山川くんはちがうという。
私の知り合いの山川くんは、やたらめったら質問をしてくる。まるでQuizKnockだ。しかし私は、QuizKnockのような ハイなスペックは持ち合わせていない。私は、私のまま彼の質問に答える。彼というのは、「He」という意味ではない。多分、おいおい分かるだろう。彼の実態が。
まぁ、それはいいとして。およそ3ヶ月ほど前。彼は、私に聞いてきた。
「問題!」
「拒否…!」
「なんで?」
「詰まらなさそう( ̄σ・ ̄) 山川くんってさ、面白くないって言われるでしょ。」
=(;゚;Д;゚;;)⇒グサッ!!
「ごめん、わざと。」
○立ち直れない
「聞く、聞く。山川くんってコロスでしょ?」
「殺す!?なにそれは殺害予告か何か!?」
「なんで山川くんが、コロスを知らないんだよぉ」
(※コロスとは、演劇や舞台において台詞のある生きた背景・ト書きのようなものです。(by ギリシャ) 一応、感情とかはないそうです。(by ギリシャ))
「ギリシャ!!(強調)」
「なに、」
「あ、ごめん。ちょっと言いたくなっただけ。」
正確に言うと、山川くんはコロスではない。まぁ、そんなことはどうでも良くて。
「で、なに?」
「ギリシャ世界。」
「ギリシャ!!(強調) 」
「分かった。うるさい。」
おこられた。
「ポリスってあるじゃん?」
「飲み物?」
「それはポカリスエット。」
「 飲む点滴?」
「だから ポカリスエット!」
「ダカラとか言わないで。ややこしいから。」
「 ごめん。」
「何で謝ってんの。」
「なんでだろう、」
「大塚製薬、」
「ポカリスエット!!」
「なんの話?」
「ポカリスエット、」
「…ポカリの話じゃん。」
「…都市国家の話をしているんだ。」
「ポカリスエットって都市国家っぽいよね。喉乾いた、ポカリのまなきゃ。」
「誰が公式キャッチコピー入れろと言ったよ。」
「ニホンノ、ビジュツカン。」
「…?」
「大塚美術館は、ポカリスエットで出来ています。」
「…本題に行っていい?」
「どうぞ。」
「気が済んだのね?」
「どうぞ、どうぞ。( ゚∀゚)つ」
~ギリシャ世界~
「アテネとかスパルタとか、あの辺の話。」
( ̄σ・ ̄)( ̄σ・ ̄)( ̄σ・ ̄)…( ̄σ・ ̄)
「ポリスの住民は【自由民】である“市民”と これに隷属する “奴隷”からなり、“市民”には 貴族 と 平民 の区別があった。(※省くはぶく、はぶく~!)
…では問題。」
○ため息つかないで
「借財により市民身分から奴隷に転落した者……このような奴隷を何とよぶ?」
「自業自得。」
「ちがうよ。 ちがうからね!」
めっちゃきつめに言われた。
「言うたらんといて。ちがうから!もっと勉強して。国際感覚やしなって!」
かなり きつめに言われた。
なぜ山川くんが、西訛りのふにゃふにゃした言葉遣いになるのかはさておいて。
その3ヶ月後。懲りもしないで山川くんときたら、また同じ質問をしてきた。
「…このような奴隷を何とよぶ?」
「さいむどれい。(債務奴隷)」
「正解!」
「きゃっほう(σ≧▽≦)σ♪」
だが、山川くんときたらスパルタだ。
~エーゲ文明~
クレタ文明 (前期エーゲ文明)
ミケーネ文明 (後期エーゲ文明)
「写真 I は、宮廷内の壁画である。この文明(クレタ文明)のどのような特徴がうかがえるか。」
(※よくあるやつなので、載せません。いいえ。わたくしがずぼらなので、載せません。)
「石。」
「ちがいます。」
「 鮮やか。」
「う"んっ(咳払い)」
「イルカ。」
「ちがいます。」
「答えは?」
「明るく開放的な海洋文明」
「知らないよ、明るく開放的で うらやましいのは、玄関とウッドデッキだ。」
「知らないよ!」
「明るく開放的な海洋文明……忘れるな。」
(・_・)? ←...ヤマカワ
「海洋文明♪( ^∀^) ₰℘…
海洋文明♪( ^∀^)♪₰℘…
開放的なラビリンス♪」
「はっ?」
○宜しければ皆様もご一緒に♪
「海洋文明♪ヽ(*´∀`)ノ ₰℘…
海洋文明♪ヽ(*´∀`)ノ♪₰℘…
開放的なラビリンス♪ Yes!
…知識の沼にてラビリンス♪」
「うるせぇ!」
山川くんが声を荒らげたのは初めてだった。
「…もぉ~🐄🐄🐄🐄」
(゜゜;)!!
「次!」
「え、まだやるの?(懲りもせず?)」
「写真Ⅱは ミケーネの獅子門とよばれる遺跡である。この文明のどのような特徴がうかがえるか。」
(※ずぼらなので、載せません。)
「暑そう。」
「それは、君の感想だ。」
「…石。」
「ちがいます。」
「攻められやすい、」
「その逆。」
「答えは?」
「戦闘的性格。」
「ふ~ん(聞いたところで、)」
「それからここ。」
「なに?」
「変な歌つくっておいて、なんで間違えるかな。」
「変な歌?」
「お山の大将は~♪って、やつ。」
「あぁ!人は石垣 アクロポリスぅ~♪」
「歌わなくていい、」
(興味のある方はどうぞ( ゚∀゚)つ)
「シノキイキスモスは集住です♪って歌っているのに、なぜ間違うかな?」
「あ"ーぁぁ!(これは悔しい)」
「…アテネの政治は腐敗墜落した。」
○ ん?(・_・) なに急に。
「ごめん。聞いていなかった。もう一回言って。」
「…アテネの政治は腐敗墜落した。民主政が墜落した“政治形態”を何という。」
「カオス。」
「ちがうよ。ちがうからね!衆愚政治(しゅうぐせいじ)です。」
「 いま、じゃん。」
「…何も言えなくなっちゃうわ。」
「…問題。」
「もういいよ。もうそろそろ山川くんの血管がきれちゃう」
「どこの心配をしているんだ。…アレクサンドロス大王の後継者を目指して抗戦した部下の有力者たちを、何とよぶか。」
「バカヤロウ。」
「バカヤロー!」
「こわい~」
「(正解は、)ディアドコイ!!」
「 ( ・3・)…。」
「ヘレニズム時代の共通語…」
「あ"ー」
「まだ最後まで言っていないよ。」
「何だっけな。」
「聞いている?」
「やった、やったな。なんだっけかな。」
「ねぇ、聞いて。」
「ねえ?」
「…?」
「今、ねえって言った?」
○目が合うふたり。
○でも、それ以上は 何も 言わないふたり。
○しばしの間、
「…山川くん、そういうところあるよねぇ。🐀」
「もうさっき、クレタ文明のところで使ったから。」
「もぉ(もう)!?」
「あ"あ"ぁーぁ~! 🐄」
○山川くん・ナチュラルに悔しそう
「クレタ文明の特徴は?」
_| ̄|● ←立ち直れない山川くん
「… 」
「海洋文明♪( ^∀^) ₰℘…
海洋文明♪( ^∀^)♪₰℘…
明るく開放的なラビリンス♪ Yes♪
🐄🐄🐄🐄🐄
海洋文明♪( ^∀^) ₰℘…
海洋文明♪( ^∀^)♪₰℘…
開放的なクノッソス(宮廷)♪Hey!!!」
「もういい!」
「これだけ言えば覚えるでしょ、」
「どの口が言っているんだ。」
○急に
「アリアドネ、」
「神話ぶっ込まないで。」
「あ、ごめん。 …で、次は?」
「え?」
「何の話からこうなった?」
「さぁ ┐((゜~゜;)┌」
「遡って。え~っと(干支)…は今年丑だし」
「また余計なことを…」
「うんと…あ、そうそう」
「ヘレニズム時代の共通語。」
「それだ!」
「ヘレニズム時代の共通語でアッティカ方言をもとに成立したものは何か。」
○考える…考えて、
「ヘイロー!!」
「ちがう!」
「ハイホー!」
「“仕事が好き”じゃない!
「じゃあ ネイノー♪ヽ(*´∀`)ノ」
「バカじゃネイノ。」
「・・・」
「あ、ごめん。言いすぎた。」
「正解は?」
「コイネー。」
「あってるじゃん!」
「ちがうよ、」
「三文字じゃん!伸ばす棒も、あってるじゃん。」
「だめ」
…( ・3・)…コ( ̄□ ̄;)!!イ
ツ( ・3・)……キ( ̄□ ̄;)!!
ラ( ̄□ ̄;)!!イ( ̄□ ̄;)!!( ・ω・)…
「山川くんってさ、本当 好感度ないよね。」
=(;゚;Д;゚;;)⇒グサッ!! 本日2本目🏹
「まぁいいや。言ったところで、問題しか出さなさそうだし。次は?」
「え、えっと、( )かっこの中を埋める問題。
… ( 人名 )が神々の系譜をまとめた『神統記』と、農民の苦しさや労働の尊さを説く『 タイトル 』を著した。何が入る?」
「(人名は、) …ホメロスと にこいち のヘシオドス!」
「正解! …ならば何故、ちゃんと書けない、」
「ぬあぁあぁぁ”ー Σ(ノ `Д´)ノ」
「本のタイトルは?」
「労働の日々。」
「労働 “ と ” 日々。」
「ぬあぁあぁぁ”ー Σ(ノ `Д´)ノ」
_| ̄|●バンッ 床、BAN!
「さんかくにして。」
「ダメ」
「けち!!」
「今日から君の名前は、ケアレ・スミスくんだ。」
「ちがうよ。」
「ちがうの?」
「 私の名前は、Ms.テイク。」
シランコトガスキー原作【Yamakawa Publishing says it's different.】
クダラナイコトガスキー戯曲【ちがうってよ。(ヾ(´・ω・`) 】
日本語訳:シノダおれんじ【山川くんの口癖 ~ギリシャ世界編~】
おわり。
おまけ
関連作品
参考思考
またあそぼうねぇ~ヽ(*´∀`)ノ
※この作品は、山川出版『世界史Bマスター問題集』2ギリシャ世界 ( P11~P16)を基に 実際に解いてみて、間違った所を元に、つくった ふざけ散らかしてお片付けをしていない作品です。
いっしょうけんめい考えて、真面目に間違えたものを元に、ふざけております。
くれぐれも側にいる人の答えが、いっしょうけんめい考えて、真面目に答えた内容でも、まちがえていたからといって嘲笑いませんように。(感受性貧困のもとですぞ。)
特に学生諸君(君のことだぁ!)、 そして安易にウケるだろうと思って生徒のまちがい(珍回答)を、本人の名前を伏せて、許可を取ったとはいえ、学年中に言い触らす不埒なマネを一度でもしたことがある若年の先生方。
おもしろさには、姿形はありません。ですが、先生方に求められている「おもしろさ」「笑い」は、多分intelligence の分野であって せっかく受けた公務員採用試験です(^-^)
試験を受けなくても取りに行けるような「笑い」、funnyや humorやWitは 後回しで宜しいかと思います。
(いや、知らんけど。( *´艸`) )
くれぐれも感受性を安売りしませんように♪ヽ(*´∀`)ノ