずはたんぱく質をしっかり補給するようにしましょう!アルコール依存症や過度な食事制限をしている方は稀にナイアシンが不足してしまい、皮膚炎や胃腸症状が起こることがあります。
多く含む食品…カツオ、マグロ、鶏ささみ
【パントテン酸】
主な働き…三大栄養素の代謝を助ける、善玉コレステロールを増やす、抗ス トレス作用のあるホルモンの合成
万が一不足すると神経障害などが起こることがありますが、パントテン酸は比較的多くの食品に含まれておりますので、通常のお食事をバランスよく摂れば不足する心配はほとんどありません。運動と栄養で善玉コレステロールを増やし、血中コレステロールを正常に保ちましょう!
多く含む食品…レバー、納豆、卵黄
【ビオチン】
主な働き…三大栄養素の代謝を助ける、皮膚の炎症を抑える
ビオチンは、腸内細菌からも合成でき、さらに調理の過程でも壊れにくい栄養素です。その為不足する心配はほとんどありませんが、不足すると皮膚炎などを起こすことがあります。
多く含む食品…レバー、ピーナッツ、納豆
【ビタミンC】
主な働き…抗酸化作用、コラーゲンの合成
私たちの体の細胞はストレスや紫外線などで酸化されてしまい、これが老化の原因でもあります。ビタミンCには、細胞が酸化されるのを防ぐ働きがあるため、老化や生活習慣病を予防してくれます。また、コラーゲンの合成にも関わっており、不足すると皮下や歯茎から出血を起こしてしまうことがあります。
多く含む食品…赤ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも、キウイフルーツ
ビタミンCは水に溶けやすく、熱や酸にも弱いので、生のまま食べたり、さっと茹でる程度の調理がお勧めです。スープにしたり、レンジで調理するのも良いですね。ちなみにじゃがいもに含まれるビタミンCは、ほかの食材よりも加熱に強いという特徴があります。
【水溶性ビタミンでダイエットの効率を上げる】
水溶性ビタミンは、私たちの体の代謝に深く関わっていることが
わかりましたね。
キレイにダイエットを成功させるためには、ビタミンは必要不可欠です。
また、ビタミンCを除くその他8種類の水溶性ビタミンはビタミンB群と
よばれており、これらは1種類だけでなく何種類も一緒に摂ることで
栄養素の作用が強くなるという特徴があります。
どれか一つに偏るのではなく、
色々なビタミンを食事に取り入れるようにしてみてください。
きっと、みなさんのダイエットをサポートしてくれますよ。