どっちが。どっち?
「分からなくなっちゃった。」
「なにが。」
「どっちがいとしで、どっちがこいし?」
「ん?」
「漫才師。夢路いとし・喜味こいしさんのこと。」
「あぁ。なんで?」
「映像で、観たの。」
「へぇ ( ´ー`) どうだった?」
「おもしろかった。ヽ(*´∀`)ノ」
「そりゃあ、良かった。(^∀^) 」
「ずっと観ていて、どっちがどっちか分からなくなっちゃった。」
○また古い映像を見て。
「男の人。…いや、(両方、男性かぁ) 」
○一瞬、考える
「眼鏡を掛けている方が、こいしさん。」
「両方、眼鏡だよ。( ・o・)?」
「あぁ"、そうか。 」
○晩年はね。
「二人とも男性で。
眼鏡を掛けていて。
スーツを着ていて。
ネクタイを絞めていて、髪型もほぼ同じ。」
「 最後のは、余計だよ。」
「ねぇ。どっちが いとしで、どっちが こいし?」
「…お兄ちゃんが、いとしさんで。弟さんがこいしさんだったと思うよ。」
「そう軽く言われてもなあ。(._.) …」
「ん ?」
「“おじいちゃんの兄弟は、初見で観たら。どちらが兄で、どちらが弟なのか。” なんて分からないよ。( ・ε・)」
○こら。なんてこと言うの、(゜ロ゜)
「おじいちゃんと 言うなっ。おじいちゃんだけど。」
ていやっヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
「誰かが、見聞きをして。いやな、気持ちになるかもしれないような表現は遣わないの。例え、わるぐちでなくても。言葉は万能じゃないから、勝手に切り取られてしまうの。」
「…ごめんなさい( ・ε・) 」
○本当に、ごめんなさい。
「あくいのない、わるぐちが いちばん刺さるんだから。」
「ごめんなさい( ・ε・)。でも冷静に考えて。初見で観たら、どっちがどっちか分からないよ。」
「うぐぐ…(言葉にならん)」
「いとこいさんを 知らない人が、初めて見たら 『このおじいちゃん、どっちがどっち?』となると思うよ。」
「…まぁ、言っていることは 分からなくもないけれど。」
「だって。
二人とも男性で、眼鏡を掛けていて。
スーツを着ていて。
ネクタイを絞めていて、髪型もほぼ同じ。」
「こら、確信犯。成敗っ!
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ」
○てへっ
「THE 天ぷらヽ(*´^`)ノ ヽ(*´∀`)ノ」㌌
「ご飯を抜くな」 丼♪
「天ぷらって、揚げ物じゃなくて、“蒸し物”らしいよ。」
「あぁ。そう、( ̄σ・ ̄) 」
「どっちが兄で、どっちが弟?」
「だからぁ、(^_^;)」
○弱ったなあ、
「おじいちゃんの歳の差なんて分からないよ。( ´Α`) 」
「おじいちゃんと言うな。おじいちゃんだけど。 ┐(´д`)┌… 」
○はてさて、どうする。℘ ₰
「兄が “おじいちゃん” の場合、弟も自動的に “おじいちゃん” だよ。」
「“おじさん” という場合もあるじゃないか。」
○ THE 年功序列。
「それも、そうか。」
○そうだよ。
「いとしさんと、こいしさんは、何歳 年が離れているの?」
「さあ。…二歳くらい?」
「分からないよっ。(´Д` )
おじいちゃんの二歳差は、もはや分からないよ!(。・`з・)ノ 年齢差なんてないに等しいよっ。( ・`ω・´) 」
○大きな声を、出さないのっ。
「どうやって見分けたらいいの。」
「おっ、」
「お?」
「おじいちゃんと言うな。おじいちゃんだけど。」
○それしか言えんのか。
「せめてレジェンドと呼べ。」
「分かっているよ。レジェンドだから。だいすきだから、どっちがどっちなのか。よく分からなくなるんだよ。」
○だいすきならば、見分けを付けんか。……( ̄▽ ̄;)
「参ったな、」
○たいへんね
「ねっ…年齢が上なのが、兄。」
「あに?」
「兄より年齢が下なのが、弟。」
○その説明はどうかと思うけど。
「その逆が、あるというの!?」
○ほれ、見たことか。
「…ないよ。」
○今更、少し『しまった』という顔をしても遅いよ。
「ないのに、何で言うのッ。
(。・´д`・。) 」
○いらいらしないの、
「なんで、ちょっと おこっているんだよっ (。>д<) 」
「義理のきょうだいだったら、あり得るかもしれないじゃん!」
○もめないのっ。どうでもいい事で、もめないのっ。
「二人とも男性で。
眼鏡を掛けていて。
ネクタイをしめていて。髪型もほぼ同じ。」
「…。(呆れている)」
「 どっちがいとし(兄)で、どっちが こいし(弟)?」
「…。」
「・・・。(なぞに待機をしている。)」
○どうするよ
「あぁ"、… (もがいている、)」
「ん"~… (とりあえず考えるふりとかはしてみる。)」
「・・・。(考え中、)」
○手をひとつ叩く、
「分かった。お手々を もにょもにょと動かして、動作が多いのが こいし。 」
「 (おっ?(゜゜) ) 」
「 60年近く漫才をやってきて、何度も同じ話を繰り返しているにも関わらず、」
「関わらず?」
「『今 始めて聴きいたよ』というような。お顔の表情が超・一級品なのが、いとし。」
「いとし。(復唱)」
「そして、ご高齢になってからは。ボケはボケでも『本当に忘れてしまったのではないか。』と、こちらに思わせるような。嘘と本当の反復横跳びで、こちらを心地よく お芝居で 騙してくれるのが、いとし!」
「こいしも、段々と いらいらしていく表情の機微が、超・一流だよ!( ・`д・´)」
「分かっているよ!二人あわせて名人芸なんだよ!((ヾ(≧皿≦メ)ノ))(・`ω´・ )」
○なにで、もめているの。(´Д` ) ねぇ。本当にあなた達は、なにで もめているの。
「じゃあ、“鉛筆から栄養を摂取している”のは?」
○はっ?
「こいし。」
○話、通用するのね。
「いとしさんは、それを見て、『それ そんなに美味しいの?』と聞いている……はず。」
「はず?」
「何か、だんだんと、自信がなくなってきた。」
○まともな人は、どこにいるのぉ (´Д`)
「もっと良いものを食べればいいのに。」
○…(゚Д゚#)
「うるさいなぁ ( ̄Д ̄ )」
○ふたりともね。
「どっちが いとしで、どっちが いとし?」
「両方とも、いとしじゃん。」
「あ。普通に、言い間違えた」
「… 」
「…えっ(*゜д゜*)!
両方 いとしなの!?」
「ちがう。ちがう。双子で漫才をやっていますとか、そう言うことじゃなくて…。あぁ"ー、(もやもやしてくる)」
○近所にこういう人、いなくてよかったよ(´Д` )…
「君の所の嫁は…と 話し出すのが、こいし?」
「…ん?」
「娘さんがいる方が、いとし?」
○ あれ…本当にどっちだっけ。
…まともな人は、どこにいるの (´Д`)
『お客様の中で、上方芸能に詳しい真面目な方はいらっしゃいませんか~?』( ・∀・)ノ
「うーん…。」
「背が低いのが兄で、電車が好きなのが弟?」
○ はっ?
「それは中川家。別のお宅の兄弟を巻き込まないで。」
「…分かった!『兄ちゃん、ごめん。兄ちゃんに謝らないといけないことがあるんだ。』と言って話し掛ける方が弟で。まだ何も 謝罪の内容を 口にしていないのに
『あぁ"!?』
ともう(既に)ちょっと 怒っているのが、お兄ちゃん。」
「それは、ミキ!!」
「眼鏡の?(♪)」
○( ̄▽ ̄;) …
「…うん、そうそう。(いろいろ違うが、)合っているといえば合っている。」
○適当、
「いとこいさんも眼鏡だよ。( ・ε・)」
○確かに。
「あ"ぁ。そうだった。ややこしぃ…何で兄弟漫才師は、眼鏡率が高いんだよ。」
「知らないよ。」
○お目々が、しょぼしょぼするのは、人のゆく道です。
「一回チラッと観ただけだから、あんまり覚えていないけど 多分、それは(『あ"ぁ』と怒るやつは、) ミキだよ。」
「メガネのぉ~ヽ(*´∀`)ノ♪」
「 愛眼♪
…((ヾ(≧皿≦メ)ノ)) (くそっ)」
「のる方がわるい。( ^O^)」
○ (*-ω-)うんうん。どうやら。このふたりは、なかよしこよし。
( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )
「パペポの甥っ子。」
「パペポって、言うな。ちがうよ。絶対にちがう。」
「ちがわないって。」
「鶴瓶さんのご子息は役者さんだよ。前に舞台を観に行ったもん。東京セレソンDX。」
「笑福亭じゃなくて、
上岡の方だよっ。
ヽ(´Д`)ノ┌┛Σ(ノ ´3`)ノ」
「だれそれ 。( ̄σ・ ̄)」
「パペポが分かって。ミキが分かって。なんで 探偵!ナイトスクープの初代局長にピンと来ないかな。」
「あぁ。いたね、『さぁ。次のご依頼に参りましょう。』」
「そこじゃない。誰もそこにピンと来ないよ。」
「そうなの?( ̄σ・ ̄) 」
○本当…ああ言えばこう夕子…
「何で二分の一の確率で、ちがう方にいくのかな。」
「なんで、二分の一の確率なのに。いとこいさんが、分からなくなっちゃうのかな。漫才のネタは忘れないのに。」
「それが何よりもの 褒め言葉だとも思うけど。」
○だれ目線だよ。
「だれ目線だよ。」
○うお、被った。
「下駄、目線だよ。」
(※下駄…よく劇場に行く人のこと。お笑いだけとも限らない。(*-ω-))
「う~ん、」
○まだ なやんでいるの?
「( ´Д`)…仕方がないな。」
「…?」
「鍋!」
「鍋?」
「鍋が好きな方が弟で、弟の歯ぁが 頑丈すぎて驚くのが兄。」
「うん…?」
「まだ分からんか、」
「…いまいち。」
「鶏に、戒名をつけるくらい水炊きが好きなのが、弟。」
「いただきますの精神だ、」
「元々はボケとツッコミが逆だったのに、『あきたから』という理由で お稽古もしないで急に変えて 弟をびっくりさせたのが、兄。」
「よぅ知ってんな~」
「誰が言わせてんのよ。」
○…えへっ (σ *´∀`) Me
「じゃあ、曾我廼家兄弟は?」
「もういい。もういい。あそこ、本当の兄弟じゃないから。」
○そうなの?(朝ドラ『おちょやん』に出てきた板尾創路さんの役が、曾我廼家兄弟の『弟』の方。ややこしいので、割愛。…ならば書くなっ。) …えへっ。
「ビフテキとライスカレーで、ちりとてちんをしているだけだから。」
○おいっ。こら下駄よ。もうちょっと分かるように説明せんか。ごめんなさいね、うちの下駄が…。 (;´д`) 日露戦争の時代まで遡るので、今回は割愛。(…ならば書くなっ。)…えへっ。
「よぅ知ってんな~」
「にゃー! >ω< (誰が言わせているのよ。)」
○もやもやの頂点による奇声。
「にゃー! >ω< (シャー寄りの“にゃー”)」
「…猫?あっ、猫が好きなのが弟さん?」
「だから、それはミキで、パペポの甥っ子!」
「駿河…」
「笑福亭じゃないっ」
「上岡の方!!ヽ(*´∀`)ノ」
おわり。
仲間なかよし 仲こよしによる・なかよし漫談。『どっちが、どっち?』
( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )
プロフィール
仲間なかよし 仲こよし
:本名、兄・仲 小吉 (なか こよし)
弟・仲 善 (なか よし)。
おわり
またあそぼうねぇ~ヽ(*´∀`)ノ